田辺裕信、ルメールに不安あり…思い切って穴狙いしたい中山10RスピカSの予想【WIN5】
実力的にはアドマイヤマツリが断然。前走の初音S(3勝・東京芝1800)は、明らかに戸崎圭太のミスで取りこぼし。内で馬群を捌けないまま、先に抜け出したキングのカナテープにクビ差で敗戦した。
これはもうキングが上手過ぎたとしか言いようがないものの、圭太がレース後に腕の差を悔しがったり、騎乗の反省もなく「自分が思い描いていた通りに運べた。いい感じでレースができた」と満足していたのがどうしようもない。こういうところが向上心のなさや不信感に繋がる。
それだけに次はしっかり乗れよと思っていたところでエスパー田辺に乗り替わり。愛知杯(G3)のカピリナに乗る関係だが、これはハッキリ言って歓迎できない。圭太ちゃんがキングより下手なのは仕方ないが、芝1800のエスパーでは鞍上弱化になってしまう。
サイコパスっぽいエスパーは、中山のマイルで穴を出す期待値の高い騎手である一方、1ハロン延びた1800だとまったく使い物にならない側面を持っている。
これはもうWIN5でデータを取っている人間には常識といっていい。この条件で石橋脩以下なのだから、どうしようもないとはこのこと。柴田大知やゴ三浦師匠にまで後れを取っているのだ。少なくとも中山芝1800なら戸崎でよかった。
枠と展開を味方に穴で一考したい
軸候補の馬がこれなら他で一発を期待する作戦に変える。
まず、アドマイヤとクビ差だったキュクヌスに注目せざるを得ないのだが、この馬はこの馬で前走はルメールがかなりの好騎乗で実力を十二分に発揮してのもの。武史への乗り替わりはマイナス。それぞれ戸崎→田辺、ルメール→武史で前進は期待できそうにない。
かといってルメールのトラマンダーレも追い切りの動きがもうひとつ。距離は問題ないが、中山未勝利は気になる材料だ。伸びしろに期待ならミッキーツインクルは魅力の1頭。中内田充正で中山に使った上に中井というのは不安だが、元々の素材はなかなか。中井やルメートルで連勝しているなら馬は強い。
展開で魅力なのは内枠を引けたルクスビッグスター。宏司が危なっかしく思える反面、実は密かに中山芝1800巧者である。前走は大外の8枠17番から2番手の積極策で2着。石橋脩でこれだけやれたら宏司は鞍上強化だ。中山も合っている。
同じく前残りで警戒したいのは、大知のコスモフリーゲン。2走前の美浦S(3勝・中山芝2000)でキングズパレスのクビ差2着している馬だ。東京の前走は切れ負けしたが中山なら。問題は勝てない大知かな。
◎ルクスビッグスター
○ミッキーツインクル
▲アドマイヤマツリ
△トラマンダーレ
×コスモフリーゲン