大本命敗戦を「読み的中」でズバリ…岩田望来との和解に手応え掴んだマーチS【WIN5結果分析】
他のレースはともかく、ここだけはプライドと意地をかけて拾っておきたかった。その理由は単純明白。週中の記事でデータも予想もロードクロンヌ、ハビレは勝てないとほぼ予言していたからだ。
ロードクロンヌさんは、正直こちらが思っていたより強かったので焦ったものの、ハビレは当たり前だよなあ。最終的に前日の2番人気から4番人気まで下がったが、この馬はは少し変な人気の仕方だった。
想定外があるとすれば、典ちゃんのマテンロウスカイくらいだろうとタカをくくっていたら、ホントにいきなり勝ち負けするんだもの。初回だから無理しないのかと思ったよ。自分で進言したなら勝ちを狙うか。
岩田望来との和解に手応え
それでもロードが負けてくれればいいかと半分諦めつつあったところで突っ込んできたのがブライアンセンスの望来。やるじゃねえかよー!信じてたぜ望来!!!
おじさん望来嫌いだったじゃんってのは、もう水に流す。ギャン中は金になるやつが大好きなだけなのだ。なんかね、見違えるように乗れるようになったのよこの子。レースを見ていて、負けたとしても納得できる負けとそうじゃない負けってあるじゃない?実感したのはこの半年くらいかなあ、ちゃんと乗れてるのよ。
おまえいつも騎手の悪口ばっか言ってんなあって人もいるかもしれないが、それはあくまで是々非々でのこと。武史やミルコだって乗れてる頃は褒めていたし、乗れなくなったから割引要員になっただけ。ルメカスだってJRA所属になったばかりの頃は、てんで使い物にならなかったよ。川田将雅にしてもまったく勝てない時期があった。
それだけ敏感に好不調を気にしているってことだよ。だから乗れてる奴は買うし乗れてない奴は買わない。答えはいたってシンプル。儲けさせてくれるヤツが偉い。それだけ。
重賞ということもあってペースは、前後半で2秒ほど前傾とそれなりに流れている。L4のラップも12秒1→12秒4→12秒7→13秒4とL1でバッタリ止まった。これはロードの前走も同じようなラップでL1に13秒5があったと話したのと同じ。単純比較はできないが、同じ稍重のダ1800で前走は1分52秒1で今回は1分51秒5と0秒5詰めた。それでも勝ちタイムは0秒1速かったんだから、相手が強くなったってことだろう。
先着を許したブライアンセンスは57.5キロ、マテンロウスカイは59.0キロと自分より重い。力は十分に出し切っての負けだから、佑介がハゲていた訳でもない。
それにこういう競馬をせざるを得なかったのも最内枠を引いたから。中山のダートは距離に関係なく外枠が有利な印象であり、内に入った以上は包まれないで済むような乗り方しかなかったはずだ。もし外枠だったらわからなかったかもしれないくらいの実力は証明している。
予告的中ズバリでなんとか面目は保った
まあ何が嫌だったかって、これでロードクロンヌに勝たれたら、この馬を上回るパフォーマンスを見せておきながら負けたムルソーを狙った自分が救われないから(苦笑)。そういう意味ではハビレにもヴァンヤールにも先着されたムルソーの完敗だったね。
いや、そんなことはどうでもいい。
WIN5の予想をする際、上位人気の2頭を真っ先に消したことで点数配分はかなり楽になった。実際、正解だったのだから胸を張るところだ。
最終的に選んだのは3頭で、ブライアンセンスとミッキーヌチバナとスレイマン。え?ちょっと意外だった?そうかもね。
4,5番人気じゃなく8番人気の圭太ちゃんと和解しようってのは甘かったけどまあ。ペイシャエスの59キロが嫌で入れ替えたんだがあまり意味はなし。一発の怖さならブレイクフォースだったが、この条件って明良が苦手なんだよねえ。4着なら頑張ったけど。
1着▲ブライアンセンス、4着×ブレイクフォースなら読みは悪くなかったと思う。
★コメント
1着ブライアンセンス 岩田望来
「相手はロードクロンヌだと思った。昨日から見ていて前が残ると思い、2・3着馬も前にいた馬でしたから、それを射程圏に入れないと…と思った」2着マテンロウスカイ 松永幹夫師
「外枠でしたが、ジョッキーがうまく内に潜り込んで流れに乗れた。勝ったと思いましたが59キロの分、最後に脚があがりました。選択肢が広がりました」3着ロードクロンヌ 藤岡佑介
「枠が出た時点で皆の目標になるだろうと。包まれるのが嫌で、ある程度主張して2番手に切り替える作戦。3コーナーで1頭分外を回らされ、その分、最後に甘くなりました」4着ブレイクフォース 菅原明良
「やりたい競馬はできた。はまればチャンスはあります」5着ホウオウルーレット 田辺裕信
「何かもうひとつ欲しい感じ。休み明けを使って変わるのが楽しみ」6着ハビレ 三浦皇成
「1コーナーまでの動きが最近では1番。道中もリズム良く運んで3コーナーから捉えにいきました。ただ、重賞メンバー相手に勝ちにいくと、最後の坂が堪えました。悲観はしていません」※あーやっぱそうだよね佑介。ホウオウルーレットはヤス専用と思ってた割にエスパーが手応えあったみたい。