第17回チャンピオンズカップ(G1)は伏兵サウンドトゥルーが大野の好騎乗で昨年3着からリベンジV。1番人気の武豊アウォーディーはソラを使って2着惜敗。

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2016第17回チャンピオンズカップ(G1)の結果分析

内枠から好発のアスカノロマンが先手を主張するも外から丸山のモンドクラッセがこれを強引に交わして先頭。

これにコパノリッキー、ブライトラインも加わって先行勢は息の入らない展開。

アスカノロマンは一旦控えて4番手。

1番人気の武豊アウォーディーはやりあう先行勢から少し離れた位置での追走。

直線入り口で息切れし始めた馬が次々と脱落する中でモンドクラッセが完全と先頭に立つが、これを和田のアスカノロマンが交わす。

ようやくここで目標を決めた武のアウォーディーが追い出してこれを交わしたものの、突き放すまでには至らない。

虎視眈々と一発を狙っていた大野サウンドゥルーがゴール直前でアウォーディーをクビ差捉えた。

先頭に立つとソラを使う悪癖のあるアウォーディーとしては並ぶと強いが外から一気に交わされる格好。

ダート無敗の連勝は惜しくも6連勝で止まってしまった。

勝ち馬への敬意は勿論だが、内容的にはいかにも漁夫の利があったため、ギャロップダイナやムービースターの天皇賞を連想する。

自在に乗れる馬に対して追い込み一辺倒の馬は平均して後れを取ることが多いが、展開さえ向けば勝てる。

★ポイント

レースを壊したのは丸山元気。アスカノロマンを強引に交わしたところでラップが急激にあがった。

競り合いを避けた和田は好判断。飛ばすだけ飛ばした結果、自身も残れないのでは意味がない。

丸山はもう少し勉強した方がいい。

乗り方次第では掲示板も十分にあったかもしれない内容。

中京のダート1800は基本的にペースが上がらず前が残る展開が多い。

アスカノロマンやコパノリッキーが逃げる展開ならアウォーディーが勝っていた可能性が非常に高かった。

■勝ったサウンドトゥルーにとっては何もかもが最高の展開

2016cc

※昨年は大野がミスをして脚を余した3着。

珍しいハイペースとなりまたとないチャンスを逃がしたが、まさか翌年もハイペースになってくれる運もあった。

2016ccso

※とにかく美しかった佐々木希。

佐々木希をじっくりと見られるパドック周回はないんですかねえ。

2016第17回チャンピオンズカップ(G1)の結果
1着 サウンドトゥルー 大野 拓弥 1.50.1   35.8 14-13 高木 登 6
2着 アウォーディー 武豊 1.50.1 クビ 37.0 06-05 松永 幹夫 1
3着 アスカノロマン 和田 竜二 1.50.2 1/2 37.4 03-02 川村 禎彦 10
4着 カフジテイク 津村 明秀 1.50.3 クビ 36.0 14-15 湯窪 幸雄 11
5着 アポロケンタッキー 松若 風馬 1.50.5 11/4 36.9 10-11 山内 研二 7

※昨年はハイペースだったが2年連続でハイペースになるのは珍しい。

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m  1000m
12.7 23.4 36.3 48.8 1.00.6
12.7 10.7 12.9 12.5 11.8
1200m 1400m 1600m 1800m  
1.12.4 1.24.8 1.37.1 1.50.1  
11.8 12.4 12.3 13.0  
4F 49.5 – 3F 37.7

