デムーロリターンvs代打ルメールで決まるか…穴狙いは捨てたくない紫苑Sの展望
ミルコがいなくなったリンクスティップ
中山11R紫苑S(G2)芝2000
エストゥペンダ 田辺裕信
キューティリップ 武藤雅
ケリフレッドアスク 西塚洸二
サヴォンリンナ 吉田隼人
サタデーサンライズ 未定
ジョスラン ルメール
セイキュート 津村明秀
ダノンフェアレディ 戸崎圭太
テリオスララ 鮫島克駿
ドマーネ 石川裕紀人
マイスターヴェルク 横山和生
マリアイリダータ 岩田康誠
ラブリージャブリー 菅原明良
リンクスティップ 北村友一
ロートホルン 横山典弘※フルゲート18頭
ハンデ戦が別定戦に替わったり、開催時期が移動するレースが多い今年の番組改悪だが、個人的に最も理解に苦しむのは同じ週のレースを土日で入れ替えた点。条件変更や開催日移動まだ百歩譲ってありとしても、土日の入れ替えだけはマジで頭が湧いてるとしか思えない。
その結果、秋の中山開幕週の重賞も京成杯オータムハンデ(G3)が土曜に移り、3歳牝馬の秋華賞トライアル・紫苑S(G2)が日曜開催となった。同レースがG2に格上げされた関係かもしれないが、そんなことはどうでもいい。
もう何十年も日曜の重賞として親しまれたレースを変える方がギルティーである。そりゃ阪神大賞典(G2)とか昔は土曜阪神だったけどさ。古い人間だからこそルーティンをいじられると調子が狂うのだ。おじさんは怒ってるんだぞ。
嫌ならやるなと言われたらそれまでなので、大人しく本題の展望に入ろう。
過去10年の勝ち馬はこちら。
たまにビックリするような追い込みがハマる年もあるが、基本は前残りが多発する中山コース。特に昨秋なんて本当に酷かった。バカみたいなレコードが頻発して行ったままのレースばっか。2番手のクリスマスパレードがレコードを更新して勝った。
おじさんが腹に据えかねている理由は、レコードを更新するようなレースだったにもかかわらず、「ハイペースではなかった」ことである。山岡はんの鮎はカスや!
前後半5Fのラップ構成は、なんと58秒8-57秒8(後傾1秒0)というクソクソアンドクソスローのカラクリだ。日本人騎手で最も体内ラップが正確といわれる武豊でも、このうんこスローをケツの方から乗って思い切り脚を余していたわけである。むしろよく来たよねボンドガールさん。
だから今年も土曜中山の馬場をチェックしないとどうしようもない。基本的に行ったままの前残りはクソなので、逃げ先行馬を中心に予想を組み立てるのがベターだろう。
リンクスティップ(牝3、栗東・西村真幸厩舎)
春クラシックの桜花賞(G1)3着、優駿牝馬(G1)5着なら、断然人気しても不思議じゃない実力の持ち主。その一方で1着が未勝利戦しかないため、賞金を加算したい馬でもある。
まあ敗れた相手の顔触れを見ると仕方ない。さすがに同世代の牝馬相手に取りこぼすシーンはイメージしにくいものの、阪神のローズS(G2)ではなくマギレの多い中山の紫苑Sを選択したことに違和感を拭い切れない。
幸いなのは先週の中京でWIN5対象レースを連勝して勢いのある北村「机」友一が騎乗を予定していること。何度か言っているように頭を使うタイプの騎手ではないけど、差し追込みの展開待ちがハマったときに爆発力を発揮する。
その反面、出していって逃げ切りみたいな技ありのレースは見掛けないため、やはり前残りの馬を捕まえ切れない展開は警戒しておきたい。距離延長を味方に逆転まで期待された優駿牝馬の凡走も謎のままだ。
ジョスラン(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)
リンクスティップ一強の下馬評と思いきや、某キチガイ掲示板サイトで2番人気想定なのがこの馬。あーなるほど、エピファネイア産駒で母ケイティーズハートならエフフォーリアの半妹ってことね。
母の種付け相手を見てもエフフォーリアの活躍を見た後のタイミングでエピファネイア再登板。生産したノーザンFも狙ってつけていたのが分かる。その間にハービンジャー、モーリス、サトノクラウンを配合した上は悪くないにしてもまだ条件クラスを卒業できていない。
