インティを推した責任を取って詫びコラ
23日、東京競馬場で行われた第37回フェブラリーS(G1)は、初ダートで根岸S(G3)を勝利したルメール騎乗のモズアスコットが、2着ケイティブレイブに2馬身半差をつける圧勝。今後のダート界の勢力図一変を予感させられる勝ちっぷりは、仮にクリソベリルが出走していたとしても負かしていたのではないかと思えるほどだった。
コパノキッキングがやられたくらいでは、まだまだトップ級の牙城は崩せないのではないか。そう思いたかったし、いくらなんでもポッと出の参戦にあっさり負けてはダート馬の存在価値すら怪しくなる。
そう、日体大がスポーツで東大に負けるようなものだ。そりゃ後藤真希にセンター奪われたなっちも病んで激太りしたわけだよ。
トップクラスのライバルが揃って不在のここは、前年の覇者インティにとってはおあつらえの舞台設定のはずだった。前走東海Sはいつもの逃げの手に出なくても差してくるという新境地も開拓。逃げられなくても力が出せるという自信もあった。
ところが、スタートで後手を踏み、祐一のワイドファラオにあっさりとハナを奪われると、直線半ばでは早々に反応がなくなりズルズルと後退。一度も先頭に立つことなく14着という目も当てられない惨敗。インティよりも前で競馬した馬すら1頭も交わせなかったことを考えると擁護のしようがない敗戦だったと言えるだろう。
また、地味にレースをぶち壊すクソ騎乗をした戦犯も約2名。
祐一ワイドファラオがダッシュよくハナに立つと、内からあえてポジションをあげた田辺がそのまま競りかけ続けた。これで隊列が収まらずに前半がハイペースになる原因となっている。引かなかったとはいえ、逃げる権利を先に取っていた祐一はともかく、田辺の乗り方は1ミリも理解ができない。
オーナーの山口氏もこれは指示ではなく田辺の独断だったと回顧している。スローの一発狙いをするには、ペースが速過ぎるし何がしたかったのか意図も見えない。後藤と吉田豊じゃないんだから。
ワイドファラオとアルクトスはやり合いすぎ。さすがにあれだと息が入らない。どっちかが引いとけば、インティもここまでの大敗はなかったかな。サンライズノヴァとワンダーリーデルは巧者ぶりを見せたけど、残念やったのがタイムフライヤー。追い出し待てば③着あった。一気にギアを入れちゃったね。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) February 23, 2020
例によってアンカツさんもわかんねえと触れたのみ。
インティという馬が、逃げ馬の割にそれほどテンのダッシュが速くないことはわかっていたが、そんな注文が好走の必須条件なら通用しなくなるのは仕方がない。小倉大賞典のヴェロックス同様、不可解な敗戦だったと考えるほかなし。青写真通り、順調な臨戦過程で追い切りも好時計だった馬にしてはあっけない幕切れとなった。
モズアスコットの勝ち時計1.35.2は過去10年と比較して平均並み。だが、勝ちっぷりに関しては王者の風格すら感じさせる内容だったといえそう。おそらくダート最強のルヴァンスレーヴ、クリソベリルと戦っても楽しみがありそうだが、距離の守備範囲がマイルまでなら顔を合わせる可能性は低いかもしれない。
根岸S勝利の際に矢作先生がまだ8割の出来と吹いたのは事実だったということか。個人的に気になったのは早熟傾向が強いフランケルの産駒ということ。例に違わずこの馬も安田を勝って以降は尻すぼみ。根岸にしても当方は相手が弱かったから勝てたと勝手に勘違いしていた。
二匹目のどじょう狙いに妙味なしと意固地になったことを反省したい。
目次
フェブラリーSのラップ構成
12.5-10.9-11.2-11.8-12.3-12.2-11.9-12.4
前後半5F
34.6-46.4-58.7
60.6-48.8-36.5
前後半の3Fで1.9秒もの落差があり、完全に差し追込み有利の流れ。ハイでもスローでも対応できる中団で競馬をしたルメールの好判断も素晴らしかった。
レース後のコメント ※ラジオNIKKEIより
1着 モズアスコット(C.ルメール騎手)
「ついに(自分自身)フェブラリーSを勝てました。今までたくさん2着がありましたが、今日はビッグチャンスだと思っていましたし、勝てて嬉しいです。
今日はいいスタートを切って、インティの後ろにつけて、直線はすごくいい脚で加速しました。素晴らしい脚でしたね。彼はダートで新しい面が出ました。彼のような血統のダートホースもいますし、すぐにダートに慣れて能力を発揮してくれました。強かったです。是非またGIで応援してください」
安田勝ちで距離も問題なければ、芝スタートで加速もつきやすい?いやいや、そんなうまい話がある訳、、、ありました。
それにまたルメールの好騎乗も見逃せない。
