「キャリーオーバー阻止」の芸術的騎乗に愕然…怒りよりも笑った東西メイン【WIN5回顧】

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「キャリーオーバー阻止」の芸術的騎乗に愕然…怒りよりも笑った東西メイン【WIN5回顧】

春天前に収穫あり?

京都11RマイラーズC(G2)芝1600

こちらも10Rと同じく後方から速い上がりを使った馬が勝利。予想で触れたように、結構自信を持って買っていたから、ロングランの勝利は想定内ではある。

セオが前残りするか、ジュンブロッサムが差し損ねるかというのが大方の見方ではあったものの、ロングランの切れ味なら間隙を突くこともできるだろうという見立て。そして鞍上のヤスなら実現してくれるのではないかという期待値込みだった。

それを十分に感じられたのは、スタートしてから道中の馬場読みと進路取りだ。

10頭手立てとはいえ、大外から内へ潜り込む

進路を探した分だけ外に出すが、その後はまた内

内枠のジュンブロッサムが大外のロス

武豊のことは好きだが、この結果はそれぞれの騎手の差といえるかもしれない。少なくともロングランはヤスじゃなければ勝てなかった気もする。豊さんは綺麗な乗り方をするけど、若い頃と違って天才だと驚かされるケースは激減した。普通に乗って普通に負けてるだけよねこれ。

で、やっぱり感じたのは前が残らない馬場ってこと。ひとつ前の記事でも書いてるけど、これさあ割と深刻だと思う。来週は天皇賞・春(G1)があるけど、馬場がいいからという理由だけで、いつもの前残りを狙うと大怪我しそうな気がする。

いつもの安直な高速馬場ならセオが勝つ展開だった訳だから、現在は切れる脚のある馬が正義。しかも、ただ切れるだけじゃなくて高速決着に対応可能な持ちタイムの裏付けも欲しい。

ニホンピロキーフは予想でも触れた通り、昨年のマイラーズC3着ばかりが先行して、今は馬券的な妙味もない。その癖に馬券にもなってなかったのだから嫌っていいタイミングだったよね。

10RのL3が11秒6→11秒0→11秒0、11RのL3は11秒6→11秒1→11秒2。おー怖い。どちらもL2で究極の切れ味勝負になってるぞ。春天でもこういう展開を頭に片隅に入れておくべきだ。

★コメント

1着ロングラン 岩田康誠
「本当に馬の具合も良く、良馬場で切れ味を発揮することができた。前に乗せてもらった時はトモが緩かったが、今回は踏み込みがとても良くなっていた。7歳になって、いまが絶頂期だと思いますし、次の大きな舞台に挑戦してほしいで」

2着ジュンブロッサム 武豊
「4コーナーから直線に向いて、反応があまり良くありませんでした。そこで勝ち馬に離されてしまいました。それでも最後は詰めてきてくれてたし、復調の兆しが見られます」

3着セオ 岩田望来
「馬は頑張ったが、時計が速かった。またリベンジしたい」

4着ニホンピロキーフ 田口貫太
「自分のいいリズムで走れた。最後もしっかり伸びてくます。開幕週で時計も速い中、この馬なりに頑張ってくれた」

5着グラティアス 北村友一騎手)
「落ち着きがありましたし、右にもたれる癖も出さずに現状の力はしっかり出し切ってくれました」

6着ホウオウリアリティ 団野大成
「前走で1600mを使って慣れがありましたが、最初はどうしても流れに乗れませんでした。ワンターンの1800mから2000mくらいがいい」

7着エアファンディタ M.デムーロ
「前の馬が止まりませんでした。良く伸びていました。ゲートでは、扉が開いたら進んで行きませんでした」

※1着▲ロングラン、2着◎ジュンブロッサム、3着○セオ。

東京11RフローラS(G2)芝2000

東京も京都と同じく持ちタイムと切れ味勝負の馬場。単純に前にいるだけでは残れないため、マギレを考えるなら後ろの馬にも脚を使わせる大逃げでもしないと捕まる感じの馬場だった。

芝2000mのフルゲートで前後半5F通過が59秒9-58秒7(後傾2秒2)だから、見た目以上のスローペースだったことが分かる。

いいですか?ハイペースでも前が残るのが超速馬場、スローペースでも差しが決まるのが普通の高速馬場です。これは似て非なるものだけに、注意深く見ておかないと造園課の詐欺に騙される。

だって考えてみてよ。18頭中の18頭が34秒台以下をマーク、うち7頭が33秒台を出している訳で、レースに騎乗していた騎手たちが、外野ほど馬場状態やラップを意識して乗っていたようにも思えない。こいつら中卒だしな。かといってもっと飛ばしていれば、よかったのかというと何が正解かもわからないが。

それでも、この馬場と展開で自分から控える選択をした騎手が正しかったとも思えない。なあ池添、おまえだよ(笑)。スタートして引っ張ってるの見てもう終わったと思ったぞ。

