天皇賞・春で無視できない特注馬…人気は向こうでも妙味はこちら【WIN5】

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天皇賞・春で無視できない特注馬…人気は向こうでも妙味はこちら【WIN5】

人気は見劣っても遜色ない走りをした特注馬

京都11R天皇賞・春(G1)芝3200

今週末のWIN5で最終関門として立ちはだかるのは天皇賞・春(G1)。かつては秋も芝3200mだったが、1984年から芝2000m条件に変更された。

由緒ある伝統の長距離G1だが、この距離短縮が影響して大人気の秋に比べて春は不人気。おじさんがお競馬を覚えた頃は既に2000mだったため、よくわからないけども変更初年度の優勝馬はミスターシービーらしい。

まあそんな昔話はともかくとして、長距離戦好きとしては扱いが軽くなったのは淋しい限り。その反面、抜けた馬の出走が減った関係で馬券的な楽しみは増えたといえる。

今年の下馬評はヘデントールvsその他大勢。昨年2着ブローザホーン、2年前の覇者ジャスティンパレスの参戦はあるが、いずれもピークを過ぎた感じ。阪神大賞典(G2)を6馬身差で楽勝したサンライズアースが人気で上回りそうだ。

某キチガイサイトの想定人気ではこんな感じ。当方の予想より上位人気になりそうだが、少し面白いと思ったのはハヤテノフクノスケ。昨年の菊花賞(G1)で8着に終わっており、2着ヘデントール、4着ショウナンラプンタ、5着ビザンチンドリームに後れを取った。まあこの辺は予想オッズがアテにならないため、最終的な人気は前後するだろう。

それはいったん置いておき、今回精査してみたいのはサンライズアースとの比較である。予想を組み立てるために各馬の戦績や能力比較を見ていたのだが、気付いている人はとっくに気付いているだろうが、阪神大賞典より勝ちタイムの速いレースがあった。

それがハヤテノフクノスケが圧勝した阪神競馬場リニューアルオープン記念(3勝)だ。

本レースでトップハンデ56キロを背負い、2着ミステリーウェイに5馬身差をつけ、3分2秒9で駆け抜けている。ちなみにサンライズアースのそれは3分3秒3であり、もし馬場差や展開云々を無視して単純比較なら、ハヤテノフクノスケが2馬身半差で負かしている計算。長距離戦はレアなため、他と比較しようにもこの2レースしかないのが残念なところ。

とはいえ、同じ56キロで阪神コースが合致するならボチボチ整合性はある。割とありなんじゃないかなあ。

あと、必ずチェックしないといけないのはレースの展開。サンライズアースは超スローから超ロングスパートでの勝利と特殊な勝ち方をしていたが、ハヤテノフクノスケは普通の乗り方で楽勝していたことは大きな差となりそう。

当方が一捻りしたくなった背景は、最終追い切りと枠順にある。フルゲート18頭とはならずとも外枠の方がレースは組み立てやすい。相変わらず切れのなさを露呈したサンライズより動きに切れのあったハヤテ、3枠5番で身動きのとりにくいサンライズより8枠15番でいつでも動けるハヤテといったイメージが近い。

また、頭の悪い騎手ほど誤魔化しの利く短距離に偏り、道中で考えることの多い長距離は苦手。池添謙一は典型的な前者のタイプであり、この点でも現在成長著しい岩田望来に分がある。

とまあこの前提を基に、両レースのラップを検証してみる。

★阪神大賞典

前後半3F37秒7-35秒1(後傾2秒6)、5F63秒1-57秒8(後傾5秒3)

13秒2-11秒9-12秒6-12秒7-12秒7(63秒1)
12秒7-12秒4-13秒0-12秒6-11秒7(62秒4)
11秒2-11秒5-11秒5-11秒5-12秒1(57秒8)

残り6Fを57秒4のペースでL1に12秒1。自身の上がりは35秒0。

 

★阪神競馬場リニューアルオープン記念

前後半3F35秒7-35秒7(イーブン)、5F61秒4-59秒8(後傾1秒6)

12秒5-11秒1-12秒1-12秒5-13秒2(61秒4)
12秒9-11秒8-12秒4-12秒5-12秒1(61秒7)
12秒1-12秒0-12秒0-11秒6-12秒1(59秒8)

残り9Fを96秒5(1分36秒5)のペースでL1に12秒1。自身の上がりは35秒1。

3コーナーで既に先頭を走っていたサンライズは自分のラップだがハヤテは異なる。

しかし、異なっていたとしてもレースの流れとしてはスタミナを求められる展開だったことは察しが付く。

これらを考慮すると、ハヤテも遜色ない走りといえるため両馬はセット案件。どちらかを買いたいならもう片方も買わない訳にはいかなくなる。さてどうしたものか。

結論は土曜の予想記事で出そうと思う。