上位拮抗も展開の見落としはないか?あえて狙ってみたい馬のいる大沼Sの予想【WIN5】
展開の盲点を考える
函館11R大沼S(L)ダ1700
3つ目の対象レースは函館のダート1700m戦。大荒れはしないものの、人気サイドがころっと負けたりするので注意が必要だ。
レベルの上がるオープンなら持ちタイムも1分45秒は切りたいところ。ちなみに去年はテーオードレフォンが出走し、2番人気で4着に敗れている。
あーこれ宝塚記念(G1)の週に行われたやつね。同舞台で負けた馬が1キロ増で出走してリベンジを狙う。
物差しになるのはサンライズアリオンか。1キロ重いダンテバローズ相手に吾妻小富士OPで3馬身差の完敗。福島民友C(L)でも1キロ重いテーオードレフォンにも3馬身半の完敗を喫した。
かといって展開次第でマギレはあるだろうと狙った平城京S(OP)では逃げ切り成功。ここは思い切り狙い撃って7番人気の穴を拾えた。
サンライズアリオンの鞍上にはダート中距離で穴を連発するハゲ。いつもハゲとるやないかとイジっているけど評価はそこそこ高い。こいつも圭太ちゃんと同じで人気馬は頼りないけれども、気楽に乗れる穴馬だと大胆な競馬をするタイプ。圭太ちゃん以上に空気を読まない騎手だ。
実力と実績を考えてもこれら3頭はセット買いがベターだろう。
割って入るとすれば人気でもジャスティンアース。芝からダートに転じて3戦2勝の内容はすべてダート1400m条件だが、ローカルのダート1700mは、主場開催のダート1400mと比較的相性がいい。直線に坂もなく、そのまま押し切れるのかもしれない。
そして何より怖いのが武豊の存在。この人ダートは上手いんだよなあ。脚質的に中団から前の競馬もできそうだから、脚の鈍った先行勢をまとめて面倒見るだけの脚力もある。
展開で気になるジャスパーゴールドの出走も不気味。本馬はスプリント特化型のため、スピードの違いでハナを取りやすくなる。おまけにリピーターコンビの和生で関東遠征ダートの森ハゲ案件にも合致する。
単騎で逃げればこのメンバー相手にも一泡吹かせる可能性までありそう。逃げたい馬が多いけれども行き切ってしまえばしぶといのが逃げ馬。穴を出すなら割とこういう馬か。
扱いが難しいのはペリエール。追い切りも珍しく好内容で陣営も強気なコメントを出した。実力実績ともに目を引く存在の一方、完全に東京巧者である。
人気がないなら狙っても面白いが、得意の東京で近走ショウナンライシンやタマモロックに先着を許しているのは割引材料。大輔の騎乗は心強いが強気になれないか。
先行勢が強力なだけに、後ろの馬よりも行ったままの警戒を優先する。和生はとにかく前残り狙いでこそ。
◎ジャスティンアース
○ダンテバローズ
▲テーオードレフォン
△サンライズアリオン
★ジャスパーゴールド