横山典弘、ルメール中心も取りこぼしに色気…一発狙いする鷹ノ巣山特別の予想【WIN5】
今週の最初は荒れない見立て
東京09R鷹巣山特別(2勝)芝1600
先週日曜はしょっぱなから大荒れ。前が多少流れたとはいえ、後方待機していた馬が軒並み上位を賑わせた。
もうこの時期になれば、条件クラスで燻っているような5歳馬や6歳馬の出番はないと考えていたものの、5歳ジュドーと6歳メイケイバートンのワンツー決着となり、最多8頭が出走した3歳馬は見事な返り討ちに遭ってしまった。
今週の鷹巣山特別もtvk賞と同じく2勝クラス、しかもハンデ戦なのだから頭を悩ませられる。
しかもtvk賞より1頭多い9頭の3歳馬が出走。いずれも上位人気に推されそうであり、4歳世代や5歳世代との力関係の見極めがカギとなりそうだ。
さらに先週開幕したばかりの東京は、馬場傾向がまだはっきりしていない状況。エアレーション効果で差しが決まるように見せかけて、踏み固められる頃から前が残り出すパターンもある。
色々と造園課に文句を言いつつも、前しか残らないような作為的な偏重馬場の方が、逃げ馬だけマークすればいい簡単な予想で済むケースもある。このどちらともいえないような馬場は割と厄介かもしれない。
一応の読みは差しが決まる馬場。ハイでもスローでも瞬発力勝負が決め手となる可能性が高いため、ここはやはり上がりの速い馬を狙いところだ。
まあこんな話をしていても先週のジュドーが超レアケースと考える方が楽なのも確か。絞るのは難しくても3歳馬優勢の予想を組む方がベターだろう。ここはあえて上位人気でまとめてみる手を採用した。
まずハンデ戦だが、荒れやすいのは基本的にローカルG3。自己条件やオープンリステッドの場合は、むしろ重い馬から狙えというのがWIN5を続けてきた印象。56キロでもマテンロウバローズを評価したい。
祖母にオークス馬レディパステルのいる良血馬。父ロジャーバローズもダービー馬と芝2400に問題はなかったはずだが、青葉賞(G2)で5番人気13着と大崩れした。
かといって過酷なローテーションを思えば致し方なし。2月のデビューから中1週で2戦目を勝利したのち、相手が強くなるスプリングS(G2)と青葉賞(G2)を連戦している。
おそらくこれは力負けよりガス欠が敗因ではないか。あれから半年じっくりと休養し、仕切り直しで臨む一戦なら期待してもよさそう。
そもそも本馬はスプリングSで本命を打った逸材。決め手となったのはこぶし賞(1勝)の鮮やかな差し切りだ。というのも、同レース3着アイサンサンを見どころのある馬だとチェックしていた関係。覚えている人は覚えていると思うが、昨年10月京都のマイル戦を1分34秒台前半で勝った馬は、その後の重賞でも通用していた。
で、もちろんその1頭であるアイサンサンも期待していいはずなのだが、今のところはまだ過大評価ってところ。と思ったら本馬も出走を予定しているのだから興味深い。
相手には東京の菅原明良が乗るエンペラーズソードを推す。前走勝ちは時計的にも見どころがあった。好発を決めてハナを切り、絡んできた馬を先に行かせる2番手から直線で後続の追い上げを退けた。
淀みのない流れを楽に抜け出した内容は秀逸。東京のマイル戦は6月にギフテッドと対戦して先着を許したけれど、前走の強さを評価したい。今村聖奈に東京で期待するのはまだ早い。
まあその2頭を負かしたマイネルフォルツァに快勝したキングノジョーが強いのは当然。京成杯(G3)で1番人気に支持された馬だもんねこれ。
あとは割と不気味なネーヴェフレスカ。荻野極は惜敗よりもピンかパーのタイプ。一発の魅力ならこれでどうか。
◎マテンロウバローズ
○エンペラーズソード
▲キングノジョー
△ネーヴェフレスカ









