「世界一の刺客」も事実上の鎖国が返り討ち?最強馬たちが迎え撃つジャパンCの予想【WIN5】

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「世界一の刺客」も事実上の鎖国が返り討ち?最強馬たちが迎え撃つジャパンCの予想【WIN5】

カランダガンは買わない

東京12RジャパンC(G1)芝2400

東京開催の最終週を飾る今週末の目玉は、なんといっても国際G1のジャパンCだ。

天皇賞・秋で初G1タイトルを手にしたマスカレードボールを筆頭に、クロワデュノール、ダノンデサイル、タスティエーラと3世代にわたるダービー馬が参戦する。東京優駿(G1)と同じ芝2400mの舞台でいずれ劣らぬ精鋭たちが覇を争う。

それだけでも十分に見応えのあるメンバーだが、今年はさらに「世界最強馬の肩書を持つカランダガン」も出走する。

今年の欧州年度代表馬にも選ばれた英傑は、13日に発表されたロンジンワールドベストホースランキングで1位を獲得。名実ともに「世界最強馬」に相応しい実力と実績の持ち主といえるだろう。

夏に本格化を遂げ、英仏の代表的G1を3連勝。日本の平地競走じゃ滅多にお目にかかれない61.0キロや60.5キロで完勝を決めている。

「これほどの馬が、なぜ凱旋門賞(G1)に出走していないのか」

答えはシンプル。騙馬には出走資格が与えられていないためである。こちらについては日本のクラシック競走にも出走が認められておらず、「優秀な種牡馬を選定する」という趣旨に反するという理由のためだ。

まあ、そんなことはどうでもいい。我々のようなギャンブル中毒は、馬券になるかならないのかの方が最優先。あくまで私個人の独断と偏見を前提にジャッジしてみたい。

結論からいえば「NO」だ。

まず、当方はジャパンCと凱旋門賞が対極的なレースと考えているからである。

年々馬場の高速化に拍車が掛かり、見たことがないような勝ちタイムや上がりを目にすることも珍しくなくなった近年、相も変わらずパワーとタフさが重視される欧州競馬とベクトルは完全に逆向きなのだ。

にもかかわらず、日本ではいまだに凱旋門賞制覇が悲願のまま。外国勢は今ほど高速化が顕著ではなかった時代のジャパンCを優勝した過去はあるが、日本馬はいまだにエルコンドルパサーやオルフェーヴルの善戦を忘れられないまま悶々としている。

もちろん、挑戦する姿勢にリスペクトはあるものの、別競技とまで言われる舞台で好走するためには、やはりそれに相応しい調教なり慣れが必要だ。日本から遠征したディープインパクト産駒が惨敗しても欧州で育成された産駒はG1も勝っている。まあ「氏より育ち」ってことだろう。

それを踏まえた上で今回のカランダガンが、日本の高速馬場で好走する確率を考えれば、限りなく低いと述べざるを得ない。

いや、そうとも言い切れないぞと思いたいのは、ドバイシーマクラシック(G1)の好走実績。過去にカランダガンと同じく世界一になった日本馬、ジャスタウェイやイクイノックスもドバイの地でレーティング1位を獲得した。

しかし、彼らの場合は楽勝した結果で1位。対するカランダガンはダノンデサイルの2着に敗れており、評価の対象は欧州G1の3連勝の方。もうこの時点で同列に語れなくなってしまう。

例として近5年のドバイシーマクラシックの勝ち馬とタイムを振り返ろう。

■ドバイシーマクラシックの勝ち馬と勝ちタイム

2025年 ダノンデサイル  2:27:05
2024年 レベルスロマンス 2:26:72
2023年 イクイノックス  2:25:65
2022年 シャフリヤール  2:26:88
2021年 ミシュリフ    2:26:65

ではジャパンCの場合はどうだろう。

■ジャパンCの勝ち馬と勝ちタイム

2024年 ドウデュース   2:25:5/32.7
2023年 イクイノックス  2:21:8/33.5
2022年 ヴェラアズール  2:23:7/33.7
2021年 コントレイル   2:24:7/33.7
2020年 アーモンドアイ  2:23:0/34.7

■ダービー(参考情報)
2025年 クロワデュノール 2:23:7/34.2

時計がすべて2つや3つ速くなっているだけではなく、特筆すべきは上がりの速さ。海外では日本のように上がり3ハロンの数字は確認しにくいが、確認しなくても日本のコースより速くならないはず。

目をそらせないのは、ドバイシーマクラシックで敗れた事実の方。本格化云々以前にドバイでは後の欧州最強馬ですらダノンデサイルの軍門に下った訳だ。

我々は日本馬が好走実績を持つドバイのレースで問題なかったからこそ、カランダガンに警戒を深めているかもしれないが、既に欧州と日本の中間に位置するドバイで負けた馬が、さらに軽くてスピードを求められる日本で逆転可能なのかということ。繰り返すが答えは「NO」となる。

