中山の開幕週で行われるアクアマリンS。過去10年の勝ち馬を見渡すと、近4年は差し馬が台頭する結果が続いている。
その一方で少し気になるのは開催時期。19年までは2月最終週だったのが、差しの決まった近年はおそらく2週目。これは少し引っ掛かる。今年は開幕週のため、馬場状態は良好だ。
にしても15~17年と1番人気が3連勝していたレースにもかかわらず、翌年から9-9-7-10-3-13-4人気と荒れ放題。いくらなんでもヤリ過ぎじゃないか?
今年の馬場状態を考えれば、再び前残りにシフトしても不思議ではない。そこで注目したのが各馬の持ち時計(中山)である。
狙いたくなるのは当然レオテミスとジューンブレア。何しろ中山芝1200の同舞台でアドバンテージを得ているからだ。まずは両馬の前走を比較してみたい。
レースラップは12.0-10.6-10.9-11.4-11.6-11.5で前後半3F:33秒5-34秒5の前傾1秒0。これを内から抜け出して楽勝した。
レースラップは11.9-10.1-11.1-11.1-11.3-11.6で前後半3Fは33秒1-34秒0。上がり最速ではないものの、0秒1しか見劣らない。これはそれぞれの騎手の差もあるが、展開を他人任せにしないで勝ちに行った結果だ。
乗っている石田君が若手で53キロだった恩恵はあるが、それはここでの問題とはならない。これはレース映像を見てもらえれば分かるのだが、内容が非常に強いのだ。本レースはスタートから徹頭徹尾、小林美駒のマキアージュが競りかけてまったく息が入らない流れ。直線で並び掛けられるシーンはあったものの、そこから競り落として2馬身半差の圧勝を演じた。
この勝利に価値を加えたのが、完敗したマキアージュの次走。同じく2勝クラスに出走して2馬身半差の圧勝をしているのである。つまり、レオテミスの前走はマキアージュがいたからこそ2馬身半差だった訳で、いなければ4馬身半差の圧勝どころか、展開も楽になり5馬身差以上の差があったと推察可能だ。
ジューンブレアとのアドバンテージは、昨年12月からの比較でも顕著。
レオテミスの時計はカーバンクルS(エイシンフェンサー)やサンライズS(ステークホルダー)より速く、ジューンブレアは同時期の開催で他レースに見劣る。これがすべてだと考える。机上の理論上は、レオテミスがジューンブレアに負ける理由はない。
また、個人的には勝った前走より敗れた2走前の尾張特別を評価する。このレースでは出足がつかずに中団からの競馬となったが、しぶとく伸びて2着を確保。この展開で崩れないということは、一本調子の逃げ馬ではないということ。
ということでレオテミスで9割方勝てそうの結論。近年は波乱続きだが今年は絞って攻められる。イメージ的に広げたいレースでもあるのだが、出走メンバーでレオテミス以上にインパクトのある馬はいなかった。
ジューンブレアは内枠の戸崎も割引材料。自分から勝てる位置取りをできればいいが、基本的に自分からは動かず展開任せのタイプ。ガッツリ勝ちに行く石田君に分があると見る。
◎レオテミス








