2→2→8→9→2番人気の決着で、496万2620円の払戻しとなった先週のWIN5。約500万のお宝配当に喜びを爆発させた勝ち組もいれば、WIN4で壁を殴った惜敗組も多数発生した。
この高配当の最大の立役者は1レース目の阪神10R伊丹S(3勝・ダ1800)で単勝1.4倍のジンセイで2着に負けた川田将雅だろう。SNSでも「川田さえ勝っていれば的中していたのに」という怨嗟の声もチラホラ見掛けた。
確かにレースの内容としては、普通に乗っていれば勝てていたかもしれないと思える結果でもある。こちらについては、実際にレースで騎乗する騎手より、客観的に見られる外野の方が意外と冷静に分析できたりするため、文句のひとつも言いたくなる気持ちはわかる。
当然、川田君なりに無難に乗ったつもりだろうが、馬券を買った側が納得できる敗戦ではなかっただけのこと。敗因は強気に乗らなかったことの可能性が最も高そうだが、それで愚痴をこぼしても仕方のないことである。少なくとも購入した側にはヤジる資格もあったのではないか。
その一方、これでWIN5における対象1レース目の1番人気馬の連敗も11連敗まで更新。以前の記事で非常に珍しいケースだと触れてもいるが、まだ続いているのは覚えておきたい。
また、売り上げの面でも微妙にバブルが続いている。昨年暮れから先週までの売上げをご覧いただきたい。
これまで散々競馬民の生き血をすすってきたWIN5だけに、心が折れないまま買い続ける層は減る一方だったのだが、4年半ぶりの珍事に大きな盛り上がりを見せたのは記憶に新しい。そもそも52億6668万円なんて数字を見たこともなかったのだ。
面白いレースがあれば馬券の売上げが爆発的に上がるのと同様、レースそのものは面白くなくてもキャリーオーバーというニンジンがぶら下がっていれば、買ってみようと思うのがギャンブラーの心理。いつもは見向きもしない人間までやる気満々のガンバルマンと化した。
しかし、少々意外だったのは、このプチバブル状態が微妙に続いていること。やりがい搾取に定評のあるうんこJRAとしてもピンハネ3割と最大の寺銭を設定するWIN5はドル箱。あまりの理不尽さにとっくの昔に足を洗っていた競馬民まで呼び戻してくれたのだからありがたいだろう。
個人的な見解としては、初回からやり続けているからこそ、まだ傷の浅い人間はさっさとやめた方がいいと思っているし、キャリーきっかけで始めた人もいち早く真実に辿り着いて欲しいと願ってやまない。
それはもう「たかが石っころひとつ、ガンダムで押し出してやる」といいながら、「やめてくれ、こんな事に付き合う必要はない。さがれ、来るんじゃない」と叫ぶアムロレイの如くである。
そりゃ俺だって昔はWIN5ってちょろいと思った時期もありましたよ。調子のよかった頃はそれで小遣いをたんまり稼いでいたしさ。だが今はどうだ。一度調子を崩したら戻れないまま。あれだけ稼いでいたのが、まさかの赤字転落で桃色吐息ラブイズオーバーですよ。
とまあそんな話はベッケンバウアーなので、そろそろ本題に入ろう。
先ほど1レース目の1番人気が連敗中だって話をしたが、じゃあそんなときに勝ってるのは何番人気なんだと。答えは簡単、2番人気です(当然)。
現在の流れを考慮した際、やはりレースよりも傾向やパターンは把握しておきたい。
それで改めて全体の勝ち馬人気を調べてみたのだが、いざ確認するとモザイクが取れて解像度も上がった。
いいかい?これはさっきの売上げ画像と同じだが、勝ち馬の人気に注目してくれ。
なんかさ、ねえ水色がめっちゃ多い、多くない?
それで気になって勝ち馬の人気別成績をチェックしてみたのさ。
WIN5総合
※5番人気と9番人気がやたら来てんなあという話は置いといて、2番人気やっぱりめっちゃ勝ってるよ。だって基準値は1番人気の勝率が30%で2番人気が20%だもの。これ逆転してるよな。
WIN5芝
※芝のみ抽出しても逆転状態。1番人気を嫌っても2番人気を押さえておけば的中率アップに期待出来そう。
WIN5ダート
※芝以上に差が開いているのがダート。こんなんもう笑うしかねえぜ。絞りたいときは上から2頭って感じかなあ。
で、今回は2番人気がめっちゃ勝ってるよって話をしたかったんだけど、副産物的に見掛けたのが5番人気と9番人気の高い勝率。これはただの数字にしか過ぎないから特に根拠はないんだけども、芝とダート両方で同じ傾向なのは珍しいね。
じゃあどうしようか
とりあえず、今週も2番人気、5番人気、9番人気に注目してみるのはありかもよってとこ。
5レースあるからどこで来るかは分からんよそりゃね(笑)。
ただ何も知らないよりは、こういうちょっとしたネタも悩んだときの参考になるかなってとこです。
では。