週中の記事でも採り上げたレースだが、打倒ジンセイの最右翼だったロードクロンヌが回避。川田の騎乗も相まって、ジンセイが圧倒的人気に支持されそうだ。
初ダートだった前走は十分にオープンでやっていけそうな内容だった。
秀逸だったのは5F通過61秒5のラップを後半64秒0の前傾ラップで強気な押し切り。それでも後続馬を突き放して上がり最速でまとめた。中間で13秒台のラップも一度のみと非常に強い勝ち方といえる。
父ジャスタウェイはヤマニンウルスと同じで、母母父ストリートクライはロマンチックウォリアーにも入っている。ダートの適性に何ら問題はないだろう。今回も強気な先行策で乗るだろう。
戦前の想定ではロードクロンヌも互角以上の逸材だっただけに、脚質の被る2頭が意地を張りあえば、ゴール前で末が甘くなる可能性に期待していたが、1頭だけになると乗る側も気楽になる。
その逆、マイペースにこだわるとそこに隙も生まれる。というのも前走西村淳也はしっかりと削り逃げに近い乗り方をしていたからだ。その点、川田はそこまで攻めた騎乗はしない。おそらく前走よりペースは緩くなるはずだ。
となると追走で脚を使わされるリスクが減り、スピードで見劣る馬にもポジションを前で競馬が出来るかもしれない。全体時計ではなく勝負どころだけ切れ味勝負に持ち込めるならチャンスも生まれる。
という訳でミッキークレストに一角崩しを期待したい。手綱を取るガシマンは逃げて出世した騎手。このメンバーならジンセイを狙い撃ちして真っ向勝負も可能。返り討ちに遭ったら仕方ないと割り切ればいい。
徹底マークをされると気分良く走れないのも競馬。今のガシマンなら叱られない消極策の着拾いではなく、1着を狙う騎乗をしてくれるのではないか。
全体点数を考えると素直に1点でという考えもあるが、WIN5をやっている以上は何があっても驚けない。混戦で穴狙いを広げるより、断然人気の馬が取りこぼしたら2番人気でも高配トリガーは引ける。二択で悩んだ結果、それが裏目に出て失敗するのはよくある話。少額購入じゃないなら、無難に2点がいいと考える。
◎ジンセイ
○ミッキークレスト