そう考えるとジョスランの戦績は既に期待を上回る内容。前に行けるスピードもあれば切れる脚もある。ほな鹿戸先生とこの馬やし武史かなと思いきやルメール。武史はトウシンマカオでセントウルS(G2)に参戦だったね。
序列はルメール>武史の扱いだから継続騎乗する可能性もあるけど、ルメールは秋華賞(G1)に直行するエンブロイダリーがいたんだっけ。ほなピンポイントの代打かな。武史よりは期待していいと思いたいところだが、武史君は中山専用機なのです。むしろルメールの方が中山で舐めプする可能性がある。
ダノンフェアレディ(牝3、栗東・橋口愼介厩舎)
我らが戸崎圭太ちゃんの騎乗予定。休み明けの前走は20キロ増で楽勝と確かな成長を見せた。昨年6月に438キロでデビューした馬にしては、34キロも増やしていたのだから凄い。キズナ産駒ってどちらかというと早熟のイメージあるけど、この馬は違う見方をした方が良さそう。
近親に活躍馬がいないのは少し割引。安定して逃げ先行するガシマンから圭太ちゃんへのパワーダウンをどう受け取るか。いやいや、圭太ちゃんだってやるときはやりますよ。
ちなみに忘れな草賞(L)で負けた相手のサヴォリンナも出走を予定しており、こちらは机がリンクスティップを選んだ関係で吉田隼人へのスイッチ。前残り要員として侮れない相手だ。それにしてもダノックスって圭太ちゃんびいきだよね。ダノンキングリーやダノンデサイルも典ちゃん降ろして乗せてるくらいに……。
マリアイリダータ(牝3、美浦・田中博康厩舎)
ドゥラメンテ産駒で母マルケッサでピンと来た人はドゥラエレーデファンだろう。
芝で頭打ちになったらダートでも走れる背景のあるタイプ。人気はするけど勝ち味に遅いのが特徴で、それは兄と同じ。
データ派として懸念しているのは、今回予定しているヤスの成績が例年になく低調なことと、一時期勢いのあった田中博康厩舎もまた調子が上がらない点。前走も圭太ちゃんが乗って乗り替わりなら期待薄かもしれない。
テリオスララ(牝3、美浦・田島俊明厩舎)
牡馬相手に逃げ切った萩S(L)だけ走れば勝ち負けも十分。
負かしたディアナザールは、その後に1勝クラスと2勝クラスを連勝。近親にジェンティルドンナやジェラルディーナのいる超良血馬らしい走りを見せている。
それを考えれば同じくらい走れば勝ち負けも視野に入る。ただ長期休養明けのSTV賞(3勝)で思いもよらぬ大敗を喫してしまったのはどうか。
最終的なジャッジは追い切りを見てからになりそう。
何が勝つのかより、何が行くのかを予想する方がベター?
距離で1ハロンの違いはあるが、春のフラワーC(G3)は参考になりそう。勝ち馬レーゼドラマは展開がハマった上に距離の不安もあった馬。優駿牝馬で16着に惨敗し、夏のクイーンS(G3)もキングを乗せて10着といいところなし。
その点、不利な展開で234着に入った馬は多少評価したい。2着パラディレーヌは川田が下手に乗って脚を余した。3着ゴーソーファーも前走の1勝クラスでアロヒアリイを負かしていた馬だった。
だったら4着ジョスランもそこまで悪くない結果だったと思う。本レースで5着に敗れたミッキーマドンナは直線2番手の絶好位から後退して5着の力負け。なるほど、トライアルに限ってはジョスランを舐めてはいけない感じだね。
意表を突く逃げ、または大逃げまでやってくれそうなコンビを探したい。
あ、ゴ三浦師匠から解き放たれたエストゥペンダは、前走ですごい脚使ってたなあ。完全に前残りの超スローをお構いなしに追い込んだ。でもなあ前残りする馬を狙いたいんだよなあ。
エスパー田辺は中山の芝1800がめちゃくちゃ苦手でも芝2000なら普通に勝てる。
WIN5中山芝・田辺裕信
1800m 2- 5- 5- 42/ 54 勝率3.7%
2000m 6- 5- 4- 51/ 66 勝率9.1%
リンクスティップ、ジョスランを評価したいとこだけど、少し荒れてくれないと配当もつかないのよね。セントウルSと同じく2点で済ませる作戦はあまり考えていない。
ガシマンに乗り替わって新潟記念を勝ったシランケドのように、デムーロリターンのリンクスティップか、それとも代打ルメールのジョスランか。まあそれでもハズれるよりは当たってくれた方がありがたい(笑)















