「データブレイク」と再構築の切れない関係…気づいたときにはもう遅い?【WIN5】
常に法則性を考える努力を怠ってはならない
データ時計の把握とはいたごっこの繰り返しである
7→2→4→7→9人気の決着で8900万円の大波乱に終わった先週末のWIN5。最終関門のNHKマイルC(G1)も9番人気パンジャタワーという荒れ具合だった。
それまで7番人気を2回拾っていたとしても、リーチのかかったラストで一番荒れたのだから、絶望に打ちひしがれたウィンファイヴァーも多かったはずだ。1番人気アドマイヤズームに絶対の信頼を置けなかったものの、マジックサンズが勝てなかったのは、個人的にも少々意外でもある。
本サイトは、なるべく予想のブレを修正して機械的に効率よく的中できないかという試行錯誤も研究中。ここ最近も人気の傾向からデータ重視でどうにかならないかと検証を行っていた。
見つけてはデータブレイクの繰り返し
まずひとつめがこちらの記事で触れていた5レースすべて3番人気以内の購入を続けていると、100万以上のプラスになったというデータ。記事を書いた途端に12番人気の大荒れからスタートして面食らった。
次にこのネタのバージョン2としてこちらの記事を書いた訳だが、19戦17勝を誇った1レース目の5番人気以内というデータも7番人気の勝利で沈没。うーん、こういうのってホント「気付いたときにはもう遅かった」ってのが多いねえ。
しかし、そもそもデータというのは一定期間の動向を見守った結果、何かしらの法則性が連続していることに気付くもの。この「いたちごっこ」みたいな苦渋を繰り返すことに意味がないとは思わない。こういった発想はWIN5のようなデータ以前に馬券の予想にも役立つからだ。
まあそれにしても4月のクラシックシーズンに入って少し落ち着くのかと思ったら、1億8500万→217万→8900万円な訳でさ。脳死でこれらを拾うにはきつかったのも仕方ない。
この手の配当圏を拾う買い方は別にある訳で、少ない予算で背伸びしてもほぼ間違いなく当たらない。本気でやるなら10万20万くらいは用意しないと人災やアクシデントの誤差に対応できないだろう。
今週のヴィクトリアマイル(G1)にしてもルメールのアスコリピチェーノの1番人気がほぼ確実だが、昨年のことを思い出して欲しい。
NHKマイルは川田将雅のジャンタルマンタルに押し込められる致命的な不利で2着だったが、まともならアスコリピチェーノが勝っていた可能性も高かった。
ヴィクトリアマイルにしても14番人気テンハッピーローズが大波乱を起こした一方、1番人気マスクトディーヴァは内へ追いやられて前が塞がって敗戦。ルメールやモレイラですらミスはするし、前者は川田、後者は鮫島克駿がモレイラを罠にハメた。そんなことまで予想は出来ないだろう。
言ってしまえば、自分の力だけではどうしようもできない波乱に対処するなら、結局のところ金で解決するしかないって話だよね。