ピューロマジックとテイエムスパーダの超速対決も枠順次第…アイビスサマーダッシュの展望
予想は枠順が確定してから?
新潟07Rアイビスサマーダッシュ(G3)芝1000
ウイングレイテスト 松岡正海
エランティス 未定
オリアメンディ 未定
カフジテトラゴン 戸崎圭太
カルロヴェローチェ 丸山元気
キタノブレイド 小林脩斗
クムシラコ 杉原誠人
コラソンビート 津村明秀
シュラフ 未定
ショウナンハクラク 三浦皇成
シロン 国分恭介
スコーピオン 武藤雅
テイエムスパーダ 斎藤新
デュガ 江田照
ニシノコニャック 菊沢一樹
ニシノトキメキ 未定
ピューロマジック ルメール
ファロロジー 未定
ブーケファロス 菅原明良
マジカルガール 未定
モズメイメイ 高杉吏麒※フルゲート18頭
毎年お馴染みの千直重賞。今年は何といってもあのピューロマジックの参戦が注目だ。しかも鞍上はルメールというおまけつきだから2度の驚きである。ただでさえ新潟あまり来ない上に千直乗っているイメージもない。
それ以外は割といつものメンバーという感じで、昨年の123着馬が今年もそろって参戦。かといってこれだけ外枠しか来ない不公平なコースも珍しいから、枠が出るまで予想に手を付ける必要もなさそう。
過去10年の勝ち馬はこちら。
時々、バカみたいに荒れる千直ではあるが、アイビスは両極端。1番人気馬が勝率5割と堅い一方、789番人気の勝利もある。間の456番人気の好走はない。
ピューロマジック(牝4、栗東・安田翔伍厩舎)
放っておいたらどこまでもぶっ飛んでいきそうな快速馬。その姿はまるで令和のカルストンライトオである。2002年のアイビスSDでマークした53秒7の怪時計はいまだに破られないままレコード。ピューロマジックなら更新も狙えるか。
先週の関屋記念(G3)で1分31秒0のレコードも出た新潟競馬。スローでも差しが決まるのは気になるが、行き切ってしまえばセーフティリードも期待できる。
その反面、一本調子の逃げ馬だから崩れると脆い。千直経験の少ないルメールがどう乗りこなすか。
テイエムスパーダ(牝6、栗東・小椋研介厩舎)
今村聖奈の初重賞勝ちのために仕組まれた小倉の超速馬場を味方にCBC賞(G3)を制覇。本馬も典型的な前残り超速馬場専用機。同型ピューロマジックとのハナ争いは面白そう。
ハマるかどうかの二択のため、条件さえ合えば二桁着順からもあっさり巻き返す。前走の韋駄天S(OP)も格の違いを見せて2着馬に3馬身差をつけた。
ハナ争い以前にどちらが外枠を引けるかにも注目だ。
カフジテトラゴン(牝6、栗東・武英智厩舎)
千直を得意にしているが、過去4戦してすべて2着と勝ち切れていない。持ち時計54秒2はメンバー最速でも1着を狙うにはもうワンパンチ欲しいところ。
戸崎圭太の騎乗予定も心強い援軍とならなさそう。
コラソンビート(牝4、美浦・加藤士津八厩舎)
2歳時に3連勝で京王杯2歳S(G2)を制した逸材も以降は連戦連敗。前走の安達太良S(OP)で3着に入ったものの、千直が合うイメージもない。
それまで惨敗続きだったことを思えば復調気配と見てもいいが、負けた相手はカルロヴェローチェやブーケファロス。重賞でどうこうというには難しいか。
カルロヴェローチェ(セ5、栗東・須貝尚介厩舎)
素質馬相手に圧勝した新馬戦でルメールも絶賛した馬だが、いかにも早熟のシルバーステート産駒というスランプに陥った。
もうとっくに終わった馬かと思いきや、安達太良Sで約1年半ぶりの勝利。馬名の文字数が似ているからカイザーメランジェと間違いそうになるけど別馬。あちらは23年のルミエールオータムダッシュ(L)を13番人気で勝った。
前年好走馬vs快速牝馬2頭
道中で緩急のつかない千直のため、シンプルにタイムトライアルになることも多い。遊びがないからこそ持ちタイムの重要性が増すという訳だ。
でもやっぱり外枠が圧倒的有利なコース形態だけに枠順次第という感じ。
ピューロマジックとテイエムスパーダの2頭がどこに入るか。
あとは気になる差し馬場……。差しが決まるようならモズメイメイも面白い。




