■京都10R北山S(3勝)ダ1800
ルメール騎乗のテリフィックプランが単勝1.9倍の断然人気。ただ、こちらについては予想記事でも触れたように人気ほどの信頼性は怪しく、取りこぼしの可能性も十分あることは察していた今年の京都のダートは比較的前残りになるケースも気になり、人気馬が負けるなら間に合わないパターンという条件にも合致。あまり後ろから競馬をしていたら……と危惧していた通りの結果だ。
ルメールもコメントで「重たかった。反応もあまりよくなかった」と話しているくらいだから、「ポジション取りだけで下手に乗った」と決めつけるには早いかもしれない。それでも0秒4差で3着に入り、馬券の対象には来ている訳であり、それが少し引っ掛かる程度の敗戦といえる。
人気馬に飛んでもらっての高配当だから、当然ながらその可能性を考える必要もあった。だったら狙うべきは逃げ先行馬の前残り一択。自ら作った前掛かりのラップを押し切る競馬で連勝しているパシアンジャンで普通なら勝てるはずである。いや、勝てたはずだった。他の上位人気馬は、2番人気タイトニットや4番人気グロッシェンでは物足りなさがあり、当方の想定や予想にミスがあったとまでは考えたくない。
しかし、5F通過61秒7で理想的なラップで逃げたにもかかわらず、勝ちパターンのパシアンジャンを捕まえたコンティノアールが、あまりにも鮮やかな差し切りを決める。3歳時に海外遠征を行ったほど期待の大きな馬だったことは確か。とはいえ、この勝利も9ヶ月ぶりであり、近走は前に行ったら捕まって後ろから行って差せないレースばかり。ここまで一変する前兆はなかったように思う。
まあそれでも、前走の白嶺S(3勝)4着については、復調気配がなかった訳でもない。かといって馬券の穴で狙うならまだしも、1着限定のWIN5で買うのは勇気がいる。こんなのは理屈でどうこう考えるより、西村淳也がただただヤバ過ぎたというのが真相ではないか。あえて強調材料に触れるなら、京都コースで無敗(2戦1勝、1競走除外)だったことか。それでも西村じゃなければ、99%勝てなかった気もするよ。
去年もnoteやTwitterで何度か触れているが、とにかく今の西村はヤバい。いい馬さえ集めれば、浜中や戸崎でも獲得可能な全国リーディングなんかクソくらえだ。
我々WIN5民が重視すべきは、回ってきただけで勝てるような馬で稼いだ薄っぺらい勝ち鞍よりもWIN5でのリーディング。騎乗馬の質を考えれば、川田やガシマンや弘平より断然乗れている。戸崎圭太の2着6回に切れる暇があったら西村を買う方が幸せになれる。
いいですかみなさん、まだまだ余裕で間に合います。戸崎なんかいりません。西村淳也教に入信しましょう。
★コメント
1着コンティノアール 西村
「良いスタート。初めてだが終始リズムよく乗れた。良い馬」
2着パシアンジャン 幸
「最後までよく踏ん張ってくれた。休み明けで使って良くなる」
3着テリフィックプラン ルメール
「重たかった。反応もあまりよくなかった」
5着グロッシェン 川田
「気持ちがとても後ろ向きなので、そのあたりが良い方に向いてくれれば」
★次走注目馬
パシアンジャン…馬は普通に強い
■東京10RバレンタインS(OP)ダ1400
前後半3F35秒7-36秒3のラップを刻んで逃げた横山武史の9番人気ロードエクレールが勝利。得意の中山はともかく、苦手の東京で武史は買えないというのが昨年までの傾向だったが、今年のWIN5は中山が未勝利で東京のダートで2勝を挙げた。
調子を落とした騎手が馬質を下げて芝で勝てなくなり、ダートで巻き返すケースは珍しくないが、武史の場合はまだその段階には入っていないと思う。ということは、ようやく復調の兆しが見えてきたのかもね。
それでも言わないとならないのは「下手糞こそ逃げろ、逃げるからこそマギレがある」というWIN5の至言。誰が言ったか知らないが……って俺だよ俺!俺がいつも言ってるよ(笑)。だからこのレースも武史に逃げる度胸があったから勝てた。
馬の実力的には、同舞台の前走霜月S(OP)を2番人気で9着に負けたばかりだから、すっかり印象が悪かった。だってエニフS(L)でエンペラーワケアと3/4馬身の2着に入っていたのよ。オータムリーフS(OP)にしても2番人気3着だから展開の助けがあれば1着もある馬。結論から言おう。ゴ三浦が悪い。あいつが乗って負けたから人気が下がった。
といいたいところだが、多分ありゃガス欠だな。だって3月から5月6月8月9月10月11月と連戦させてるんだもんこの厩舎。斎藤誠だから新の親父さんか。リフレッシュ挟んだ16キロ増で復帰した。そう考えれば納得するよね。ゴ三浦師匠は推定無罪です。
