京都でも東京でも武豊がカギ…開幕週とエキスパートが気になる毎日王冠の展望【WIN5】
絞って買うには躊躇するレース
東京11R毎日王冠(G2)芝1800
エルゲルージ 牡6 未定 57
エルトンバローズ 牡5 西村淳也 57
サトノシャイニング 牡3 武豊 55
ジェイパームス セ5 佐々木大輔 57
シックスペンス 牡4 未定 58
シリウスコルト 牡4 古川吉洋 57
シルトホルン 牡5 大野拓弥 57
チェルヴィニア 牝4 戸崎圭太 56
ディマイザキッド 牡4 岩田望来 57
ホウオウビスケッツ 牡5 岩田康誠 57
ラファドゥラ 牝5 未定 55
レーベンスティール 牡5 津村明秀 57
ロングラン セ7 丹内祐次 58※フルゲート18頭
競馬民が秋を感じる重賞といえば、中山のスプリンターズS(G1)より東京の毎日王冠(G2)ではないだろうか。
登録馬の顔触れは京都大賞典(G2)より面白そうだけど、最注目は武豊が騎乗するサトノシャイニング。松山弘平から西村淳也、そしてダービーは武豊。あの前残り馬場で2番手の積極策は理に適っていたはずだが、力の抜けているクロワデュノールやマスカレードボールはともかく、ショウヘイに交わされたのは、なかなかショッキングな敗戦だった。
淳也の負傷もあっての鞍上交代だから、川田将雅のルガルと同じく強奪といっていいかは微妙なところ。ただ、里見オーナーも年齢的にいつ引退してもおかしくないご老体だけに、こういうときに託したいのは武豊というのも分かる話である。
また、今年の3歳世代が近年でもハイレベルなことはわかる。
3着ショウヘイも5着エリキングも神戸新聞杯(G2)で崩れることなく好走。6着ミュージアムマイルも圭太ちゃんを乗せても勝てる強さをセントライト記念(G2)で証明した。
また、堅い毎日王冠の歴史もおそらく1番人気の本馬を後押しする。
え?こんなに堅かったっけ。。。
2年前の4番人気エルトンバローズは、川田将雅の「性格の悪さ」が思い切り出たレース。映像を見ても意図的に邪魔をしに行っているシーンがうかがえる。
これはNHKマイルC(G1)のときにジャンタルマンタルでアスコリピチェーノをハメた手口と同じ。ターゲットの戸崎に蓋をして、さらにその煽りを食らったルメールのシュネルマイスターの仕掛けも間接的に遅らせた。
故意じゃないという擁護の声も聞こえそうだが、これはかなり高い確率で狙ってやっているように感じる。自分はこういうことをやるくせに、被害に遭いそうなときはオーバーアクションで相手を委縮させる。だから人間的に好きになれないんだよな(個人の感想です)。
まあそんな話はともかく、実質1番人気が過去10年で9勝している毎日王冠は堅いレースといえそう。スプリンターズSで2着に惜敗した翌週だけに、武豊もスッキリしたいだろう。
いつものように某キチガイ掲示板の予想オッズをチェックするとこんな感じ。
あー、チェルヴィニアが割と人気しているのね。
あと、注意したいのは東京の芝1800mにはエキスパートが存在する点。堅いレースといっても、昨年の覇者シックスペンス、2年前の覇者エルトンバローズ、そして59キロを背負ってエプソムC(G3)を楽勝したレーベンスティールもいれば、開幕週の前残り馬場で持ち味が生きるホウオウビスケッツも出走を予定している。
各馬の詳細については個別に触れてみたい。
サトノシャイニング(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)
ダービーで期待外れに終わった理由が距離に関係すると考えた場合、1800mに戻る今回は巻き返し必至。東京スポーツ杯2歳S(G2)でクロワデュノール相手に善戦しており、安定した先行力も凡走をイメージさせない。
能力に陰りの見える年長馬よりは若さと勢いを優先したい。この馬なら武豊も後ろから脚を余す競馬はしないと思う。切れる脚もあれば底力もある。アドマイヤテラを選ばずに乗るのだから明確に勝負駆けというのも伝わってくる。
チェルヴィニア(牝4、美浦・木村哲也厩舎)
ルメールじゃないんだと思ったが、アロヒアリイで凱旋門賞(G1)に乗るんだっけ。そういう意味ではレガレイラとは異なる意味合いでの戸崎圭太起用である。
レガレイラの場合はルメールも手の内に入れられなかったから説得力があるとはいえ、チェルヴィニアはルメールの腕が目立っていた馬。そのルメールに腕の差で負けていたのが戸崎圭太とステレンボッシュのコンビだった。
これは鞍上が逆なら結果も逆だったろうという程度の実力差であり、同じ木村哲也厩舎の管理馬でもレガレイラと同じように扱うのは危険だろう。
