R.キング「格の違い」見せた大波乱…戸崎圭太の連敗ストップに意味はあったのか【レース回顧】

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R.キング「格の違い」見せた大波乱…戸崎圭太の連敗ストップに意味はあったのか【レース回顧】

こんなん知らんがなもう

小倉10R宮崎S(3勝)ダ1700

迷いなく先手を主張した幸英明の2番人気レアンダーが逃げ切り勝ち。ゴッドブルービー、メイショウミカワら上位人気馬も直後を追走するが、差を詰めるどころか離される一方だった。

良で1分43秒7の勝ちタイムも優秀。これならオープンに上がっても通用するだろう。敗れた騎手にしても勝ち馬が強かっただけで大きなミスもなし。スランプに陥っていた実力馬が完全復活といった感じである。

オペラブラージュは勝ち馬をマークしていたが、4角でズルズルと後退して大差負けの最下位。タイムオーバーによる出走制限で8月20日まで平地競走に出走できないペナルティもついた。さすがにここまで惨敗する馬でもなく、何かしらのアクシデントが発生した可能性もありそう。

コメント

1着レアンダー 幸英明
「ゲートも速く馬も良くなっていたようです。いい時に乗せていただきました」

2着ホウオウスーペリア 荻野極
「出しすぎず下げすぎず、ちょうど良いポジションにはまって走ることができました。しぶとくラストも差を詰めてこの馬の良いところは出せたと思います」

3着ヴィヴァン 川田将雅
「とても良い内容で走ってくれました。よく頑張ってくれたと思います」

4着メイショウミカワ 高杉吏麒
「勝ち馬の後ろで道中は良い雰囲気で運べました。勝負どころで動かし始めると、耳を絞るような面を見せました。そこが改善されればと思います」

福島10R猪苗代特別(2勝)芝2000

予想記事で触れたようにユキワリザクラが頭一つ抜けたメンバー。1倍台になるシーンもあったが最終的なオッズは2.2倍。展開でマギレがあるなら逃げた馬を捕まえ損ねるパターンと考えたが、逃げると思った大知のマイネルトルファンが逃げずに石川裕紀人ヴァイルマティが奇策を打った。

マイネルトルファンは近走で逃げて好結果を残した馬。バカ逃げになっても出していくと思いきや消極策にガッカリ。七夕賞(G3)でいいところを見せた後だけに開いた口が塞がらない。やっぱり大知なんて期待しちゃいけないな。

ただ、戸崎圭太のユキワリザクラもチンタラやらずに3番手。この時点でよほどのことがなければ負けないなと。2着ミスティアと3着プリズマジコは力通りだろう。

プリズマジコ陣営は明らかに弱気なコメントだったし、ミスティアは武藤雅が前走で前が詰まって不完全燃焼を悔いていた。戸田先生からも発破をかけられていた訳だ。

ここで大事なのは圭太ちゃんのWIN5連敗がようやくストップしたこと。4月東京のバトルクライを最後に21連敗の泥沼で5~7月と全く用なしのダメダメだった。

さすがにグッジョブで連勝はないと思ったが、1番人気の戸崎圭太が勝った事実は大きい。かといって勝てなかった福島から新潟に移動だから、またアテにはならないか。

コメント

1着ユキワリザクラ 戸崎圭太
「ずっと惜しい競馬が続いていたので、勝てたのは嬉しいです。馬場も差しが決まっていたので、折り合いだけを気にしてました」

※惜しい競馬が続いた原因はおまえや()

2着ミスティア 武藤雅
「少し力むところもありましたが、なんとかギリギリのところでなだめていました。最後は一脚使ってくれましたが、ポジションの差も出たかなと思います」

3着プリズマジコ 秋山稔樹
「前走後、がくんと調子が落ちていたので、牧場に出しましたが、戻ってきてからも少し上がりがあまりよくなく、今日も6割、7割という中での出走でした。もう一度しっかり立て直しをして次走に臨みたいです」

