【WIN5】シルクロードS(G3)の傾向と対策、および攻略ポイント

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 キャリー祭りの余韻も残る今週末の開催だが、先週までの中山&中京開催から京都&東京へと替わる。振れ幅の大きいローカルの小倉は引き続き開催があるから注意だ。

 まずは日曜京都のメイン・シルクロードS(G3)から触れておきたい。

 近年は春のスプリント王を決める高松宮記念(G1)を見据えたステップレースとして、より注目度も上がった。過去10年の勝ち馬の前走でシルクロードSを経由した馬は5頭と実に半数を占める。

高松宮記念でも侮れないシルクロードS組

2016年 1番人気 ビッグアーサー 福永(1人気5着・デムーロ)
2017年 5番人気 セイウンコウセイ 幸(4人気2着・松田)
2018年 2番人気 ファインニードル 川田(4人気1着)
2020年 9番人気 モズスーパーフレア(繰上)、(2人気4着)
2023年 12番人気 ファストフォース 団野(10人気2着)

 右側が前走・シルクロードSでの成績と騎乗騎手である。

 ちなみにその他の5頭については、チェアマンズスプリントのエアロヴェロシティ、阪急杯のミスターメロディ、香港スプリントのダノンスマッシュ、オーシャンSのナランフレグ、香港スプリントのマッドクールという内訳だ。

 まあこちらは宮記念のデータとなるため、シルクロードSとは別件となるのだが、今年もこのレースを好走した馬が高松宮記念で好走する確率は高いと見てていい。

 つまり、G1級のスケールを持つ馬か否かというのも予想のポイントとなりそうだ。

 では、レースの傾向を人気の面からチェックしてみる。

過去10年の人気別成績

1番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% ダノンスマッシュ
ーーーーーーーーーー
2番人気 5- 0- 1- 4/ 10 50.0% アンバルブライベン、ダンスディレクター、メイケイエール、ナムラクレア、ルガル
ーーーーーーーーーー
3番人気 2- 2- 2- 4/ 10 20.0% アウィルアウェイ、ダンスディレクター
4番人気 2- 1- 0- 7/ 10 20.0% ファインニードル、シヴァージ
ーーーーーーーーーー
5番人気 0- 2- 0- 8/ 10 0.0%
6番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0%
7番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0.0%
8番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0%
9番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0%
10番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0%
11番人気 0- 1- 1- 8/ 10 0.0%
12番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0%
13番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0%
14番人気 0- 0- 0- 9/ 9 0.0%
15番人気 0- 0- 1- 8/ 9 0.0%
16番人気 0- 0- 0- 8/ 8 0.0%
17番人気 0- 0- 0- 7/ 7 0.0%
18番人気 0- 0- 0- 6/ 6 0.0%

 今年の出走メンバーも多士済々だが、データ的では上から4頭でいい傾向。中でも2番人気が5頭と他を圧倒している。逆に1番人気馬は通常の勝率を下回る1勝。これを点数の無駄と割り切るなら、234番人気の3点で抜ける戦略もありだろう。

 某サイトの予想オッズによると

1番人気 ソンシ(危険?)
2番人気 ビッグシーザー(激熱?)
3番人気 ピューロマジック
4番人気 カピリナ
ーーーーーーーーーー
5番人気 ウインカーネリアン
6番人気 ペアポルックス
7番人気 セントメモリーズ

といった様相の想定となっている。

 先述した過去の勝ち馬に共通していたのは、やはり芝1200mにおける重賞勝ち及び好走の実績である。やはり短距離重賞のタイトルがあるに越したことはない。

 今年の想定では、ウインカーネリアン(2.2.0.1)、ビッグシーザー(1.1.2.2)、ピューロマジック(2.0.0.1)、プルパレイ(1.0.0.4)などがクリアしている。

 また、シルクロードSがハンデ戦であることも重要なポイントだ。23年から負担重量が1キロ増えることになったが、見た目的にも58キロと59キロはやはりことなる。とはいえ、全馬に共通することなので考えすぎてもよくないか。

 参考までに過去10年でトップハンデを背負った馬の成績を振り返ろう。

トップハンデを背負った馬の人気と着順

15年 58.0キロ マジンプロスパー 14人気11着(8歳)
16年 57.5キロ サトノルパン 4人気6着
17年 57.5キロ ダンスディレクター 3人気1着、ネロ 1人気11着
18年 58.0キロ セイウンコウセイ 5人気2着
19年 57.5キロ アレスバローズ 10人気5着
20年 58.0キロ セイウンコウセイ 10人気5着
21年 58.0キロ セイウンコウセイ 15人気5着
22年 57.5キロ ビアンフェ 6人気9着、レッドアンシェル 11人気11着、ジャンダルム 5人気13着
23年 58.5キロ トウシンマカオ 3人気4着、グルーヴィット 8人気15着
24年 58.0キロ アグリ 1人気2着、トゥラヴェスーラ 9人気6着

※今年該当は59.5キロを背負うビッグシーザー、59.0キロのウインカーネリアンあたり。

 前走レースとしては重賞もしくは淀短距離S(L)がデータとしてはマスト。オープン昇級初戦で通用するほど甘くはないレースということか。

ちょw待てよwww

 確かに1番人気が不振でソンシは同じ京都の芝1200で行われたタンザナイトS(OP)でメイショウソラフネの2着に負けただけでなく、瀬田S(2勝)も1番人気で11着と京都コースは2戦2敗と得意ではない。

 さらに人気して当然のビッグシーザーは苦戦しているトップハンデ。カピリナもオープン昇級初戦。この手のパターンはスワンS(G2)を1番人気で13着に凡走したクランフォードを思い出す。

 つまり消去法でいけばピューロマジックしか残らない。とはいえ、開幕週の京都でも去年そこそこ長く使った馬場である。例年なら前残り狙いでいいようなものの、前走逃げた馬が5頭もいる中でハイペースは避けられないのではないか。

 つまり、有力視は出来ても全幅の信頼を置くには不安が残る。やはり土曜の馬場傾向を把握し、枠の内外もチェック。場合によってはデータブレイクとなる567番人気も頭の片隅に入れておくべきかもしれない。だが、さすがに二桁人気馬が激走するほどの余地はないと思う。