ギャンブラーは忘れやすいのでジャパンCにしても凱旋門賞にしても、「もしかしたら今年は違うんじゃないか」と毎年のように繰り返している。

そんなジャパンCも気が付けば日本馬が19年連続で勝利を続けており、外国馬が馬券の対象になったのも2006年の3着ウィジャボードが最後。18年も好走例のないデータなら普通に問題ない。たとえそれが世界最強馬だったとしても日本の馬場も同じく別競技なのだから……。

去年のマイルCS(G1)に出走したチャリンなんかも思い出して欲しい。

本馬も欧州のマイルG1を3勝した大物だったが、今年より時計の遅かった京都で5着に敗れた。

通用しなかったというより、日本の高速馬場でよくここまで走ったなという感想。当方としては相当強かったんだなと逆に驚かされた。

スペシャルウィークより強かったエルコンドルパサーを凱旋門賞で破ったモンジューすら、日本の馬場で走れば勝てない。勝ちタイム2分25秒5の当時より、現在の馬場はさらに高速化しているのだ。

特に今春は酷過ぎて、稍重発表のエプソムC(G3)でレコードが更新される珍事まで発生。いよいよ行き着くとこまで行ったなという感じ。

逆にこれでカランダガンに勝たれでもしたら目も当てられない惨事だよ。これだけ欧州と真逆の馬場を作って事実上の鎖国をしている状況。ガラパゴス競馬をやってきた日本の超速馬場が世界最強馬を跳ね返すはずだ。

ジャパンCの予想はここからがメイン

あ、なんかジャパンCの予想記事なんだけど、普通にコラム1本分書いちゃったな。

はい、ここからカランダガンは敬遠(敬って遠ざける)前提で本題に入ろうと思います。

普段から当方の発信をご覧いただいている読者の方は、今更マスカレードボール本命から心変わりすることはないと考えていると思う。この決断を最後に迷って700万のWIN5を取り逃がしたんだ。もう迷ってはいけない(戒め。

まず、週中のコラムで触れた通り、秋天の勝利はこちらの期待を遥かに上回る強い勝ち方。勝ちタイム1分58秒6は目立たないにしても、L4の44秒4は2020年にアーモンドアイがマークした45秒3を凌駕する史上最速だった。

上がり最速はシランケドの31秒7に対し、マスカレードボールのそれは32秒3ながら、直線で最後方だった馬と位置取りの差に過ぎない。そもそもここまで究極の瞬発力勝負に順応して勝ち切った事実を評価する。

レースの追い切りも問題なくこなし、木曜追いに変更した秋天とも異なる平常運転。最大の注目だった枠順は7枠15番を引いてしまったが、ゲートの遅い本馬にとっては下手に内を引く方が怖かったくらい。2着に敗れたとはいえ、ダービーはさらに外の8枠17番。それがクロワデュノールに先着を許す一因だったかどうかは微妙だ。

2025年東京優駿

優駿牝馬(G1)の外差し馬場から、内前馬場に替わったダービー。競馬ファンならダービーやジャパンCの週の馬場が内伸びに造られる傾向を把握しているだろう。

3枠以内の馬の好走率がやたらと高いのも無関係ではない一方、蓋を開けてみればドウデュースをはじめ、イクイノックス、コントレイル、アーモンドアイ×2、キタサンブラックなど、見えない力が作用したかのような1番人気馬が恩恵を受けた。

ここまでいくともはや「JRAが枠順と意図的に操作している」という疑惑すら現実味を帯びてくる。

だが、昨年のドウデュースはどうだったか。3枠3番からスタートしてもケツの方から大外をぶん回して差し切った。これはドウデュースだけが別次元の競馬をしていただけで、内前馬場の恩恵を受けたシンエンペラーとドゥレッツァの2着同着に貢献した。

その一方、穴馬が好走することに援護射撃をしても、強い馬なら外を回しても強い。現在の東京に関しても内が止まりにくいだけで外が伸びない馬場でもない。だったらマスカレードボールの7枠15番も悲観するほど深刻ではないと見る。

過去10年で1枠5勝、2枠1勝、3枠3勝の計9勝が内枠ばかりのジャパンCで唯一例外だったのが、ショウナンパンドラが優勝した2015年だ。

この年も例に漏れず1番人気に支持されたラブリーデイが、「見えない力の働いた」1枠1番を引いて負けた。そう、勝ったショウナンパンドラはマスカレードボールと同じ7枠15番だった。だからどうしたって話だけど、唯一外から勝った馬と一致したのは、なんかデータの抜け道っぽくて心強くない?俺だけ?(笑)。

