コントレイル、サートゥルナーリアがプッシュ…クロワデュノール疑うなら枠順確定後?【皐月賞】

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コントレイル、サートゥルナーリアがプッシュ…クロワデュノール疑うなら枠順確定後?【皐月賞】

データ的に穴党もクロワデュノールに白旗ムード

今週末の20日には、中山競馬場で皐月賞(G1)が行われる。先週に続いて日曜は各地で雨予報が出ているのは気になるが、好天での開催を望むばかり。

主役を務めるのは当然ながらデビュー3連勝で昨年のホープフルS(G1)を制したクロワデュノールだ。近年は皐月賞までは無敗でも日本ダービー(G1)で取りこぼすシーンをよく見掛ける。クロワデュノールはどちらのケースになるだろうか。

ちなみに過去、無敗で皐月賞を制した主な例は11頭。1984年のグレード制導入後に該当する事例を列挙する。

1984年 シンボリルドルフ (無敗三冠)
1985年 ミホシンザン   (皐月賞、菊花賞)
1991年 トウカイテイオー (皐月賞、ダービー)
1992年 ミホノブルボン  (皐月賞、ダービー、菊花賞2着)
2001年 アグネスタキオン (皐月賞)
2005年 ディープインパクト(無敗三冠)
2019年 サートゥルナーリア(皐月賞、ダービー4着)
2020年 コントレイル   (無敗三冠)
2021年 エフフォーリア  (皐月賞、ダービー2着)
2023年 ソールオリエンス (皐月賞、ダービー2着、菊花賞3着)
2024年 ジャスティンミラノ(皐月賞、ダービー2着)

※2011年 オルフェーヴル(三冠馬)

もうね、メンツを見ただけでおじさんたちが饒舌になりそう。

ダービーは不安も皐月賞はほぼ当確

その一方、むしろ近年は無敗で皐月賞を勝ってダービーで負けるのがトレンドとなっているかもしれない。近4年中3年で再現しているのだから少々意外。うち2回が横山武史というのも、経験不足というかなんというかまあ。自爆した武史はともかく昨年のジャスティンミラノは、ダノンデサイルがハマり過ぎた上に相手も強かったから、圭太ちゃんだけを責めても可哀想である。

おそらくこの流れならクロワデュノールも皐月賞の時点では、トレンド通りに勝ってくれそうな雰囲気だ。

また、ホープフルS(G1)から直行したケースもピックアップしてみたい。

こちらはG1昇格後に5戦して2勝3敗だが、ジャスティンパレスはそもそも勝ち馬でもなく、キラーアビリティは4番人気の評価に過ぎない。レガレイラにしても無敗ではなかったのだから同じ扱いはできないだろう。

となると無敗で直行、かつ1番人気でホープフルSを勝ち、皐月賞で1番人気はサートゥルナーリアとコントレイルの2頭。データ的にクロワデュノールはおそらく確勝級かもしれない。

むしろ懸念するならダービーの方か。こちらはエフフォーリア、ソールオリエンス、ジャスティンミラノが躓いており、先述のサートゥルナーリアもHIT。北村友一が鞍上というところも過去の例と同じく不安材料として見逃せない。

サートゥルナーリアと決定的な違いがあるのは、これだけ強いなら東京コースも多分大丈夫と楽観視された結果、実は東京苦手でしたというような後出しのマイナスがない点。そういう意味でも東京スポーツ杯(G2)2歳Sの勝利には価値がある。

外枠に一抹の不安も?

あえて無理矢理に難癖をつけるとしたら枠に恵まれていたことか。デビュー戦は11頭立ての6番、2戦目の東スポ杯は9頭立ての4番、ホープフルSは18頭立ての6番と、ほぼ真ん中より内に入った。スタートも上手くレースセンスのある馬だけに、外枠でもサッと好位につけられそうな気はするが、皐月賞で8枠を引いたりしたら少し気になる。

まあ皐月賞については圭太ちゃんや武史でも勝てたんだから、馬さえ強ければ何とかなってしまうかもね。とはいえ、この馬が負けるパターンがあるとしたら、9割方は北村友一のミスが絡んでいるはずというのが現状の見立てだ。

頼みの綱のマスカレードボールは鞍上に問題

独断と偏見込みで個人的に期待したかったのは、ホープフルSでまったく力を発揮できないまま11着に大敗したマスカレードボール。ゲート入りが最後のはずの18番枠だったにもかかわらず、戸崎が周りに迷惑をかけてしまいそうなほど馬が冷静さを欠いているため、先入れをリクエストした。

立て直しに成功した共同通信杯(G3)で復活勝利を挙げたものの鞍上は坂井瑠星にスイッチしてのもの。継続騎乗なら楽しみがあると期待したが、よりによって武史ではガッカリ。東京より中山が得意な騎手ではあるが、近年はあまりにも酷い成績が続く。

WIN5対象レースの成績

好不調の目安となるのが2着の多さ。好調な騎手は基本的に1着が最多で2着3着と数字が下がる。明らかに調子を落としている。

WIN5対象レース(重賞限定)

ソールオリエンス効果で数字を少し戻しても、2着の多さは相変わらず。ブレイクした21年とは別人の成績である。

一応断っておくけど、横山武史という人間は嫌いじゃないし、むしろ好きな方。いい子だと思うよ。でも金がかかってるなら話は別。勝つためにWIN5をやっている立場では推せないだけ。

という訳で皐月賞のクロワデュノールには、穴党でもほぼ白旗ムード。大外枠でも引けばワンチャン穴狙いするかもしれないが、もし取りこぼすなら北村友一がダービーのプレッシャーと壁に跳ね返されたケース。サートゥルナーリアが負けたときもロジャーバローズを狙った程度に諦めてはいなかった。まああれ、結局サートゥル軸にしちゃって縦目に発狂したんだけどさ(笑)。

最終結論は追い切りと枠順確定後にってことで。