今週末から3月の開催となる訳だが、ここまでのWIN5でちょっとした珍事が続いていることをご存じだろうか。
え?キング姐さんが女性騎手で初めてJRA・平地G1を勝ったって?
まあそれはそれで素晴らしい快挙であることは確かだが、当サイトがWIN5をメインに考察しているのでちょっと違う。答えはこちら。
2024年12月28日~2025年2月23日(10連敗)
実は昨年の有馬記念(G1)開催週を最後に対象1レース目で1番人気が10連敗中なのだ。残りの2レースから5レースで2勝以上しており平常運転。しかし、1レース目のみここまで連敗が続いたのはレアケースだ。
それくらい競馬で珍しくないというのはまだ早い。その参考資料がこれ。この数字は2011年4月24日の第1回から先週までの総合成績だが、ご覧の通り、1レース目は15年の歴史を重ねた状況でもっと堅いレース。だからこそ、ここまで負けが続いたことに違和感がある。
こういう話をするからには、もちろん同じような連敗があったのかどうかも確認した。ちなみに10連敗以上したケースは、過去に3回存在した。
23年7月16日~10月8日(12連敗)
21年10月17日~2022年1月5日(12連敗)
2019年3月17日~5月12日(10連敗)
つまり、今回で4度目のレアケースという訳だ。余談ではあるが、近年になって微妙に増えている気もする。
だからどうしたと言ってしまえばそれまでだが、現在このレアケースが継続していることは把握しておいた方が良さそうだ。
ところでなぜこんな話をしているのかというと、そろそろ連敗ストップがありそうだと考えていた先週にとんでもないアクシデントがあったから。
1番人気サウスバンクはスタート直後に外へ斜行して騎手が落馬。2番人気カワキタマナレアは鼻出血で凡走。いずれも馬券購入側に予測不可能なものであり、こんなことまで何もなかったのような顔をして返金を拒否するJRAによる横暴な振る舞いが伝わる内容だった。
両馬は前売り段階から1番人気を争っていたが、結局どちらが1番人気の支持を受けていたとしても結果は同じだったということ。
なんか見えない力が働いたとか、何度レースをやり直しても戸崎が負けるみたいな不思議な感覚に陥ってしまった。
今週末のWIN5で1レース目に予定されているのは、阪神10Rの伊丹S(3勝)ダ1800。1番人気の想定はジンセイ、ロードクロンヌ、ミッキークレストの3頭が候補っぽい。この史上4度目の珍事はデータ的な意味合いでも注目したい。
君は生き延びることが出来るか。