別の目線で展開すれば、負けてもらっては困るというのも本音だ。

新潟のデビュー戦から注目し、アイビーS(L)でクロワデュノールを倒せるのは、この馬くらいと話してきた。ここまでのレースで足りなかったのは、G1で託せる鞍上の方。馬場入りから発狂していたホープフルS(G1)はともかく、他のレースは道中の不利や騎手の騎乗に残念なところがあった。

逆に言えば秋天は最初から最後まで不満のなかったレース運び。これはさすがにルメールに恐れ入ったという感じ。これまでのストレスがなかったんだもの。

心配なのは手塚先生も言っていたけど、距離よりスタンド入りとゲートイン。それでもダービーで一度経験しているなら、そこまで気にしなくていいか。徹頭徹尾マスカレードボール推しで貫きます。

本サイトはWIN5専門のため、その他については触れなくてもいい、、、訳でもなく馬券の参考にしている読者も大勢いるので話します。

ダノンデサイル

ダービーの勝ちタイムは2分24秒3良で上がり3ハロンは33秒5。これこそまさに内前馬場の恩恵を強い馬が最大限に利用した好騎乗である。強い馬がさらに強く見える。ベテラン横山典弘だからこそ成功したイン突きが光った。

1番人気に推されたのは圭太ちゃんのジャスティンミラノだが、外から好位につける悪くない騎乗だったと思う。かといって馬群を捌く競馬が苦手な彼が、内枠を引いたからといって典と同じ真似ができたかどうかは懐疑的だ。むしろ外枠だからこそ、前が詰まらないと安心したくらい。

ダノンデサイルに関しては、菊花賞(G1)や有馬記念(G1)の凡走でオーナーサイドに乗り替わりの口実を与えてしまった格好だが、舞台はダービーと同じ東京の芝2400。肝心の圭太ちゃんがG1未勝利では強気になれない。

戸崎圭太の東京芝2400成績(G1)

典ならもっと怖かったゾ。ドバイで倒したラカンダガン相手に日本では負けないだろう。

クロワデュノール

まともなら、この馬がマスカレードボールにとって最強のライバルだった。

敗因はどうであれ、直接対決で3戦全敗。別に力負けしたとは1ミリも思わないが、現実にはそういうことになる。

ただ、やはり切っても切れないのは北村友一の存在。斉藤崇史調教師は机を優遇してくれているが、大一番で騎手の腕が求められるような複雑な展開になるとボロが出る。それが皐月賞(G1)の敗戦だったと思う。ミュージアムマイルの強さは認めても、あれはモレイラと北村友一の差が表面化した結果。ダービーの場合は、馬体も充実して申し分のない仕上がりで優勝した。

この馬の武器はスタートしてすぐ好位につけられるセンスの良さと速い上がりを使えること。究極の切れ勝負になると一瞬の切れを持つ馬に不覚を取る可能性もあるが、「初心者でも運転しやすい車」のような操縦性の良さがある。

ところが、そんな強敵もさすがに今回は臨戦過程が怪し過ぎる。

フランス遠征から帰国して検疫を済ませて疲れを抜き、再び上昇気流に乗りたいところだったが、中間の併せ馬で格下相手に遅れたり、最終追い切りの動きも見た目だけきれいにまとめた感じ。

同じサンデーレーシングのレガレイラとミュージアムマイルが有馬記念出走を表明しているのもあって、クロワデュノールクラスの馬ですら「使い分け」の弊害が見え隠れ。陣営も「状態が戻らなければ有馬」と話してたが、外野からしたら「なら有馬まで間隔空ければいいじゃん」の感想しかない。別に無理してまで状態に不安が残るままジャパンCに出す意味は?

「おそらく最初からオーナーサイドは使うつもりだったので変更したくない」

そんな裏事情じゃないかなあ。本心は出したくないけど、先入観を持たないクリスチャンを乗せてジャッジしてもらうことで体裁を整えた?

普通に好走したらごめんなさいだけど、この状態のクロワデュノールに順調な臨戦過程のマスカレードボールが負けてもらっては困る。状態の戻らない相手に負けたらもう一生敵わないってことになる。そんな未来は嫌だね。

それこそ秋天のダイワスカーレットとウオッカみたい。一見ライバルのように見えて2頭の直接対決はダイワスカーレットが圧倒していた。疑惑の判定と噂されたあの大金星がなければ、ライバルと呼ばれることはなかった可能性もある。

ということで、戸崎圭太が不安プラス、突然凡走した後に別馬になってしまうこともあるエピファネイア産駒のダノンデサイル、完調じゃないクロワデュノールは割引材料がチラつく。あくまで保険の扱い。

