「全通り買い」すらやりたくなる酷さ…絶望的にレベルの低いラジオNIKKEI賞の展望
何なんだよこのクソレースは
福島11RラジオNIKKEI賞(G3)芝1800
アタラシイカドデニ 内田博幸
インパクトシー 未定
エキサイトバイオ 荻野極
エーオーキング 大野拓弥
ショウナンマクベス 津村明秀
スナークピカソ 小沢大仁
センツブラッド 菅原明良
チョングク 丸田恭介
トレサフィール 横山典弘
バズアップビート 戸崎圭太
ビーオンザカバー 田辺裕信
フクノブルーレイク 松岡正海
モティスフォント 未定
レーヴブリリアント 舟山瑠泉※フルゲート16頭
昨年は6番人気オフトレイルが穴をあけたが、自身の最長距離である芝1800の重賞を勝ちながら、今となっては短距離馬として活躍中。3歳夏の時期は距離適性もまだまだあやふやだ。
前走の白百合S(L)で本馬に先着したミナデオロの方を狙ったが、こちらは9番人気で10着に大敗している。2着馬シリウスコルトはゴ三浦師匠から解放されたのち、新潟大賞典(G3)で初重賞勝利を手にした。
やはり三浦が乗っても好走するような馬は、チャックネイトやキープカルムはじめ、重賞級なのだろう(決めつけ)。実際、彼が乗り続けなかったからこそチャンスが転がりこんだはず。現実はときに残酷だ。
それはともかくとして今年のメンバーは、これまた酷い。グレードがつくのも疑問が湧くほどのしょっぱさである。唯一目立つ戦績があるとしてもスプリングS(G2)2着フクノブルーレイク程度だが、本馬もまた同レースを1勝クラス3着から好走していた程度だった。
そういう意味では昨年同様に白百合S組を上位に見たくもなる。
トレサフィール(牡3、美浦・稲垣幸雄厩舎)
昨年11月東京で武豊を背にデビューして7着。なかなか見事な溜め殺しを見せて後方のままに終わった。だが、横山和生に乗り替わった2戦目からは一転して逃げに脚質転換。2戦目は2着に敗れたが、3戦目と4戦目を連勝した。
長い直線の東京で逃げ切った内容は評価したいものの、福島の中距離は意外と前が残らない。一昔前は前残りが多発していたはずだが、おじさんのひと昔というのは20年も30年も昔のこと。
メンバーが弱そうなのは確かだが、ここもすんなりのイメージは湧かないかもしれない。
フクノブルーレイク(牡3、美浦・竹内正洋厩舎)
スプリングSで権利取りに成功した皐月賞(G1)は格の違いを思い知らされる16着に惨敗。その一方で最下位のピコチャンブラックには先着したのだから、これはレースレベルが怪しかったということだろう。
主戦の松岡正海は父ウインブライトの手綱も取った。ロマン的には応援したいが、割と晩成のタイプじゃないかという気もしている。
バズアップビート(牡3、栗東・友道康夫厩舎)
デビューから5戦連続で1番人気に推され、2月小倉の未勝利でようやく初勝利。ダービー出走の権利を狙ったプリンシパルS(L)は9番人気で競走中止とツキのない馬である。
ただ、7番人気で挑んだ前走の白百合Sは騎手で着順が入れ替わったレベルの同タイム3着。勝ち馬のライトトラックが一枚上だったことは認める必要もあるが、見せ場は十分に作った。
ここはむしろ空気を読まない圭太ちゃんの出番があるかもしれない。
圭太ちゃんとラジオNIKKEI賞といえば、やはりクソ騎乗でやらかしたレーベンスティールの敗戦だろう。スローペースを後ろに下げて取りこぼすシーンは、まるで風物詩のよう。
今となってはそれすらも愛おしいくらいに圭太ちゃんの下手くそさすらも可愛いと思える。
これこそ人間の感情の極み、希望より熱く、絶望より深いもの…愛よ(歪み過ぎぃ)
人気の圭太ちゃんを信じるから裏切られて闇落ちするんだ。逆に考えろ、人気で飛ばして穴を持ってくる救世主だと……。
ゼンツブラッド(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)
本馬も白百合Sの2着馬。キング姐さんを乗せても京成杯(G3)8人気8着ではどうしようもない。とはいえ、ダーレーで斉藤崇史厩舎というのは割と怖かったりもする。菅原明良がコンビを組むのも面白い。
こちらはデビューからの特別戦で芝の成績。東京専用機で中山だけ勝てない傾向の明良も福島は中山ほど悪くない。騎乗馬の質が上がるローカルなら前進あるのみだ。
ショウナンマクベス(牡4、美浦・清水英克厩舎)
最もまともな成績ならこの馬。新馬勝ちから順当にステップアップして、強い相手に返り討ちに遭ってきた。まあ普通に走って普通に負けてきたから、上下のブレに関しては少ない。
この馬が勝つようなら今年のレースレベルは引くほど低いことになる。
ハッキリ言ってグレード剥奪レベルのメンバー
クソコラやまどマギネタで遊んだように、WIN5対象でもなければ、間違いなく手を出さないようなレース。予想するのすら時間が勿体ない。
資金に余裕があれば全通り買いをしたくなるほど。こういうときは騎手の腕がモノを言うだけに、何年も重賞勝ちのない騎手は思い切って無視するのもありか。