春に調子を落としていた馬が、前走のしらさぎS(G3)でらしさを取り戻したのはいいものの、自分より後ろにいたキープカルムにあっさり交わされた点は、衰えの予兆と考えざるを得ない。そのキープカルムも3番人気の中京記念(G3)で5着に敗戦した。
そう考えればこの馬も本物ではない。その相手に負けたチェルヴィニアも評価したくはない。
ホウオウビスケッツ(牡5、美浦・奥村武厩舎)
昨年の2着馬であり、天皇賞・秋(G1)ではドウデュースの3着に善戦。クソスローの前残りが大好物の馬である。
完全に「ヤス仕様」の馬だからヤスでこそ。軽視されると隙ありとばかりにあわやのシーンを演出する。その反面、人気するとマークされて好走できなくなる。
この手のタイプは舐められて展開が楽な時にハマるから、最初から人気してしまうと拍子抜けするかもしれない。弱い5歳世代の中では頑張っている馬だから応援はしたい。
シックスペンス(牡4、美浦・国枝栄厩舎)
噂によると当初の想定に入っていなかったらしいが、あえてのエントリーが不気味。底力のないキズナ産駒らしくG1で足りずにG2で無双するタイプ。まるで川田将雅みたい(一言多い)。
先述したホウオウビスケッツの好走を阻むならこの手の馬だろう。何しろアノ馬より完全に切れ味で上回るからだ。同じスローの前残りでも切れる脚があるから強い。
問題は状態面の方。滑り込みで登録して来たからには使える状態にあるということ。引退間際の国枝厩舎の馬だけに、当然勝ちを意識しているはずだ。
ちなみに本馬もルメールの馬だが、現時点で想定騎手は未定。外国人騎手が乗りそうなノーザンの馬だけど、誰になるのかは気になる。追い切りで最もチェックしたい馬かもしれない。
エルトンバローズ(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)
杉山晴紀厩舎はサトノシャイニングとエルトンバローズの2頭出し。相手が騎乗ミスをすれば勝ってしまうレース巧者でもある。
先述した毎日王冠勝利の際も、3歳時のラジオNIKKEI賞(G3)も、誰がやらかしたのかというとどちらも戸崎の圭太ちゃん。おまえホンマいい加減にせえよ(笑)。
毎日王冠のソングラインは川田のせいとはいえ、ラジオNIKKEI賞は200%戸崎のせい。戸崎で負けたレーベンスティールは、モレイラに鞍上強化されたセントライト記念(G2)でスッキリ勝利。この2人を比べるのはさすがに可哀想だ。
元々G1級の馬でもなく展開がハマるかどうかなので、そろそろ衰えも気になり出すタイミング。西村淳也にも頑張ってもらいたい。
レーベンスティール(牡5、美浦・田中博康厩舎)
昨秋の天皇賞で◎を打つくらい期待した馬。穴党ゆえの一発狙いだったが、ドウデュースの強さばかりが際立つレース内容だったね。まあドウデュースと2点で買ったから、大きな被害はなかったけれど、WIN5は残念ながらハズレ。7番人気エピックジョイの勝利はあれど、他が4つとも3番人気以内で765万円っておかしくない?
混戦のレースもあったが、目立った波乱もエピックジョイ以外は1レース目の1.7倍ゴルデンスナップを浜中が飛ばした程度。いや、待てよ。秋天の1番人気がドウデュースじゃなかったっぽい。
リバティアイランドの方が人気してたのか。なるほどなあ。
それにWIN5って混戦のレースほど実は荒れない。マイヨポアやアルジーヌにしても単勝は5.4倍と4.8倍だった。これは票が分散してみんな等しく死んだって訳ね。1点突破しようとした浜中俊に裏切られて、他の混戦で点数を広げて無駄打ちしたということか。
おじさんはWIN5でリバティアイランド入れてなかったな確か。
いや、そんなことよりレーベンスティールの話だ。
59キロでめちゃくちゃ強いレースをしたけど、休み明けの前走・新潟大賞典(G3)は、津村を起用して1番人気11着の惨敗。明らかに調教代わりに使い捨てされた津村が可哀想って話よ。
シックスペンスもレーベンスティールも八百長馬場が大好き。状態面さえ整っていれば、もっちも得意な条件じゃないかな。
武豊を信じるなら1点、疑うのも面白い
前残りするといっても秋の東京は割と安定しないのが特徴。酷いときは本当にどうしようもないくらい後ろの馬が届かなくなる。
ただ、問題視されるべき中山とは異なり、東京の場合は馬場を見てみないと分からない。馬場造園課との戦いはこれからも続くだろう。
このメンバーならホウオウビスケッツやチェルヴィニア、エルトンバローズは気乗りしないかなあ。展望書きながら予想もしちゃったけど、現時点ではサトノシャイニング、シックスペンス、レーベンスティールの3点って感じ。



















