「ハンデ戦は重い馬から買え」は合っているのか?体感ではなく裏取りで確認する【WIN5】

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「ハンデ戦は重い馬から買え」は合っているのか?体感ではなく裏取りで確認する【WIN5】

当サイトの読者諸兄なら、ハンデ戦のレースで当方が「斤量の重い馬から買え」と話しているのを目にする機会は割とあると思う。今回は何となくとか体感的に思っているこの定石の裏取りをしてみたいと思う。

ちなみにJRAが定義している定量戦とハンデ戦の違いは以下。

定量
別定のなかでも、馬の年齢と性別を基準に定められているレースです。
なお、GⅠレースは、定量または馬齢重量で行います。

ハンデキャップ
出走予定馬の実績や最近の状態などを考慮し、各出走馬に勝つチャンスを与えるよう決められた重量を負担させるレースです。JRAのハンデキャップ作成委員が、各々の負担重量を決定します。

説明文にあるように、ハンデキャップ戦とは出走各馬に勝つチャンスが与えられるように斤量が調整されたレースのことを示すが、実際に軽量馬が好走しやすい条件とは、ローカル重賞(実力差が小さい)、小さな馬(体重比率で数字以上に恩恵が得られる)パターンがイメージしやすい。

それ以外の場合はというと、多少斤量が重くても強い馬は強かったりする。大体気になってくるのは59キロや60キロくらいかなという印象である。

ただ、斤量が重いと必要以上に嫌われやすいのも事実。実際はそれほどマイナスとなっていなくても、斤量の見た目で人気を落とした馬が好走したり、前走で大敗した馬が軽視される感じだろうか。

しかし、あーそんなもんかという認識で済ませるだけではもったいない。こういうのはもう一歩踏み込んで考えた方がいい。

では早速ファクトチェックに入るとしよう。

こちらは過去10年のWIN5対象レースにおけるハンデ戦の負担重量別の成績。勝率を見れば一目瞭然といった感じで重量と比例して好走率が上がる。

WIN5対象レースのハンデ戦(過去10年)

ダート

 

これだけでも数字の意味は十分あるが、クラス別に分けたものがこちらである。

2勝クラスと3勝クラスの芝とダート

2勝クラスと3勝クラス(芝)

2勝クラスと3勝クラス(ダート)

OPまたはLの芝とダート

OPとLの芝

OPとLのダート

G2またG3の芝とダート

OPとLの芝

OPとLのダート

何がどう違っていたか

条件クラス…芝ダートともにハンデが重い馬狙いでいい。

OPとL…芝もダートも勝率上がるが芝の方が顕著。

重賞…そうとは言い切れない。

こんな感じだろうか。同じ条件でも芝のレースの方が好成績だったことは覚えておきたい。

本稿を書いた一番の理由

重賞レースを抜いたもの(芝)

重賞レースを抜いたもの(ダート)

ここで抽出したのは、過去10年におけるWIN5対象レースでも重賞を除外したもの。つまり条件クラスとOPやLのみのデータだ。

「ハンデの重い馬から買え」だけでもそれなりに使えるデータではあるのだが、WIN5をやる人間なら穴かどうかが優先ポイント。なぜ当方が重い馬から買えといっているかの理由に、「勝率が高いだけでなく穴馬だから」という最大の理由があったのだ。

あまり他人に共有したくないネタだが、本サイトを愛読してもらっている人ならまあ(笑)。

今週の対象レースにもハンデ戦が組まれている。早速出番があるぞってところ。

迷わずに SAY YES

では