【小ネタ】脳死はあくまで結果論…WIN5の均等買いは悪手以外の何物でもない

スポンサーリンク
ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

215人の購読者に加わりましょう

 当サイトでもこんなん3番人気まで……5番人気まで脳死で買えば何も考えなくても当たったやんとちょくちょく採り上げているが、これはあくまで結果論でのたとえ話。実際にやると悪手以外の何物でもないため、小ネタとして紹介したいと思う。

 まず、WIN5とはうんこJRAが指定した5つの対象レースの1着馬を当てる馬券であるのは周知の通り。まあこれがなかなか厄介で、5レース全体の点数計算になるから、あっちを増やしたらこっちが足りなくなる、どっちも増やしたら全体点数が資金オーバーするってのが日常茶飯事だ。

 簡単にイメージを説明すると以下。各レースの上位人気から均等買いした場合の点数。

1番人気 1×1×1×1×1=1点
2番人気 2×2×2×2×2=32点
3番人気 3×3×3×3×3=243点
4番人気 4×4×4×4×4=1024点
5番人気 5×5×5×5×5=3125点
6番人気 6×6×6×6×6=7776点
7番人気 7×7×7×7×7=16807点

 まるでネズミ算の様にバカみたいに点数が増えるよね。

 多少資金面で余裕があったとしても、せいぜい頑張れるのは5番人気以内の31万2500円くらいまでじゃないかなあ。それでもこの前のキャリーオーバー回みたいなときに運よく拾えれば、払い戻しも516万だったから十分に元が取れていた。

 かといって、こんなものは未来人の立場だからこそいえること。年60回前後もあるWIN5でいつどのタイミングで出現するか分からないものに大金を投じることはできない。

 実際に近5年における上位人気均等買いのデータを参照すると分かりやすい。

◆2020年(56回)

◆2021年(55回)

◆2022年(57回)

◆2023年(56回)

◆2024年(60回)

 ぱっと見で分かると思うが、ほぼ確実に赤字になる。そりゃそうだ。こんなんで勝てるならとっくに誰かがやってるでしょ(笑)。先述した点数計算と照らし合わせてみても、ゾッとするハイリスクローリターンばかりだ。

 ちなみに昨年1年間で計算してみても、5人気以内の脳死を年間通して購入した場合、その資金は1875万円。対する払戻は1835万4170円で赤字だ。出現数の多い5人気の計算でこれであり、4人気以内なら614万4000円の投資に対し117万4570円と400万のマイナス。3番人気以内にしても145万8000円に対し46万780円で100万円のマイナスとなってしまう。

 そもそも5レースを1番人気が全勝したケースも2011年4月から先週の開催まででたったの1回しかない。これではやる意味なんてないよね。

 例外中の例外だったのは、全レースを2人気以内が勝った昨年のケース。このときはオークス週に43万40円ってのが出たため、年間19万2000円の投資に対して46万780円の払い戻し。まさにレア中のレアケースで倍増した。

 結論としてはやらない方がいいって冒頭から話しているのだけど、資料として載せた5年間のデータを見ただけでも均等買いの上位人気だけで的中可能なパターンがいかに少ないか伝わると思う。

 誰もが買う馬だから上位人気になる訳であり、それでも採算が取れるなら意味も出るが、年間通してほどそういうのはない。つまり当たったところで安い配当にしかないらないのにライバルが多いゾーンを狙ってところですでに負けているという話。かといって上位人気も押さえていないと当たらないから難しい。

 ちなみに今年の場合はこんな感じ。現時点では5人気以内の購入なら218万7500円投資で634万7680円と均等買いでもオイシイ払戻となっているが、年間通してならおそらく足が出るはず。1年のどこのタイミングで出るかも分からないケースで一喜一憂しても意味がないことだけは間違いないと言えそうだ。