罠かボーナスか悩ましいWIN5史上初の5頭立て…不気味な素質馬をどうするか？【月岡温泉特別】
絞れないよなあやっぱり
新潟06R月岡温泉特別（2勝）芝2000
今週のWIN5で一番の驚きがあったのは、5頭立てのレースが実現したことだ。海外のG1なんかではそう珍しいものではないが、日本で5頭立ては非常にレアなケースだ。
それにこの手のレースがあった場合、うんこJRAがひとつ前のレースと入れ替える悪事を働くことも多々。ちょうど暑熱競馬の関係で長い長い昼休みを挟むことも、現実的に許されなかったのかもねえ。
ただこういうのって訳のわからない15頭立て未勝利戦をやらされるよりはモチベーションも上がる。少しでも当たりそうと思えないとエサに食いつかないのは当然。この辺を分かっていないからJRAの連中は平気でいらんことをしてしまうのだ。
肝心の予想だが、何が起きても不思議じゃないWIN5だけに、資金があるなら迷わず全通りがベターだろう。
かといって庶民にそんな余裕なんてないから、5頭の中から何かしら削っておく必要も出てくる。
まず、騎手の面に関しては左回りの菅原明良、戸崎よりもうまい杉原誠人もいるのだが、これどちらも非常に買いづらい近走の不振馬。せめて彼らが人気馬に騎乗してくれたなら、もう少し信頼できたかもしれない。
一応、圭太ちゃんも距離適性で考えれば、芝2000mは割と無難な条件。勝てないまでも馬券には絡んできそうなナイトスラッガーに騎乗を予定している。これまで戦ってきた相手を考えれば、少なくともサダムオブシスよりは手強い。前走で負けた相手ドラゴンヘッドは、格上挑戦したハンデ戦の七夕賞（G3）で5着に健闘したけどね。
あーそういや、新潟の芝2000mってディープ×キンカメ案件だっけ。
出走馬で唯一馬名が含まれているのはフナデだね。津村もアテにならんけど馬はボチボチ強そう。
新潟という意味では2戦2敗で2走前も6着に敗れたコース。これじゃちょっと手が出しづらいけども前走の中山がとにかく秀逸だったことは思い出したい。
ハイペースを2番手追走して完勝。
2着カフェグランデはWIN5対象レースで勝利。勝ち馬サンライズソレイユは目黒記念（G2）に出て3番人気9着。
レッドテリオスは既に現級を勝って3勝クラスに歩みを進めた。
以上を踏まえてのフナデである。出世が遅れたのは昨秋9月から長期休養に入ったため。休み明けは気になるものの、馬体は440キロ程度の小さな馬で仕上げやすい。陣営のコメントが「常識的に考えて一度使ってから」と弱気なのは懸念材料とはいえ、無視できるような実力でもない。
ナイトスラッガーは消せない馬であるが、その実【2.6.0.6】と2着も多く、惜しいまでであと一歩が足りていない。前走なんかは川田将雅が工夫して一発狙いの騎乗に努めたがクビ差まで。圭太ちゃんは誰でも勝てるような馬を勝たせるのが得意だから、川田以上の騎乗ができるかとなると不安だ。
一番怖い明良がいいところなしのカフェアローロに乗る以上、残りで怖いのはマーシャルポイントなのだが、
フリージア賞（1勝）で負かした相手はオープンや2勝クラスを勝ち上がっているメンツ。こんなところで躓いている場合じゃないけど、気性の難しさが台無し。ついには去勢されて玉を取られちゃったのだが、去勢後初戦の前走も全く見せ場なし。馬体もマイナス20キロと減りに減った。
中間の情報を見ていても、さらに減ったという話も見掛けるから厳しそう。その割に調教師のコメントは「位置を取れればまだやれる」と謎に前向きだから謎だ。
まとめて負かすなら最強馬のマーシャルポイントだが、いくらなんでもここから一変されたら無理ゲーだ。絞るのも広げるのも諦めて妥協の3点が結論。
◎フナデ
○サダムオブシス
▲ナイトスラッガー