※先週のJCの綺麗なラップとは大違いの乱れたラップ構成。

明らかにペース配分を出来ておらず、ただ逃げただけの丸山元気は審議。

■2016第17回チャンピオンズカップ(G1) レース映像

■各馬のコメント

1着サウンドトゥルー

条件馬時代から見てきた馬だが、これまでの成績では大野が出世の脚を引っ張っていたのが実情。

ようやく出遅れ癖も改善してG1制覇の絶好のチャンスだったのが昨年のこのレース。

だが、大野の判断ミスで進路を確保できずに脚を余しての3着。

次走の東京大賞典で何とかミスを取り返すことに成功するが、川崎記念ではまたもや騎乗ミスで2着と取りこぼし。

その後もコンスタントに掲示板は確保するも勝ち切るまではいかず年内もここまで5連敗中だった。

追い込み一辺倒のため、展開の助けがどうしても必要となるため、紛れの少ない地方競馬では仕方なし。

そういう意味ではレベルの上がる中央G1の方がこの馬には向いた。

こちらとしては昨年の酷い騎乗が記憶に残っていたため、馬券には入れても勝つまでのイメージは沸かず。

ところがいざ蓋を開けてみると別人のような好騎乗で勝利。

確かにハマったとはいえ、大野の距離のロスを最小限に留める作戦が決まらなければ勝利はなかった。

2着アウォーディー

レース開始後には一瞬ブライトラインがアウォーディーかと見間違うような位置取り。

当のアウォーディーはいつもに比べて行き脚が悪く中団。

どうにも押っつけながらの追走はペース感覚に優れている武豊が選んだというよりも馬が行かなかった様子。

道中も促しながらポジションを上げていく様子が垣間見えた。

行きっぷりが悪いなりにも直線ではきっちりとアスカノロマンを捉えてさすがなところを見せたが外から一気に上がってきたサウンドトゥルーの強襲には対処が出来ずクビ差の後れを取った。

残念ながら連勝は6でストップしたが、王者のレースをしたのはこの馬であり力は抜けていた。

東京大賞典でリベンジマッチとなるが普通に勝つだろう。

むしろ気になったのは肝心のG1でプラス10キロの仕上げをした陣営。

追い切りで遅れたのもこのあたりの影響が推測される。

3着アスカノロマン

レース後のコメントで和田が逃げなかったことを悔いていたが、丸山元気があれではおそらく競り合いになって共倒れ。

あそこで控えたからこその好走と考える。

まだ元気が控えて和田がペースメーカーになれていたなら勝機もあったが・・・。

アウォーディーの強さも光ったがそもそもさらに前にいたのがアスカノロマン。

レース内容としては漁夫の利で勝利したサウンドトゥルーよりも上の評価。

前走は不可解な凡走をしたとはいえ、東海Sを楽勝するなど実績は十分。

10番人気はさすがに馬鹿にされ過ぎた。

東京大賞典に出てくるなら狙いたいのはサウンドよりもこちら。

4着カフジテイク

サウンドトゥルーの勝因はとにもかくにも展開が向いたのみならず、大野の好騎乗があってのものだったが、カフジテイクの敗因は逆に馬ではなく津村。

レース後のコメントでは器用さがないからその差だと発言していたが甚だ疑問。

最後方追走はどちらも同じであり、明確な差となったのは直線入り口のコース取りの方。

巷では11番人気の馬を4着まで持ってきて文句を言われる筋合いはないという向きもあるがそれは間違い。

あくまで馬の人気は人間側の都合で作り出されるものである。

もしこれが人気馬で同じことをやったら叩かれるのがわかっていない。

実際に同じことをしてやらかしたのが昨年の大野君だったのだから。

借りを返した大野君のように津村君にもさらなる成長を期待したい。

2016ccpt

※通った距離の差が勝ち負け逆転するレベル。

5着アポロケンタッキー

期待以上でも以下でもなく納得の結果。

ハイペースを追い掛けずに後方から競馬をした松若の判断は好感。

結果的になのか考えてなのかはわからないが見どころのある若手騎手である。

6着ノンコノユメ

クリストフから積極策のライアンに乗り替り中団からの競馬。

正直昨年のノンコノユメなら勝てたかもしれないレース。

加藤征弘調教師は昔から迷走気味だが、この馬の去勢は失敗。

まだ先があるだけに今後の良化に期待したい気持ちはあるが、タマを取ってからは覇気のないレースぶりが気になる。

騙馬は長く活躍ができるだけに今後に期待したい。

ホルモンバランスが狂って筋肉量がかなり落ちるらしいので戻るまでの辛抱。

7着モーニン

武蔵野Sでは揉まれ込んで砂を被らされて走る気を失くしたのが敗因と説明があった。

今回は揉まれない上に砂も被らないで済む大外を引けたが、今度は距離のロスをどう誤魔化すかに騎手の腕が要求された。

ところがそこにはまたしても揉まれ込むモーニンの姿が。。。

戸崎はG1で買える騎手じゃないなと実感。

ただ、まだ見限るのは早い。

1800は長い可能性もあるしこの馬の買いはフェブラリーS。

12着ゴールドドリーム

勝負に行ける位置で乗ったミルコの判断は悪くないが馬の能力が足りてない。

春はハイレベルだと絶賛されていた3歳世代への過大評価もそろそろ見直しの時期。

13着コパノリッキー

ハイペースになるとまったく見せ場のない大敗をする馬。

非常に乗り難しい馬だけに次走東京大賞典でも軽視は禁物。

自分のレースが出来た時は強い。

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