こんな中途半端な乗り方するくらいなら、まだ武史の方が上手く乗ってるよ。

引っ張って引っ張って

こんなところまで下げちゃったぞこの野郎

これならまだマクったゴ三浦師匠の方がまだマシ。謙ちゃんが下げたのと入れ替わりくらいでポジションを押し上げているね。

で、結果は5着な訳だけど、ほら、ピンときたでしょ、あれだよあれ。

ワイは知っとるんや。本人以上にゴ三浦師匠のことを(笑)。

かといってフローラSの予想自体はなかなかのうんこ予想で、大ハズレした人間が偉そうなことなんて言えないのよね。

そんなことより勝ったカムニャックは、ようやくデビュー戦で高く評価された実力を発揮。アルテミスS(G3)で1番人気に支持されたほど強い勝ち方だったが、好位からの切れ味勝負に屈して6着に凡走しただけでなく、エルフィンS(L)でも見せ場なしの4着に敗れた。

おまけに川田将雅からシュタルケに乗り替わって7番人気まで急落した。そのシュタルケもJRA重賞を勝ったのが8年ぶりという珍事。2017年4月だってよ。

懐かしいジョークリトリス

このジョークリトリスさんの父ジョーカプチーノは康太が佑介より先に初G1勝ちを決めたことでも有名だったっけ。

でもまあ8年間も用がなかった騎手だから軽視されても仕方ないか。にしてもさすが金子さんの馬って感じの勝ち方だったねえ。

石橋脩の3着なんてのは1ミリも気にする必要がない。何かをしても足を引っ張るだけの存在だから、逆に何もしないように徹してハマっただけ。やり直したら勝てる可能性がある訳でもない。

圭太ちゃんのブラックルビーに関しては、予想でも話したように負けてないだけで強い訳でもない。むしろどこがどう強いのかすらわからない馬だっただけ。

とりあえずは、バカみたいに引っ張った挙句、半端に34秒1で上がっているルクスジニアの謙ちゃんに腹が立っただけのレース。オークスでも用はないね、うん。

★コメント

1着カムニャック シュタルケ
「ここ3週間、勝てなかったのでとても嬉しい。道中、かかるところはありましたが、なだめながら行くと、落ち着いてくれました。このパフォーマンスで勝ってオークスへ行けることをとても嬉しく思います」

2着ヴァルキリーバース ルメール
「最初に少しひっかかりました。チークピースを使いましたが、走りながら一生懸命すぎるところがありましたし、もういらないかなと思います。勝った馬をマークしましたが、最後は少し疲れてしまっていました」

3着タイセイプランセス 石橋脩
「前回は勝たせるために前に出して行きましたが、この馬の良いところは末脚だと思っていたので、今日はげてじっと我慢させました。ただ、直線で、ルメール騎手と同じタイミングであの進路を狙ってしまいました。あそこに入れたらもしかしたら…という感じ。勝ちに行っての結果ですね」

※ちょっと何言ってるか分からない。

4着エストゥペンダ 三浦皇成
「枠が出たときから、ハナまでは考えていませんでしたが、ケンカするくらいならこの馬のリズムでと思っていました。ただ、欲を言えばもう少し流れた中で壁を作って競馬してあげたかった。権利をとれず申し訳ないです」

5着タガノアビー 藤岡佑介
「内枠で外に出しきれませんでした。あまり器用なタイプではないので、外目を回していきたいと思っていたのですが、それがかなわなかった分の5着でした」

ということでこのまま回顧を終わろうと思ったのだが、もう一度レースを見直してみると、石橋うんこ脩大先生が、とんでもないクソ騎乗を披露してくださっていやがったので振り返る。

まあ見てくれよこれ。。。

どうせまた石橋脩が僕は頑張りましたってポーズだけだと思ったら、映像を見てみると愕然。どんづまっただけでなく、ぽかりと空いたスペースに気付かないまま外に移動してるなあ。すげえなあ。

これ多分、本人は見えてないよ。いつも消極的な安全策ばかり取っているから、周りを分析できてない。うまい騎手ならもう少し考える余裕があったのでは?女の運転みたいなことやってる。

人気と着順だけ見れば、18頭立ての最低人気で3着に入ってえらい!すごい!神騎乗だって間違えるかもしれないが、これは石橋脩が巧かったんじゃない。めっちゃくちゃ下手糞に乗ってただけだって事実が浮かび上がる。

もしこの馬が勝ってればキャリーオーバもあったんじゃないか。恐るべし石橋脩。マジで怖いよこいつ。怒りより笑ってしまうほどに。

ただタイセイプランセスが強いことは十分過ぎるほど伝わった。次で買おう。石橋脩は降ろしてね。お願いだから。

全体的な結果はこちら。

5レース中2レースしか拾えなかったため、空回りしちゃったが、自信を持って狙ったバトルクライとロングランは狙い撃ちに成功したので、気持ちはそこまで惨敗でもない。あくまでWIN5だから負けただけで馬券なら勝ってるって意味で。

今の予算的にも3桁配当はともかく億超えを狙う買い方もはしていない。

例の作戦と視野に入れつつ、自分の穴狙いとバランスを取りながら買い目を絞った。実際、4番人気と5番人気を自分の予想で的中してるんだから悪い気はしないよ。

気を取り直してまた来週~。