1日、中山のメインは第94回中山記念(G2)が開催。1番人気に支持された横山典弘騎乗の4歳馬ダノンキングリーが、昨年のマイルCS(G1)敗退の汚名返上となる快勝。2着にミルコの2番人気ラッキーライラック、3着にソウルスターリングが入った。
中間は猛時計を連発して絶好調インディチャンプはまさかの4着に敗退。プラス16キロの馬体も響いたか。出遅れたペルシアンナイトは5着、ミナリクとの初コンビが注目されたウインブライトは7着完敗で次走へ課題を残した。
先週の小倉大賞典では単勝1.4倍の断然人気ヴェロックスが敗因不明の9着に敗れ、4歳世代の低レベル説が再燃したタイミング。ダノンキングリーにとっては負けられないレースだったといえる。
レースはマルターズアポジーが逃げ、周りも無理に追いかけないままスローで流れる。
すでに往年の力が残っていないアポジーの逃げは昨年よりラップも遅かった。これを逆手に取ったのが北村宏司のソウルスターリングだ。プラス18キロのデビュー最高体重は想定外も藤沢調教なら仕方なし。直線に入ってもしぶとく粘り、インディチャンプを4着に退けた。
3番手につけたダノンキングリーにとっては最高のポジショニングとなった。
前の2頭はペースメーカーのような扱いで自身はいつでもGOサインを出せる位置。それでも後続はまったく動く気配もなく、せいぜいペルシアンナイト池添が早めに上がってきた程度。
ラッキーライラックはダノンより前の3番手になる勢いもミルコは位置をキープせずに下げる選択。これまでの積極策から待機策で結果を出したスミヨンの騎乗を意識した可能性は多分にある。誤算だったのは勝負所の3,4コーナーだろう。前を行くダノンキングリーに並びかけようと促すものの一向にギアが上がらない。
加速に手間取っている内にダノンとの差はますます開いて、まさかの凡走すら予感させる反応の悪さを見せた。残り200mあたりでようやくエンジンが掛かり、粘るソウルスターリングは何とか捉えたものの、勝ち馬はすでにゴールした後。
それまでマイルから中距離を使っていたのを2200m、2400mに路線変更した影響もあったかもしれない。とはいえ、力があるところは十分に証明できた内容だったとも言える。
インディチャンプは祐一も内々をロスなく回り、慎重に走った印象。残念ながら乗り方には勝負駆けの雰囲気を全く感じられなかった。あれだけ坂路でしごきながら輸送までしてここまで体重が増えていたのかは謎である。
実績的には1番人気に支持されても不思議ではない馬にもかかわらず、4番人気で留まったのは競馬ファンの見る目はさすがというしかない。距離はやはりマイルがベスト。次走は普通に見直せる。
深刻だったのはミナリクのウインブライト。昨秋のオールカマーもこんな感じの凡走で松岡まで距離が長かったと敗因に窮していた。そのときよりは中間の乗り込み量も多く、追い切りの内容も決して悪くは見えなかったのだが・・・。
目次
中山記念のラップ構成
12.4-11.8-11.8-11.5-11.7-11.9-11.3-12.1
36.0-47.8-59.3
58.5-47.0-35.3
L1のみ12秒台になるも全体的に行ったまま。
ダノンキングリーは今年も普通に狙えそう
NO.1サートゥルナーリア、ワールドプレミアが不在でもしっかりと勝ち切れたのは大きい。
ヴェロックスは次走で巻き返せるかどうかは不安な負け方。
レース後のコメント ※ラジオNIKKEIより
1着 ダノンキングリー(横山典弘騎手)
「行く馬がいて、考えていた通りの位置になりました。直線に向いての手応えも良く、1頭になってからはフラフラしていましたが、その分伸びしろがありそうです。(無観客について)嬉しいですけど、勝っても寂しいです。やっぱりファンあっての競馬だと強く思いました。GIを勝つ力は十分あるので、このまま無事に行ってくれたらと、期待も大きいです。一日も早く収束して、大勢のお客さんの前で、大きいレースを勝ちたいです」
いつもは馬は頑張ってるよで済ませる典が、勝てた喜びもあるだろうがここまで饒舌なのは珍しい。よほど嬉しかったと見える。G1を意識する言葉が自然と出るからには相当な手応えを感じたのだろう。大阪杯をめざすようだ。
2着 ラッキーライラック(M.デムーロ騎手)
「残念でした。忙しい感じでしたし、3コーナーから4コーナーの反応が、よくありませんでした。直線に向いて手前を替えて伸びていましたが、勝った馬が楽勝でした。それでもスタートして良いところにつけられましたし、折り合いも良かったです」
今日のようなスローで忙しいなんていっていたら困る。一瞬バテたのかと思える手応えからの再起動はさすがだったともいえる。今回が初コンビだっただけに次走大阪杯で前進を期待。
3着 ソウルスターリング(藤沢和雄調教師)
「久々でしたが良い競馬をしていました。勝ち馬に早めに来られましたが、最後までしぶとかったです。2回連続で出走を取消していましたから、もしもう1回走れるのであれば走りたいです。ここまでよく頑張ってくれました」
宏司は中山芝1800ではミルコ並みに結果を残している騎手。人気馬の騎乗が少ないだけ地味。
4着 インディチャンプ(福永祐一騎手)
「初めてのコーナー4つの競馬で上手く立ち回ってくれました。スタートを五分に出て、道中は我慢がきいて、勝ち馬を見る形で行きました。4コーナーを回る時、手応えが良かったので、どれくらい伸びるかと思いましたし、2着は楽にあるかという手応えでした。そこが1800mだからなのか、58kgもあったかもしれません。中間は調教を積んで、動ける体つきでしたし、次はきっちりと万全の態勢で臨めると思います」
祐一らしいといえばらしい4着だが、悲観する内容ではなかった。叩いて次が狙い目。
5着 ペルシアンナイト(池添謙一騎手)
「元々スタートは上手でなくて、今日も良くなくて後方からになりました。このメンバーにしてはペースが遅いと感じたので、3コーナーから動いていきましたが、直線は伸び切れない感じでした。休み明けだった分もあるかもしれません」
追い切りがよかったため、仕上がっているのかと思われたが案外。
出遅れがなかったとしても今日は勝ち目なし。
6着 マルターズアポジー(武士沢友治騎手)
「行かせてもらって、自分の競馬ができました。踏ん張っていましたし、ああいう形で毎回できれば良かったです。それでも無事終わって良かったです。少頭数もありましたし、最近の中ではよく頑張ったと思います」
往年のスピードはすでになく、空気を読んで絡まれなかった程度。
武士沢とのコンビが見られてよかった。お疲れさまである。
7着 ウインブライト(F.ミナリク騎手)
「レース前は落ち着いていました。ポジションも問題ありませんでした。しかし、ペースが速くなった時にウインブライトらしさがありませんでした。3コーナーから4コーナーで手応えがなくなって、直線では伸びませんでした。謎ですね」
謎ですね。。。ってまあ、わからんでもない。
ここまで走らないのは松岡でも変わらなかったのではないか。
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