京都の武豊なら信じてよさそう…マイラーズCの展望と攻略ポイント
少頭数で低レベルな争い濃厚
京都11RマイラーズC(G2)芝1600
エアファンディタ 牡8 デムーロ 57
グラティアス 牡7 未定 57
ジュンブロッサム 牡6 武豊 58
セオ 牡5 岩田望来 57
ニホンピロキーフ 牡5 田口貫太 57
ビーアストニッシド 牡6 未定 57
ホウオウリアリティ 牡7 団野大成 57
ミスタージーティー 牡4 未定 57
レイベリング 牡5 和田竜二 57
ロングラン 騙7 未定 57
天皇賞・春(G1)を控えたG1中休みの今週末。開幕週の京都で古馬のマイル重賞・マイラーズC(G2)が行われる。
登録段階で10頭と少頭数だが、顔触れを見渡せば不安な馬ばかり。レース前からレベルに疑問符が付きそうなメンバーだが、予想は割と面倒かもしれない。それでは早速上位人気が予想されている馬からチェックする。
ジュンブロッサム(牡6、栗東・友道康夫厩舎)
デビューからの3戦で武豊とコンビを組み、その後は川田将雅やルメールなど様々な騎手が騎乗。近4戦は戸崎圭太が主戦を任され、酷い騎乗だった関屋記念(G3)の3着はともかく、富士S(G2)を勝利して待望の重賞初制覇を遂げた。
しかし、期待の膨らんだマイルCS(G1)は、5番人気の支持を受けて10着に大敗。59.0キロを背負っていたとはいえ、東京新聞杯(G3)でいいところなく10着に敗れてしまった。このときも6番人気ならバカにされ過ぎと感じたが、思いのほか伸びず。具体的な敗因がつかめないレースだった。陣営が戸崎を降ろしたのか、フローラS(G2)のブラックルビーを選択したのかは不明だが、京都のマイルで武豊に戻すのは面白そう。
富士Sでソウルラッシュを破った実力は申し分ないだけに問題は状態。切れる脚に定評のある馬が、凡走した2戦で速い上がりを使えていなかったのは心配ながら、1週前の追い切りで栗東のCWを6F89秒3-ラスト10秒7で駆け抜けているなら復調気配も窺える。阪神と違って京都の豊なら信用してよさそうだ。
セオ(牡5、栗東・上村洋行厩舎)
大阪杯(G1)をベラジオオペラで連覇した好調の上村洋行厩舎が送り出すのがセオ。前走の六甲S(L)は超速馬場で切れ負けしたが、徐々に復調している。
安定した先行力が魅力の一方、持ち時計と速い上がりがないのは不安材料だ。舞台は京都の開幕週と真逆のものが必要になる。乗れている岩田望来の騎乗予定はプラスだが、WIN5だと何かしらに差されるイメージがついて回る。
とりあえず前にいるため、馬券の軸候補としてはいいかもしれない。
ミスタージーティー(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)
騎乗予定も未定で使って来るかどうかはわからない。ただ前走の美浦S(3勝)でだらしなかっただけに、距離短縮でG2は荷が重そう。父ドゥラメンテはともかく母父サドラーズウェルズの血統もマイルに向かなさそう。
ニホンピロキーフ(牡5、栗東・大橋勇樹厩舎)
昨年の同レースを6番人気で3着に食い込んだはいいが、その後はリステッドでも善戦止まり。どうもマイラーズCの好走で人気先行タイプになっている。ここも悪い条件ではなかろうが、アテにならないか。
ロングラン(騙7、美浦・和田勇介厩舎)
この馬も登録のみで騎乗予定は未定。1800が得意な馬のため、1ハロンの短縮自体はこなせそう。イメージよりは切れる脚もあり、妙味はあるか。
オープン特別みたいなメンバー構成
このメンツならジュンブロッサムが断然。管理する友道康夫厩舎はドウデュースで武豊とコンビも組んだ。休み明けを使われて、この相手なら負けられないところ。後は最終追い切りと枠順次第か。