土曜の京都牝馬で弘平が先に重賞4勝目をあげて単独トップに踊り出ると、日曜にはG1を勝ってすぐまた並びかけるんだもの。
2020年もルメール中心で競馬界は進んでいく。
川田や豊さんはライバルにはならなさそう。
(矢作芳人調教師)
「状態も良くなっていましたし、芝スタートで1600mと条件が好転していましたし、自信はありましたが、その分、緊張もしました。
レースについてルメール騎手と特に話はしていません。道中の位置取りも良く、直線、外に出せば必ず伸びると思っていました。抜け出した後も、府中の直線は長いので最後まで気を抜けませんでしたが、嬉しかったです。
連闘でGIを勝ったり、ダートでもGIを勝ち、すごい馬です。年を重ね、適性が変わってきたところがあり、芝なら時計の掛かる馬場が、それかダートが合っています。
この後は、オーストラリアのドンカスターマイルに向かいます。秋は、アメリカのブリーダーズCダートマイルを視野に入れています。本格的に、芝・ダートの二刀流として育てていきたいと思います」
所詮外野のこちらが条件はむしろ好転とはいえないと考えたとて、管理している調教師がそういうならそうなんだろう。すみませんでした。
一度は終わったかに見えた馬が、ダートで目を覚まして第二の馬生をスタートする。
2着 ケイティブレイブ(長岡禎仁騎手)
「よく伸びてくれました。外枠でしたから、内の馬を見ながら道中はラストの脚を残して、伸びるのを信じて乗りました。馬が応えてくれました。本当にいい伸びで、勝てるかと思ったほどでした」
確かに前走はあまりにもあっけない負け方で見ている側も違和感があった。
前売りオッズを見たときにはまさかの単勝万馬券。だからといってさすがに長岡君を買おうとは思わなかったのは大半の競馬ファンと同じ。西日も関係なかったし、オーナーからの指示であえて後ろからの競馬をしたのもハマった。
思えばこの馬が初めてG1を勝った帝王賞では出遅れたのが奏功して差しがハマったのを思い出す。あのときは出遅れたことによって祐一の作戦が反映されなかったことの副産物。
狙っての後方待機だった今回とは異なる。
この馬がもしも勝っていたら、WIN5はキャリーオーバーとなった可能性も。
3着 サンライズノヴァ(松山弘平騎手)
「本当にいい脚を使ってくれました。4コーナーで外を回される形になりましたが、強い競馬をしてくれました」
ゴール寸前でワンダーリーデルをハナ差交わしての3着。記事で推奨したのはインティとサンラズノヴァの2頭。できればどちらも来て欲しかったが。3番人気だったとはいえ、今年の弘平はよくやっている。
4着 ワンダーリーデル(横山典弘騎手)
「馬は頑張ってくれました。よく走っています」
安定のいつもの。
5着 タイムフライヤー(S.フォーリー騎手)
「4コーナーまでもう少しスタミナをセーブしたかったのですが、うまく抑えることが出来ませんでした。馬はGIでよく走ってくれました」
負けて強しだったのが強気な3番手から競馬したタイムフライヤーで間違いない。
フォーリーが早漏だっただけで馬は完全復調を思わせる走り。
こんなタイトなラップとレース展開でこれは評価すべき。
6着同着 モジアナフレイバー(繁田健一騎手)
「芝スタートで滑ってしまい、進んで行きませんでした。もう2列前でレースがしたかったんですが…。2列前だったら、また違った結果になったと思います」8着 ノンコノユメ(真島大輔騎手)
「ゲートは上手に出てくれました。現状、1800mから2000mの方がレースはしやすいと思います。マイルは忙しいです」
古谷神が応援してるくらいだからまあ。。。
芝スタートで滑ったモジアナフレイバーはともかく、18年に自身がこのレースを勝ったときには超ハイペースに便乗しての追込みだったことを考えると展開は向いたはずだが・・・。
地方に移籍すると中央ではスピード負けしてしまうのかも。
10着 ヴェンジェンス(幸英明騎手)
「今日はゲートも出て、前でレースが出来ました。3、4コーナーで砂を被って、精神的に嫌がっていました。そこで走る気をなくしてしまいました」
結果的にハイだっただけで、前にいたことは責められない。
14着 インティ(武豊騎手)
「全然、この馬らしさがありませんでした。馬場に出て、返し馬はうなるほどの感じだったのですが…。初めて全然走らない感じになりました。走りのバランスが良くありませんでした。何ともなければいいのですが」
これしか言えないよねえ。豊さんの口ぶりからも故障でもしたんじゃないかと心配するようなコメント。
勝つためにはこれからもルメールを買うしかないんだなあ
こればかりは仕方がない
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