王道の桜花賞トライアルもレベル低下の一途…チューリップ賞で見つけた特注の逸材候補

スポンサーリンク
更新をメールで通知(無料)

メールアドレスを記入して登録すれば、更新をメールで受信できます。

241人の購読者に加わりましょう

今週末からもう3月に突入。舞台も東京から再び中山へ戻り、関西圏の開催も京都から阪神へと替わる。寒さに震える冬もようやく終わりが近づき、春のクラシックの足音も徐々に大きくなる時期である。

関東は中山記念(G2)、関西は桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2)が行われるわけだが、本レースがWIN5の対象となっていることに違和感を覚えたファンは少なくないだろう。

というのもチューリップ賞に土曜阪神のイメージが根強いからだ。試しに確認してみたところ、過去33年は土曜で今年は日曜。さらに遡ると1992年までは日曜の開催だったらしい。タイミング的に二冠馬ベガの優勝した翌年からG3となり、それから33年もの間、土曜のメインレースとして親しまれていた。

自称オールドファンとしても日曜って初めてじゃないか?といいたくなるところだが、大ベテランからは元に戻っただけと指摘をもらいそうだ。

舞台も本番に直結する阪神の芝1600mであり、過去に多くの桜花賞馬を送り出してきた最重要トライアルだったのだが、近年はこの傾向に変化も現れている。

実は、レーティング等が考慮された結果、それまでのG3からG2に昇格したにもかかわらず、過去10年で桜花賞の勝ち馬が出ていないのだ。

先ほどの画像をご覧いただいても分かる通り、最後の桜花賞馬は2014年のハープスター。一応、15年3着レッツゴードンキ、16年2着ジュエラーは桜花賞馬となったものの、よりによってG2昇格後の18年からレベル低下が深刻な雰囲気。その中でもラッキーライラック(同世代に三冠牝馬アーモンドアイ)、ナミュール(鞍上強化後にG1勝利)の例があるとはいえ、以前ほどの親和性はなくなってしまったかもしれない。

これらの決定的な理由は、阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)優勝馬が直行するケースが増えたためだ。実際、グランアレグリア、ソダシ、リバティアイランド、アスコリピチェーノやステレンボッシュ(2着)らがそう。三冠牝馬デアリングタクトや石橋脩が足かせになっていただけのスターズオンアースはレアケースに近い。

そして今年の登録馬の顔触れを見てみても、目立つのJF2着ビップデイジー程度。本馬はデビューから3戦で5番人気1着→3番人気1着→8番人気2着と実力の割に過小評価が続いているため、ここを勝つようなら本番でも上位人気に支持されそうだ。

少し期待ハズレ気味のサトノダイヤモンド産駒だけに父のためにも結果が欲しいところだ。少し気になる点があるとすれば、昨年のJFは例年の阪神ではなく京都開催だったため、初コースとなることか。おそらく今回が初めて1番人気で迎えるレースだろう。

デビュー戦で負かしたウォーターガーベラはシンザン記念(G3)で3着、2戦目に負かしたワンモアスマイルもエリキングやナグルファルといった素質馬相手に善戦している。後は京都より阪神が得意な幸英明にお任せといった感じ。

同じく評価が高いのはエピファネイア産駒のマイエレメント。前走のアルテミスS(G3)で5着に敗れたが、スタートで出遅れる不利。道中も行きたがる馬を武史が引っ張り続け、後方のまま直線の上がり勝負となり、メンバー最速32秒8を駆使しながらも0秒2差までが精一杯だった。逃げたミストレスですら33秒8で上がったスローペースなら巻き返しの余地はある。今回は武史からガシマンへ乗り替わり。関西圏で勝てない鞍上からサウジで結果を残したガシマンに替わるのは好材料だ。

次に現在ノリにノッっている西村淳也が魅力のナムラクララ。冠名で察しがつくようにナムラクレアの半妹にあたる血統。姉は桜花賞で3着に好走したが、このときの浜中は文句のつけようがない好騎乗で導いた。これくらいしっかり乗れば、どこかでG1を勝つチャンスもあっただろうが、それでも勝てなかったのは浜中俊の限界といえる。小倉2歳S(G3)勝ちなどの実績を持っていた姉に比してスケール感が見劣るため、そこは割引。距離延長も歓迎ではなさそう。

ここまでは既存の勢力だが、少し面白そうなのはルージュソリテール。勝ちタイム1分37秒1(稍重)は目立たないが、レース映像を見るとなかなか。血統的にもロードカナロア産駒で母父ディープインパクトとクラシックに対応できそうな構成。おじさんとしては母母エリモピクシーというのも好感度が高い。同馬の姉には1997年のエリザベス女王杯(G1)を制したエリモシックがいる。

当初は遅い勝ち時計と上がり35秒4で印象に残らなかったものの、手応えに余裕を残したまま2着に1馬身3/4の差をつけていた。あと、特筆すべきはL1のラップを11秒3でまとめていること。スローの上がり勝負となった展開でL3は12秒4-12秒0-11秒3の加速ラップ。他馬も加速している中で明確な着差をつけてゴール前で流していたのだから価値がある。

気になった人は、ぜひレース映像までチェックしてみて欲しい。

某サイトの予想オッズなら配当的な妙味も十分。一発の期待はこの馬かもしれない。