「荒れ放題」のレースで上位人気に隙あり!?一発の魅力はアイツでどうか…阪神11R六甲Sの予想
最後に1番人気が勝ったのは2018年ロジクライまで遡る必要があり、現在は実に6連敗中。その間も6→4→2→4→7→9番人気なのだから基本的に荒れる条件だ。
ただその前は2→3→2→1→1番人気とどちらかといえば堅いレース。荒れ始めたのはただのOPからリステッドに替わってからのタイミングに一致する。馬場や展開も前残りから差しが決まるなどどっちつかず。WIN5でなければ手を出したくないレースといえるだろう。
まず最初にチェックをしたいのは土曜阪神の馬場状態だ。
レースレベルやメンバーの違いがあるとはいえ、逃げた馬が4頭すべて連対。これだけでも十分に前残りしていることが分かる。じゃあ追い込んで勝った馬はなぜ?となる訳だが、そんなんもうあれよ、勝った馬が強過ぎたんよ。
6Rのムイは1月小倉でデビュー勝ちの2戦目。ラップが流れたものの、ほぼケツの方からぶっこ抜いた決め手は次元が違った。映像見てみても圧倒的な強さでゴール前も余裕があったほど。これ覚えておいた方がいいな。ムイね。
で、毎日杯(G3)もファンダムがやべえ競馬。好スタートを決めたにもかかわらず、宏司は控えて後方のインまで下げた9番手。直線でもリラエンブレムの後ろで行き場がなくてバタバタしている。進路が相手からは目が覚めるような切れ味で全馬を抜き去ったが、あんなの見てられないっての。馬が可哀想ね。
レース後のコメントで「前向きなところがあるのでセーブしながら走れるように課題を持って乗った。冷静に走ってくれたので自信を持ってた」などと抜かしていたが、アホボケカスといいたい。冷静にって?ルメカスの真似でもしとるんか。折り合いに専念して末脚を引き出すにしても自信過剰な乗り方だぞこれ。もっと他にあるだろもっと。そんなデュランダルみたいな競馬は誰も望んじゃいねえわ。
馬のことを考えれば、さっさとまともに乗れる騎手に替えた方がいいね。
あ、六甲Sの話をするんだった。ちょっとあれにはムカついたので苦言を呈してしまった。
まあそれはともかく阪神が高速馬場で前残りするのは分かった。こういう馬場でぶっこ抜くのは力が違う馬じゃないと無理。それに比べて古馬のレースならキャリアの浅い3歳と違って、そこを見せていない素質馬はいない。つまり、ある程度は額面通りの評価で収まりそう。
だったら東京新聞杯(G3)で6着、京都金杯(G3)4着のセオは実績上位。少しアテにならないところのある馬だが、昨年の立雲峡S(3勝・阪神芝1600)を1分32秒7で走破しているのは時計面で安心感がある。その次の都大路S(L)で下したアルナシームは、後に中京記念(G3)と中山金杯(G3)を優勝した。力なら足りているはずだ。
相手もニホンピロキーフでいいだろう。この馬もマイルCS(G1)8着、洛陽S(L)3着なら普通に足りる。少し気になるのは阪神より京都向きな印象がある点だ。
絞るならこの2頭という気もするが、穴で一発ならトランキリテとグラティアス。ただどちらももう一歩の競馬が多く、1着で期待するとなると微妙なラインかもしれない。
あ、そういえばトランキリテってさ。石清水S(3勝)でセオ差し切ってたっけ。ううむ。。。
◎セオ
○ニホンピロキーフ
▲グラティアス
△トランキリテ
×バレエマスター