クリノメイ一変に武豊ハナ差でスルリ…北村友一に「ブチ切れるファン」続出…チューリップ賞は今年も望み薄?

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過去、多くの桜花賞馬を輩出したチューリップ賞(G2)だが、なぜかG3から昇格して以降、本番を勝利した馬はいない。直近の優勝馬は14年のハープスターまで遡る必要があるのだから、この不名誉な記録が11年も続いたことになる。

今年の同レースは9番人気クリノメイの勝利で終わったが、この分なら連敗記録はさらに伸びそうだ。見どころがあったとすれば、かつての桜花賞男・武豊が狙いすまして7番人気ウォーターガーベラを2着に持ってきたことだろうか。

ただ、レースとしてはお世辞にも高いレベルだったとは言い難く、勝ちタイムも1分34秒0では平凡だ。何しろ同日の阪神で行われた4歳上1勝クラスの1分33秒0より1秒0も遅かったのだ。そのレースを勝ったブリックワークにしても、前後半3F35秒1-34秒1のスローペースを逃げ切り。本馬が前走の1勝クラスでさえ9着、2走前に5着だったことを思えば、察しが付く凡戦である。

じゃあもし、ブリックワークが同じペースで逃げていれば1秒差で大楽勝をしたのかとなると分からないものの、逃げた馬が1秒も速い時計でゴール板を駆け抜けていたなら、チューリップ賞のメンバーは、なす術もなく敗れていた可能性はある。

昨年暮れの阪神JF(G1)でビップデイジーが1分33秒6(0秒2差)の2着に入っていたとしても、チューリップ賞で格下相手に切れ負け。しかもスローペースで前にいたにもかかわらずだ。

これはもうどうしようもなく酷いレースだったというしかない。

というわけで、こんなクソレースで負けてるようじゃG1で通用する訳なかろうといった感じ。

レースそのものにどうこうはどうでもよくて、あえてクレームをつけるならクソ騎乗をかました2頭の騎手。先に主な騎手のコメントから見てみようか。

1着クリノメイ 酒井学
「中間からしっかり馬を落ち着かせるために厩舎の方で馴致をしてくれて、ゲート練習もしてくれていた。テンションが上がりやすいが、そういうところもしっかりと工夫しながら、なるべく馬が落ち着くように持っていってくれた。本番に向けても、しっかり調整して、力を出せる状態で臨めれば、いい競馬をしてくれるのではないか」

北の将軍か人造人間19号かって外見の須貝師だが、調教師としての腕はさすが。騎手時代にパッとしなかった人物が調教師で大成するケースだね。JFでは「枠内駐立不良〔立上る〕。馬体検査。危険防止のため外枠から発走」とまともに走れる状態でなかったにしろ、14着に惨敗。こっそり馬券を買っていただけに当時の印象も強かった。

能力の根拠はデビュー2戦を強い内容で連勝。サフラン賞ではエンブロイダリーにも勝っていた。でも出遅れたエンブロイダリーはまだしも、2着ミラーダカリエンテ、3着キョウエイボニータが次走でさっぱりだったため、疑いを払拭し切れないままだった。一応今回も馬券には入れていたとはいえ、1着まであるとは想定外だった。

2着ウォーターガーベラ 武豊
「惜しかった。思い切って狙った。最後も良く伸びてくれてあと一歩。でも良いレースはできた」

3着ビップデイジー 幸
「理想は前に壁を作っての競馬でしたが、外から何も行く馬がおらず道中は力んで走る形になりました。その分の負けかな」

4着ザラタン 池添
「もったいなかった。スタートで立ち遅れたが、勝ち馬の後ろでロスなく行き、直線で前を交わせそうでした。しかし、前に隙間がなく、残り100メートルは追い辛くなりました。前が開いていたら」

5着ナムラクララ 西村
「スタートは良かったのですが意図的に馬の後ろに入れた。この経験は次に繋がる」

6着ルージュソリテール 北村友
「直線まで手ごたえは良く、反応出来そうな感じで回ったが、直線で進路がなく、全部の力を出し切れなかった。別の進路を取れたら全力を出し切れたと思います。力は見せてくれた。枠はもっと内が良かった」