※やはり仕上がり途上。次走期待。

4着ヴァイルマティ 石川裕紀人
「良いリズムで行けて、頑張ってくれました」

※大知よりなんぼかマシ。

5着マイネルトルファン 柴田大知
「荒れた芝に脚を取られていましたし、少し忙しい競馬になり、色々とマイナスに働いてしまいました。コースは新潟のようなワンターンのコースの方が良いかもしれません」

※もう買わない。

函館11R函館2歳S(G3)芝1200

好発からハナに立ったキングの9番人気エイシンディードが鮮やかな逃げ切り勝ち。負かした相手はデビュー戦でレコード勝ちを決めた2頭と価値がある。

正直、この結果は想像の範囲を超えていたとしか言いようがない。

WIN5で買うなら点数を絞る場合、2頭のうちどちらか1頭で決め打ちするか、大人しく2頭を押さえるかが大半。ここで高配トリガーを狙うなら人気の2頭以外を買う訳だが、さすがにエイシンディードは9番人気の大穴である。

234着馬が123番人気であり順当な決着にもかかわらず、勝ち馬だけ想定外のゾーンから突っ込んできた感じ。しかも中央より見劣る門別で2戦1勝と無敗馬でもない。これでまだ大差勝ちでもしていれば警戒したかもしれないが、負けた相手のベラジオエンペラーに4馬身差の完敗だもの。

本馬はここまで2戦2勝。ベラジオの冠名ついているから林田オーナーとこの馬かなと思ったら違うみたい。大阪は同じだけど(株)ビープロジェクトというイベント企画会社らしい。同じ大阪で違うん?なんか変な感じやなあ。

で、人気を背負って負けたからには浜中俊、池添謙一はキングの尻ばかり見てボケーっとしとったんやろと勘繰りたくもなるが、直線で追い上げようにも突き放されたのだから相手が強い。

おじさんたちはエイシンディードの血統にエイシンルーデンスやエイシンリジルなんかもいるから割と納得してしまいそうになるけど、それでもレース前に買おうとまで思えたかとなると難しい。

じゃあ何かって?これはもうキング姐さんがヤバ過ぎるとしか言いようがない。とはいえ、既にキング信者と化しているWIN5おじさんですら乗るのが分かっていても消したほど。実際、この馬の馬券を的中した人にしても「キング以外の買い要素」ってあった?なかったと思うんだよなあ。

なんだかもう、「いい馬にキングが乗るなら買える」というのでもなく「キングが乗るから勝ち負けする」レベルまで行ってしまった訳。これじゃあ日本人騎手が下手くそと言われても擁護できっこない。エイシンディードにしても他の騎手でも勝てた?という想いが残る。

それこそエピファネイアがジャパンC(G1)楽勝したとき、「俺が乗っても勝てたんちゃう?」と精一杯強がった福永祐一君ほど自惚れてはいけないよね。

非常に残念なのは、今回の短期免許も7月19日(土曜)から8月18日(月曜)までの1か月間限定ということだ。これで土下座状態の競馬民が来週から脳死でキングを買ったところで来ないかもしれない。

最大の儲け所は今回だったように思えるのは当方だけだろうか。函館、小倉、福島でリーディングを取ろうが、全国リーディングを取ろうが、彼らをキングより上手いといえるだろうか?全国リーディングの戸崎圭太ちゃんですらキングに全く歯が立たないのが現実だ。

コメント

1着エイシンディード キング
「事前のレースプランは特になく、2歳のレースは経験も浅く何が起きるかわからないので、フレキシブルな考えでレースをしました」

※日本人騎手はこれが出来ない

2着ブラックチャリス 浜中俊
「勝ち馬は強かったです。先団で競馬をしましたが、勝ち馬に突き放されました。相手を褒めるしかありません」

3着カイショー 池添謙一
「スタートは普通でした。二の脚で取りたい位置は取れました。ただ、3コーナーから窮屈になって、他馬にぶつけられてバランスを崩してしまい、厳しい競馬になりました。地力で最後は来ていますが、結果を出せず残念です」

※浜中はともかく謙ちゃんは変な乗り方してたよね。もっとスムーズに乗れたはずよ。

福島11R福島テレビ賞(OP)ダ1150

「オープンはリステッドは斤量の重い馬から買え」

これいっつも言ってるけど当サイトの読者には、そろそろ浸透したのではなかろうか。

あ、芝の重賞は例外だから同じことやっちゃダメだよ?

