わずか「2ヶ月半」で格差が歴然…ダノンデサイル、ヘデントールらが証明した世代レベルの違い

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わずか「2ヶ月半」で格差が歴然…ダノンデサイル、ヘデントールらが証明した世代レベルの違い

今週のWIN5対象レースとなる阪神大賞典(G2)、愛知杯(G3)があまりにもあまりなので、今回は雑談コラムにしようと思う。

早いもので年明けから、気づけばもう3月の後半。1年の4分の1が終わりつつあると思えば、ゾッとするね。

で、今年ここまで感じたのは、「あれ?やっぱり去年の4歳馬って弱かったよな?」という印象。上の世代と戦ったG1で勝利したのは、大阪杯(G1)のベラジオペラとスプリンターズS(G1)のルガルのみ。

ドバイと時期が近い大阪杯なんてのは実質G1.5くらいのメンバーしか集まらないし、ルガルにしても9番人気の穴馬が激走しての勝利。「史上最弱世代」なんて言われたのは、クラシックを分け合ったソールオリエンス、タスティエーラ、ドゥレッツァがだらしなかったからに尽きる。三冠牝馬リバティアイランドだけは別格だという見方もあるが、昨年の天皇賞・秋(G1)で謎の大敗を喫してしまった。

もちろん、短距離路線やダートではそれなりに存在感を見せていたのだが、芝の王道路線で苦戦を強いられている方が世代全体のイメージに近いのは確か。

昨年と今年で世代レベルの格差が歴然

そこで実際にデータで比較検証してみると、予想以上に悲惨な結果となった。一つ下の現4歳世代が相手となる訳だが、抽出した期間は当然ながら2ヶ月半。そう、わずか2ヶ月半にもかかわらずである。

これは昨年同時期おける4歳世代の重賞成績。牝馬限定戦や短距離を除く1800m以上で抽出してある。道理で物足りなかった訳だ。だって未勝利なんだもの。上の世代にまったくと言っていいほど通用していない。上位人気の支持を集めていた馬でさえこれではどうしようもない。阪神大賞典の週もオマケでつけている。

対する今年の場合はどうか。

「圧倒的じゃないか現4歳世代は!」

「あえて言おう、5歳世代はカスであると!」

大きく人気を裏切ったのはチェルヴィニアくらいで、ダービー馬ダノンデサイルは圭太ちゃんを乗せても快勝。G1勝ち実績のないヘデントールやシックスペンス、クイーンズウォークが年長馬相手に重賞制覇を遂げているのだ。

そもそも29回の出走機会で未勝利と17回の出走機会で4勝では話にならないやね。うん、やっぱり現5歳は史上最弱の扱いでいいのかもしれない(※諸説あり)。

個人的にも世代レベルを推し量るのに実用的なのは、秋天、ジャパンC、有馬で古馬相手に通用したかどうか。クラシック戦線でG1を勝てなかったレガレイラが有馬を勝った時点で勝負ありだったということだね。

でもさあ、まだ3月後半じゃないか!決めつけるのは早過ぎるぜって人は、こちらのファクトをご覧あれ。

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳【2- 5- 1-46/54 】3.7% 13.0% 14.8%

実は年間通しても2勝しか挙げられてないんだね。いいですか?2ヶ月半じゃなくて1年ですよ?

現4歳世代はもう倍の4勝なんだから、この話はおしまいです。以上。