10着フェアリーライク 岩田望来
「ペースが遅く、折り合いを欠いた。そこだけ」

11着マイエレメント 坂井
「そこまでかかっている訳ではありませんが、抜ける瞬間が無く力を出しきれない感じ。乗り味はとても良い馬ですが」

はい、大体はこんな感じです。

幸はしょうがないよ。あれで勝てないのは馬が弱かっただけ。JF2着といっても勝ちを意識した乗り方じゃなくて着拾いに徹しての好走。欲を出したら勝てなくなる典型的なパターンか。

ナムラクララの西村は、さすが今絶好調って感じのコメント。距離が長いのは分かってたことで、姉に比べてスケールで見劣っているのも分かっている。しっかりと今できることをやっているよね。

フェアリーライクの望来は知らん。ペースが遅くて折り合えないって人のせいにするな。遅ければ僕が行きますがくらいの気持ちで乗れや。

マイエレメントのガシマンも乗り方どうこうの負けじゃあない。武史も苦労していた馬である。

つうわけでクソ騎乗戦犯は池添謙ちゃんと北村机の両名です。

まず池添だが、スタートしてクリノメイのすぐ後ろをキープ。3コーナーまではいい感じで内を回っていたけども、4コーナー入り口でインのスペースを豊のウォーターナビレラに突っ込まれて外。直線で外に膨れた勝ち馬の内を豊が伸びた一方、池添は膨れたクリノが前にいて追えない。コメント通り、前が塞がって脚を余す格好となった。

このレースで一番度肝を抜かれたのは、武豊のイン突きを目撃したことかもしれない。レジェンドはもうリスキーな騎乗をすることがなくなり、大抵ケツから外を回すディープ乗りがほとんど。ところがヤスみたいなイン突きをしたんだからビックリするよそりゃ。

何故かってそりゃ兄弟子の河内さんの調教師引退に華を添えようって目論見だったんだろうけど、今になってまだこんな武豊が見られるとは思わなかった。てっきりもうドウデュースみたいな馬でしか勝たないんだとばかり。

てことはその気になればまだまだこういう乗り方出来るってことよね。俺は好きだなあこっちの方が。こういう豊をもっと見たいよ。

で、DV謙ちゃんは人間的にクソ野郎だから置いておくとして、失笑レベルで酷い騎乗だったのはルージュソリテールに騎乗した北村友一。おまえもう船降りろ。

スタートは決めたもののスローで馬が行きたがり、前に壁を作りたいのは分かった。だが結局これといった壁も作れないまま、手綱を引っ張るだけ引っ張って馬群の中へ誘導。判断が遅いから何もかもが後手に回ってポジションを押し上げるのも他よりワンテンポ―ツーテンポ遅れた。

でもって最悪なことにこいつが突っ込んでいったのは池添謙一ザラタンの後ろという最悪さ。前が詰まっている池添のさらに後ろで自分が詰まってるんだからどうしようもない。

残念なことに馬の方は脚が残っていて伸びていた。前が相手さえいれば3着以内も十分あっただろう。挙句の果てに直線で一度も前が開くことなく馬なりで入線だもの。おまえさあ、12番からスタートしてなぜ内で詰まるのよ。こんなの戸崎や三浦でもレアだぜ?

そこで思い出したのが、この馬のデビュー戦は西村が乗って楽勝していたこと。これが北村友一と西村の差だわ。鞍上弱化が著しい。いやね、ホント勿体ない。

デビュー戦の勝ち方は人気の盲点となるパターンだったし、陣営も「権利を取りたい」って自信を隠してなかったのにな。

某キチガイ掲示板を覗いてみたけど、ルージュソリテールのファンもクソ騎乗にブチ切れてたわ。そりゃそうだよ。一応クロワデュノールはスローでも折り合いつく賢い馬だけど、北村友一に技術の成長は見られなかったねこれ。あの馬もさっさと乗れる騎手に替えてやった方がいい。

2歳女王アルマヴェローチェにしてもまだまだ不安な岩田望来。3歳牝馬は混沌としている感じ。もしかしたら桜花賞はクソ荒れるかもしれないね。

★次走注目
ザラタン
ルージュソリテール