「オッズ操作疑惑」も見え隠れ…横山和生、坂井瑠星、池添謙一が技あり騎乗で勝利【WIN5結果分析】

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「オッズ操作疑惑」も見え隠れ…横山和生、坂井瑠星、池添謙一が技あり騎乗で勝利【WIN5結果分析】

フェブラリーSに続き今年2つ目のG1、高松宮記念が対象レースに含まれた今週末のWIN5の結果は、2→1→9→2→2番人気の決着で803万5800円の払戻。大きく荒れたのは3レース目の六甲Sのみだった割に思わぬ好配当となった。

手元で調べたところ、対象5レースで1レースのみ波乱に終わったケースで歴代2位。全体的に絞りにくいレースが多かった中で9番人気ダディーズビビッドが突き抜けて荒れたため、予想以上に跳ね上がったといえる。

とはいえ、どうにもきな臭いオッズの動きも気になった。中山10Rのジョーメッドヴィンは直前に7番人気から2番人気、阪神11Rのダディーズビビッドも直前に10番人気から7番人気、中山11Rのブライアンセンスにしても直前に4番人気から1番人気に急浮上。最終的にそれぞれ2番人気→9番人気2→番人気に落ち着いた訳だが、これだけ変わると裏でオッズを操作していた人物がいた可能性もある。

だからこそ馬券での人気とWIN5の人気が合致せず、配当にズレが生じたのかもしれない。確かに直前確認してにんまりしていたオッズが、レース後に確定すると妙に安くなっているのと同じ感覚だ。実際のところは定かではないものの、購入時にオッズの動きも参考にしている側としたら迷惑な揺さぶりだ。

※参考までに

というわけで、なーんか変なWIN5だったなあってのが感想。まあ5つの内どこが荒れるかさえわかっていれば簡単なんだけどね。荒れると思ったレースで穴狙いしてハズすのが一番きついけど。

勝つ方が難しいんだから、この程度の連敗で凹んでいてはWIN5なんかやれねえよ。

ではさっさとレース回顧に入りますか。

中山10R船橋S(3勝)芝1200

前残り天国といつも口を酸っぱくするくらい言っている中山芝1200。案の定、逃げたイサチルシーサイドが2着で2番手から競り落としたジョーメッドヴィンが勝利。前後半3Fは34秒1-34秒9で、行かない奴に用はねえってお約束の結果だ。

3着オメガキャプテンは圭太ちゃんが内からスルスルと抜けてくる技あり。4着アララララも3番手から粘り込んでいる。

ただここでジョーメッドヴィンにやられるとは正直思ってなかった。というのも同じ中山芝1200でマキアージュに負けていたり、尾張特別でもレオテミスに完敗していたからだ。絶好の2枠4番にはいったとはいえ、乗っているのも和生。WIN5のデータを取っている人間にとって、ダートの1200は神でも芝1200の和生は勝てないのが常識である。

実際、最後に勝利したのも2017年6月25日のUHB杯のウエスタンユーノーで、8年近くもずっと負け続けていた。その間も気にしながらちょくちょく買っていたが、「これまじで勝てねえな」と思っていたよ。そりゃそうだ、8年も勝てないんだから(笑)。でもこれで連敗ストップしたからって、信じるのも嫌だな。

まともなら一番強いはずのレオテミスだが、前走で反省したように周りに馬がいると出足がつかないという話を問題視。さすがに今回は疑った。

で、1点に絞ってミスした前走を逃げ切ったジューンブレアの役割を期待したのがイサチルシーサイドだったって訳。今度は正解を引いてやったぜって思ったさ。うん、9割方思った。まさか交わされちゃうとはね。

スピードオブライトに関しては、前走があまりにもハマり過ぎた感があった。かといって最下位は他に原因があると思う。

予想の印にしたって○イサチルシーサイド(2着)、×オメガキャプテン(3着)、▲レオテミス(5着)ならボチボチってところか。

★コメント

1着ジョーメッドヴィン 横山和生
「この馬の兄弟にも乗ったことがあり、馬場的にチャンスがあると思った。しっかり勝ち切ってくれて良かった」

2着イサチルシーサイド 木幡初也
「中間から状態が凄く良かった。最後は目標にされた分。もうタイミングひとつでしょう」

3着オメガキャプテン 戸崎圭太
「最後の最後にゲートの中でガタガタしていた。馬場は問題はなかったし、前残りの中よく走ってくれた」

4着アララララ 三浦皇成
「内枠を生かした競馬。ペースが流れず厳しかったが、最後は狭いところを縫ってよく伸びてくれた」

5着レオテミス 石田
「スタートのタイミングが合いませんでした。コーナーで脚を取られていたし、こういう馬場は得意ではないかも」

※なるほど、確かに中山はもう高速馬場じゃなくなった。勝ちタイムも1分09秒0と遅い。次走注目は見せ場を作ったランドオブラヴ。この馬は完全に超速馬場向き。レオテミスは外枠で見直し。