カランダガンを買わないにしてもダノンデサイルやクロワデュノールがこれなら、マイルCSのように上位3頭中1頭しか馬券に絡まないパターンもイメージしておきたい。

ジャスティンパレス

おまえさあ、ステイヤーじゃなかったのかよ。というかまだ衰えないで元気なのかというのが、ジャスティンパレスさん。切れる脚がないように見えて、そこはディープインパクトの血だろうか。秋天で32秒6の切れ味勝負にも対応してしまった。

1枠1番という願ってもない絶好枠を手に入れたなら軽視はできない。昨年は秋天でガシマンが勿体ない乗り方をして4着に敗れ、クリスチャンに強化されたなら距離が延びるジャパンCで悪いわけがないと期待されたものの5着まで。今年は団野大成が好騎乗で3着に導き、またクリスチャンに強化される。

東京で成績がもうひとつのクリスチャンだから、手放しに歓迎できないけどもミュージアムマイルで2着に入ったしねえ。枠が出たときから上位人気は仕方ないと思っている。追い切りの動きも好調キープなら買い。

シンエンペラー、ドッレッツァ

昨年2着同着に好走した2頭。追い切りで超抜ジャッジをしたドゥレッツァはビュイックが文句なしの好騎乗を見せてくれた。ガシマンこと坂井瑠星も7番枠から迷いなくインを狙い撃ち。内前馬場はこう乗れば好走するといわんばかりのお手本騎乗といえる。

ただ、今年の場合はどちらも追い切りが昨年ほどの迫力がない。シンエンペラーはまだ元気な方だったけど、それぞれ8枠16番と8枠17番では厳しいか。ガシガシマンのガシマンなら、ジェンティルドンナのヤスみたいに強引な切れ込みをする可能性もあるが、去年に比べると乗り難しくなった。

タスティエーラ

追い切りで覇気のなかった秋天は10キロ増の余裕がある馬体。勝ち馬よりもいい位置につけながら、あのスローで下がったのは息が持たなかったからだろう。一度使われた馬体は引き締まり、最終追い切りでも弾んだ。今年の超抜ジャッジはこれ。

と思いきや、よりによって8枠18番の大外を引いたのは痛恨。使われて一変した情報は世間でも出回っているから、大外の分だけ人気しなければいいと前向きに考えることにする。ダミアン君なら上手く乗ってくれるでしょ(願望

一部のファンから史上最弱とまで揶揄された現5歳世代でベラジオペラと本馬が、古馬になってもG1を勝てた救世主。ぬるい大阪杯を連覇するより、ダービーと香港のクイーンエリザベス2世Cを勝った方が価値はある。

ブレイディヴェーグ、シュトルーヴェ

圭太ちゃんが芸術的などん詰まりを演じたブレイディヴェーグだが、マーカンドが乗ることもあってか思いのほか人気がない。外枠を引いてもこの馬は後ろからなので影響も小さい。追い切りも普通に元気だったよ。

陣営の話では折り合い重視らしいからハンパに出すこともない。となると脚を溜めて直線勝負するはず。このメンバーで究極の切れ勝負なら引けは取らないね。マーカンドも落馬しないように直線で外に出すだけで乗り方も難しくはない。後は展開待ち。

シュトルーヴェは昨春に3連勝を決めて宝塚記念(G1)まで駒を進めた逸材。らしさを欠いたこのレースから二桁着順を繰り返し、かつての勢いは陰りを見せたが、希望の光が見えたのは前走のアルゼンチン共和国杯(G2)の5着。59キロを背負って後方から最速上がりをマークした。

ご覧のように、上がり最速を出したのは3連勝した頃以来。追い切りは期待したほどじゃなかったけど、東京で絶大な信頼を寄せる菅原明良が乗るなら色気も出る。なんとかどさくさに紛れて3着にでも入ってくれれば嬉しい。どうせまったく人気しないでしょうよ。

買い目

◎マスカレードボール
○ダノンデサイル
▲クロワデュノール
△ジャスティンパレス
△ブレイディヴェーグ
△タスティエーラ
△シンエンペラー
★シュトルーヴェ

馬券は3連単1着固定で。どさくさに紛れて3着にでも来てくれたら面白いシュトルーヴェは最低人気なのね(笑)。

いつも以上の長文ですが、最後までお付き合いいただき感謝。

余談

以前、副編集長を任されていたメディア時代の付き合いで、yahooさんにインタビュー形式の予想記事が掲載されるようです。

既に見掛けた方もいらっしゃると思われるが、自由に書いている当サイトの原稿と異なり、優等生のいい子ちゃんをやりました。ほら、メディアの場合は下手なこと書けないからさ。

本サイトで好き放題やってるのがいつもの姿。ノークレームでお願いします(笑)。