このレースはハッキリ言って石橋脩という罠をどう取り扱うかに尽きたと思う。でもこの敗戦を脩のせいにするほど素人じゃない。どう乗ったって勝てなかったはず。それくらいシアージストが強い勝ち方だったよね。

もちろん、あの石橋脩という名前のハンデを背負って4勝もしたオーブルクールが弱い訳でもない。今回は相手が悪かっただけ。そういう意味では力通り走らせる騎乗はしていたんじゃないかな。

勝ったシアージストも大野拓弥という重いハンデを背負っていたとは、騎手の割引が少ない短距離戦なら大きなマイナスにもならない。シアージストはスプリンターズS(G1)よりテンの3ハロンが速くなることが珍しくない中山ダ1200mを楽勝するような馬。近走は調子を落としていたが、使い詰めのガス欠で調子を落としていた。

堀先生にしては意外だがドエスな過酷ローテは気になった。今回はリフレッシュ明けで元気になって本来の走りを取り戻した感じね。

同じく58キロのイスラアネーロも5着なら順当。個人的にもっとやれると思っていたレディフォースの4着は少し残念である。超ハイペースで3着に残した越後S(OP)が素晴らしかったからさ。むしろ新潟に開催が替わってまた出て来たら迷わず買いたい。

敗れたオーブルクールにしても持ち時計の限界はあったが、オープンでやっていける強さは十分に証明した。なんてったって石橋脩で4勝した馬だもの。勝つのは時間の問題かもね。

コメント

1着シアージスト 大野拓弥
「リラックスして走れたことが大きかった。力はある馬です」

2着オーブルクール 石橋脩
「相手が強かったです。これから無事に、また力をつけてくれれば」

3着コパノパサディナ 木幡巧也
「狭いところ、狭いところに行ってプレッシャーをかけてレースをして、最後脚を使ってくれました。これが次に繋がれば良いと思います」

4着レディフォース 長岡禎仁
「スタートは良かったのですが、2列目になりました。4コーナーで砂をかぶって怯みかけましたが、最後脚を使ってくれました」

5着イスラアネーロ 田辺裕信
「このクラスにしてはペースが遅く、前が残りました」

※差されとるやん

本日のWIN5

2番人気、1番人気と続いて2強の函館。こりゃもう堅い決着の回かと思ったら大荒れ。小倉記念も9番人気の勝利で無理ゲーですわ。ラストのシアージストはフォローしていたが、これはどうやっても拾えなかったかなあ。※あーしの実力ではね。

おじさんの買い目

予想記事をご覧の方は、今回の印のつけたが絞っていることに気付いたと思う。でもなんだかんだで半端にやる気を出して点数増やして傷口も広がった。広げたラストは何とかなってるけどね。

まあ点数的に函館2歳Sをクリアしないことには、どうしようもなかったのだから、キング狙いでもしないと的中は不可能だったはず。それに3年ぶりに重賞勝ちしたえなり松若風馬にしても紐までならともかく1着はイメージしていなかった。これじゃどうしようもないよ。

割と諦めのついた今週だが、来週から新潟、中京、札幌に舞台を移すのは悩ましい。また新潟で取りこぼす戸崎圭太を見ることになりそうだし、割と荒れる札幌、魔境の中京も厄介だ。

再確認したオープンリステッドを重い馬から買えってのと、キングはもういるだけで押さえろってやつで対策したいところ。