昨年はナナオが2着ピューロマジックに2馬身半差をつけて圧勝したレース。進境著しいビッグシーザーも2年前の勝ち馬である。
近5年の勝ち馬の前走は、阪神JF組が2勝、中京2歳S組が2勝、朝日杯FS組が1勝の内訳。今年このパターンに合致するのは、JF大敗のカワキタマナレアのみ。朝日杯出走馬はおらず、中京2歳S組のポッドベイダーも2着でクリアならず。データとしては即決レベルかもしれない。
また、過去の対戦比較でもカワキタマナレアが優勢だ。デビュー戦を3馬身半差で楽勝し、2戦目のシンガポールターフ賞(OP)でヴーレヴーに1馬身3/4差をつけて差し切り。ヴーレヴーはエルフィンS(L)の1着馬だから価値がある。
同レースの6着がポッドベイダーだった。そのポッドベイダーはデビュー戦でカルプスペルシュの2着。
そのカルプスはさざんか賞でルクスレゼルヴァの4着、同2着にアブキールベイである。
それならまだアブキールベイをポッドベイダーより上に見てもいい。前走の萌黄賞では、レイピアを半馬身差で差し切った。
そのレイピアは黒松賞でサウスバンクの5着。
ところがレイピアも強いかというとそうでもなく、福島2歳Sでポッドベイダーの3着に敗れている。でもってレイピアさんは、中山のカンナSでエコロジークの3着に入り、4着モジャーリオに先着した。ヤスが乗るし面白いと思ったんだけどなあモジャーリオ。
ね?こういうの調べるのって面倒臭いでしょ?
それに2歳時も含めてだから成長力や展開も加味しないとだし……。
とはいえね、こんなややこしいじゃんけんみたいなのを悩んでいても仕方がない。
少なくとも近5年でJF大敗からの巻き返しは100%(2頭しかいないのだもの、朝日杯はそうでもない)。後は1着まであるのかという期待感かな。カワタキマナレアはよさそうだけど、馬体の小ささに早熟の匂いもする。ヘニーヒューズ産駒というのもダートじゃないかって気がするし。
川又君は最近調子いいからそこに期待だろうか。
で、頭数も8頭立てなので無駄打ちは避けたいという前提条件もある。
隙があるなら未対戦組のサウスバンクしかいないのでは?
デビュー戦は逃げて、2戦目はあえて逃げない競馬を試して差し切った。
それに2戦目の黒松賞は優秀だったのよ。未勝利勝ちのマイネルステラートより0秒9速く、2勝クラス3勝クラス、Lのペアポルックスともいい勝負。
ヤスで気になったモジャーリオにも負けんでしょ。
未知の魅力と牝馬にしては大きな500キロ近い馬体も上積みに期待出来そう。
そして、ネタバレをすると当方の好きだったロンドンプランの全弟なのよね。生産も同じく下河辺牧場さん。
今でこそ落ちぶれてしまったが、大出遅れから差し切った小倉2歳Sは脳汁ドバーだった。興味ある人はぜひレース映像を見て欲しい。
◎サウスバンク
○カワキタマナレア
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▲アブキールベイ
△モジャーリオ
×ポッドベイダー