中京10R伊勢S(3勝)ダ1900

いやあこれ、ガシマンのレヴォントゥレットだけ強かったねえ。前後半5Fも62秒0-63秒7。先行して残ったのも勝ち馬だけなんだもの。予想の際、前走1着組3頭の比較でガシマンと残りのスリリングチェイス、マーブルマウンテンのどっちだろうって考えた。

それでガシマンは強そうだから残して、スリリングチェイスってなったのだが、マーブルマウンテンともどもダメだったね。ダート中距離のルメカスは怖くないってことで、ホークフィールドは軽視して問題なかった。

フルオールも評価していたが、やっぱり今の武史では勝てなさそうだなと。で、ホントに勝てないだよね。逆張りの想定外がないのも今の武史だなあ。武史理由で軽視して120%当てってるんだもの。

レヴォントゥレットの勝利は内容が濃い。クソスローの前残りでもなく自分でハイラップを刻んで押し切った。これならクラスが上がっても楽しみがありそう。

★コメント

1着レヴォントゥレット 坂井瑠星
「スタートはそんなに速くなかったが、内が開いていたのでハナに立つことができた。競りかけられたが、スタミナがある馬なので頑張ってくれた」

2着フルオール 横山武史
「スタートは遅かったが馬群を捌けた。最後は惜しかった」

3着マテンロウガイ 角田大和
「展開は良かった。しかし、風が強く単騎で行ったのでしんどそうでした。本当は2着馬が通ったところを通りたかった。勝ち馬が強かった」

4着ゲンパチムサシ 和田竜二
「初ダートだったので様子を見ながら。砂を被ったら怒って走っていた。長いところは良さそう」

5着ラフエイジアン 岩田康誠
「良い競馬。上手に走ってくれたが、最後は脚色が一緒になった」

阪神11R六甲S(L)芝1600

土曜阪神から時計の速い決着が続出。3場開催で唯一阪神だけ超速馬場だった。いや、厳密には超速じゃないな。本当の超速馬場はマジで後ろが届かないから。これはただの高速馬場かも。

それに全体ラップも別に厳しかった訳でもない。前後半3Fは34秒6-34秒5(後傾0秒1)、4Fも46秒1-46秒1のイーブンだったもの。そう、だからこそ俺は見ていて克駿に苛立ったんだな。切れる脚のない馬なら、こういう馬場では前傾ラップを刻まないといけない。

にもかかわらず、こんな実質スローの展開をなぜ2番手でチンタラやっているのかと。こういうとこが克駿の勝てない理由なのかね。コンマ1秒差の4着ってどうにでもなった気がするぜ?

自身が34秒3で上がって、勝ち馬に33秒4で差されちゃね。誠之助にハナを譲っている場合じゃないよ。自分からレースを作りに行けよ。セーフティーリードを作らないとさ。

にしてもダディーズビビッドは、若い頃に穴を出してくれた馬で好きだったけど、もう枯れたように思った7歳で穴を出すとはなあ。前走の東風Sで密かに期待していたが、同じ59キロでダメだったでしょ?だからノーマークにしてしまった。

WIN5で穴狙いの定石に「オープンでは斤量の重い馬から買え」ってのを前から言っているのだが、言い出しっぺの自分で買えてないんだからどうしようもない。これね、G3とかだとダメなの。オープンってのがミソなんだ。みんなも覚えておいてね。

謙ちゃんも桜花賞やJFと同じ舞台で得意。これは上手く乗りやがったなってとこ。貫太のニホンピロキーフは、乗り方云々よりもこことこずっと人気より着順が下回っていたのは気になった。まだ5歳だし先は長いだろうけど人気薄でこそかも。貫太も最近は勢いが落ちているね。まだ誠之助の方が期待の持てる乗り方をしている感じ。

ミルコのトランキリテも頑張ったんだがなあ。最近は前で競馬が出来てないから。

★コメント

1着ダディーズビビッド 池添謙一
「1400mがベストと聞いていたので、ためるだけためてという感じ。スタートからいいリズムで走れて、しっかり我慢もできていた。直線は外を回さず、あいているところをロス無く通りました。59キロを背負ってよく勝ち切ってくれた」

2着シリウスコルト 古川吉洋
「初めて乗りましたが、立て直してくれていたよう。最後は首の上げ下げだけ。しっかり走ってくれた」

3着トランキリテ デムーロ
「勝ち馬を見ながら競馬ができた。よく頑張ってくれた」

4着セオ 鮫島克駿
「馬場的に前が残る傾向で、瞬発力勝負にならないように前半から流していく競馬で組み立てた。時計が速すぎますし、最後は切れ味のある馬にやられた感じ」

※驚いたのはシリウスコルト。もう終わったのかと思ったらここで復活した。ゴ三浦師匠で重賞走るんだから不思議じゃない。勝春効果侮りがたし。次走も見てみたい。