戸崎圭太「全面謝罪」ドゥラドーレス、柴田大知気づけば「132連敗」していた七夕賞の展望

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戸崎圭太「全面謝罪」ドゥラドーレス、柴田大知気づけば「132連敗」していた七夕賞の展望

オッズが割れても狼狽えるな

福島11R七夕賞(G3)芝2000


オニャンコポン   菅原明良 55.0
ギャラクシーナイト 菊沢一樹 55.0
コスモフリーゲン  柴田大知 56.0
ショウナンマグマ  三浦皇成 56.0
シリウスコルト   古川吉洋 58.5
シルトホルン    大野拓弥 57.0
セブンマジシャン  丸山元気 54.0
ダンテスヴュー   内田博幸 54.0
ドゥラドーレス   戸崎圭太 57.5
ドラゴンヘッド   未定   52.0
ニシノレヴナント  田辺裕信 55.0
バラジ       荻野極  56.0
パラレルヴィジョン 津村明秀 57.5
マテンロウオリオン 横山典弘 56.0
リフレーミング   デムーロ 58.0

※フルゲート16頭

今週末は福島の重賞、七夕賞(G3)が最終関門。ローカルのハンデ重賞といえば荒れやすいイメージがある割に、人気が割れていたとはいえ先週の北九州記念(G3)は1番人気ヤマニンアルリフラが優勝したばかり。1番人気でも5倍とかつくこの手の重賞は、混戦だからこそ逆に大荒れがないのも特徴だ。

ちなみに過去10年の勝ち馬はこんな感じ。

6番人気と11番人気の勝利はあるものの、その他の7年はすべて3番人気以内の決着。1番人気1勝が荒れるイメージに拍車をかける一方、負けたところで2番人気と3番人気が勝っているのだから、色気を出し過ぎても点数を無駄にするリスクを伴う。

ドゥラドーレス(牡6、美浦・宮田敬介厩舎)

ルメールとのコンビで2勝を挙げ、あの忌まわしい戸崎圭太事件の記憶を払拭したはずだったが、ここへきてまさかの再登板である。

「追い出しが遅くなりました。でも力はあるところは証明出来ました。でも人気に応えられず、申し訳ありませんでした」と反省コメントを残したが、正直これは当方も面食らった。

3歳時にクラシック候補と呼ばれた逸材もはや6歳。個人的に宮田敬介厩舎に責任の一端があるとも考えているが、もう少し順調に使えなかったものか。

そこへきて致命的失態を演じた圭太ちゃんに依頼するのもまあ。ただこうしてヘイトを溜めたタイミングなら逆に好走してしまうかも?血統的に母ロカでわかるようにレガレイラ、アーバンシック、ステレンボッシュの近親に当たる良血馬。G3くらいは勝てないと困る。

シリウスコルト(牡4、美浦・田中勝春厩舎)

ゴ三浦師匠でも3歳時のラジオNIKKEI賞(G3)で2着に好走。この時点ですでに重賞級の力を見せていたわけだが、西村淳也に鞍上強化された次走以降で3戦全敗全凡走と不振に陥った。

ところが騎手を引退して調教師になった田中勝春厩舎に転厩してから一変。六甲S(L)2着で久々に馬券に絡むと、福島民報杯(L)と新潟大賞典(G3)を連勝し、トントン拍子で重賞ウィナーの仲間入りを果たした。

実力については申し分ない一方、今回はハンデ戦のため58.5キロを背負わされるのは懸念材料。これまで57キロまでしか背負ったことのない馬が、一気に1.5キロの増量をどう克服するかに注目だ。

コスモフリーゲン(牡5、美浦・畠山吉宏厩舎)

デビュー3連勝で話題になった本馬も3勝クラスに昇級してから5連敗の伸び悩み。前走でようやくオープン入りを決めたが、スローペースの前残り展開も大きく味方した。逃げ先行を武器とする積極的な競馬が魅力だが、こちらの問題は柴田大知か。

直近のWIN5勝利は、なんと2020年12月中京のつわぶき賞(1勝・芝1400m)まで遡らなければならない。それから132連敗も喫しているのだから、約4年7ヶ月もの間、連戦連敗を積み重ねてきている。

大知は全盛期って穴を連発して乗れる騎手だったのに何が起きたのか。オープンでもリステッドでもなくG3にぶつけたあたりはハンデ戦だからか。56.0キロならチャンスもある。

セブンマジシャン(牡5、栗東・高野友和厩舎)

ワンパンチ足りない代表のような馬。そういう意味ではWIN5に縁のない馬だが、馬券の軸としては安定している。

近走はいよいよ競馬民も見放しそうな雰囲気で前走はついに7番人気まで評価を下げて2着に善戦。勝てないだけで弱い訳ではない。そんな馬だが54.0キロのハンデは歓迎材料。あとはジョッキーがどううまく乗るか。

元気ちゃんは頑張っているけど、新たな起爆剤となれるかは不明。そういやこのレース、登録馬15頭の内、11頭が関東馬なのね。

シルトホルン(牡5、美浦・新開幸一厩舎)

勝ちたいならさっさと大野拓弥なんて降ろせよという感想の馬。この馬も3歳時のラジオNIKKEI賞で2着に走ったのはシリウスコルトと同じ。こちらは勝った馬がエルトンバローズで3着に圭太ちゃんがやらかしたレーベンスティールなのだから、ゴ三浦師匠よりは許される負けだろう。

小倉日経オープンではドゥラドーレス相手に完敗。当時は57.0キロ同士で今回は0.5キロもらった。じゃあ逆転も?とならないのがハンデ戦の妙。展開の味方があればワンチャン。

大荒れはなさそうだが絞りにくい一戦

強い4歳世代のシリウスコルトが58.5キロを見込まれたために割と混戦模様。穴っぽいところで面白そうなのはいるが、それは馬券を買うなら3着に入ってきそうという程度の扱い。1着で考えるとハードルは一気に高くなる。

面白そうなのはせいぜいバラジくらいだろうか。