で、大失態を犯したのは自分。当サイトでも元々強かった馬がガス欠で惨敗した復帰戦は人気の盲点になりやすいから買えと言っていたのに、これ完全にチョンボです。見落としました。気付いてませんでした(死罪)。ただでさえロードのカナロア産駒は勝負駆けだと言ってるのにアホか。
話を振り出しに戻すと、武史が好騎乗で勝ったからといって戸崎圭太が好騎乗した訳ではない。圭太ちゃんはいつも通り圭太ちゃんらしい負け方をしただけ。そろそろ脳みそをAIに入れかえた方が騎乗ミス減るんでないか。多分今はまだドラクエ4に出てくるクリフトの方が賢い(オイ。
ラップとしては12.6-11.3-11.8-11.9-11.6-11.9-12.8とL1で止まってるんだから、捕まえ切れないほどじゃなかったように感じる。マイルより1F短い分だけ追い出すタイミングや道中のポジション取りを一列前にするとか工夫が必要だったかもしれないね。
馬群が捌けない圭太ちゃんに内枠というのもマイナスだった。案の定進路の確保に手間取って追い出しも遅れた。外枠に入っていれば届いた可能性はある。それでも武史が強気に飛ばしたからこそのセーフティリード。時すでに遅しだ。戸崎だから負ける。これはそう間違っている話でもない。
先述した西村淳也の【5.0.0.10/15】に対し、戸崎圭太の【2.6.0.10/18】という数字が証明している。WIN5で買わなければならないのは、どちらか……誰にでも即答できるよね。
まあその圭太ちゃんより下手くそで酷いのがゴ三浦師匠な訳で、サルヴァトーレは可哀想ね。
■コメント
1着ロードエクレール 武史
「この馬の良さは地力としぶとさなので、とにかく思い切って行くだけ。淡々としたペースでハードだったと思うがよく凌いでくれた」
2着ウェイワードアクト 戸崎
「良いリズムで走れたが、コーナーで左手前になって、ついて行くのがもう一つだった」
3着エミサキホコル 長岡
「ゲートで他の馬が暴れて、いつも通りのスタートを切る事ができませんでした。馬群の中で、厳しい競馬になってしまいました」
★次走注目
ウェイワードアクト…勝てる力はある
サルヴァトーレ…ゴ三浦補正が痛かった
ロードヴァレンチ…ロード2頭出しでマイペースにならず
■小倉11R北九州短距離S(OP)芝1200
2番人気キタノエクスプレスが勝って、1番人気ロードフォアエースが2着。勝ちタイムは1分8秒5(良)。前後半3F33秒9-34秒6の前傾ラップでも先行勢が好走した。
前半2つに比べれば、特にこれといった印象が残らなかった。
強いてあげれば9番人気マイネルジェロディを狙って3着には来てくれたものの、2番人気と1番人気のワンツーでは妙味なし。いつも荒れる小倉でも今回は荒れなさそうという予想通りの決着だった。
そういえば逃げてこそのレッドヒルシューズはどこへ行ったんだろうと思ったら、11番手のケツの方から7着。映像見るとスタートで煽って出遅れてる。ハゲとるやないか!
勝ったキタノエクスプレスは、前走のCBC賞(G3)でもなんで人気したんやろかって思ってたくらいの馬だったので、こうして勝たれてみるとこちらに見る目がなかったのかなと。人気だから買い目に突っ込んだって程度。厩舎が弱気なコメントで手を出すのをやめたアスクワンタイムはあれだけ後ろから外回して5着なら上々だろう。もう少しロスなく乗れんか?と思いはしたが、川須にそこまで望んだら可哀想だね。でも見せ場十分だったから次は買い。まあ人気するよね。
■コメント
1着キタノエクスプレス 優作
「相手はロード一頭と思ってゲートだけ気を付けた。最後は馬の気持ちで差し切ってくれた。いつもお世話になっている厩舎で結果を出せて良かった」
2着ロードフォアエース 克駿
「3番手でスムーズにレースができた。そこまでハイペースではなく、内から2、3頭目の馬場が一番良いと思ったので、良いところを通った。抜け出して最後は止まったが、昇級戦でこれだけやれたので」
3着マイネルジェロディ 丸山
「枠が良かったしペースも遅かった。楽に外に出すことができたし、馬も頑張ってくれた」
4着スマートクラージュ 丹内
「手応えの割に追ってから伸び切れなかった」
5着アスクワンタイム 川須
「タイミングが良くないところでゲートが開いた。しかし直線ではすごい脚。能力があるのは間違いない」
★次走注目
アスクワンタイム…早熟ではなさそう
最近はメディア寄りの原稿書いていたのに、油断して元に戻っちゃった(笑)。好きな人はこっちの方が個性があって好きなのかもね。