今年の有馬は「戸崎圭太記念」のようなもの…最後にモノをいうのは世代レベルと騎手【WIN5】
レースレベルより世代レベルで結論を出す
中山11R有馬記念(G1)芝2500
さて、泣いても笑っても今年最後のG1となる有馬記念である。
1年を象徴するネタがサインとなることもある本レースだが、思い当たるものは何があるだろうか。
大多数はロイヤルファミリーの継承とか有馬記念を勝ちたいロマンか。まあなんかちょこちょこありそうだが、お競馬おじさんとしては「秋天で史上初の3歳馬がワンツーを決めた」これ1点の結論だ。
オグリキャップの頃はまだ中学生だったため、レンタルビデオを借りてみていたが、ジェニュイン以降は毎年皆勤賞で見てきた。当時は勝つだけでも十分な偉業だったものの、近年はエフフォーリアやイクイノックスが当たり前のように勝っている。
これは長距離軽視の風潮が強くなって、トップクラスの馬が秋天に矛先を転じている昨今のトレンドも影響しているはずだ。
かといって最強クラスの馬が勝つことはあっても、ワンツー決着までいったのは今年が初。しかも勝った馬は無冠の帝王マスカレードボール、2着に入ったのも皐月賞馬ミュージアムマイルだったのだから、この世代の層の厚さも証明することとなった。
あえて単純比較をするなら、もし秋天にレガレイラやダノンデサイルが出ていたとして、彼らに勝てたのかどうかというイメージが持てるかどうかの方。個人的な考えを述べると「おそらく勝てなかった」可能性の方が高いように思う。
天皇賞・秋の全パト
改めて秋天の全パトをご覧いただきたい。バカみたいに詰まってる戸崎圭太君はともかくとして、注目したいのはルメールのマスカレードボールとクリスチャンのミュージアムマイルそれぞれの進路取りだ。
道中で外に振られたミュージアムマイルは終始外々を追走。勝負どころの3-4角でもロスなく直線を向いたルメールに対し、2頭分くらい外に進路を取り直すロスが生じている。
両馬の間には3/4馬身の差がついたが、この進路が逆ならもっと際どい競馬になっていた可能性が高い。ルメールの乗り方はジャパンCでも同じだったものの、あのレースは外にスペースがあったのでバルザローナに巧いこと被されたのが致命傷になって敗れている。
推しているマスカレードボールが完勝したと思いたい一方、割と危なかったのではないかという感情の生まれる一因となったのは当然だった。
まあ春先から、この世代はイクイノックス、ドウデュース、ジオグリフの再来に近いんじゃないかと話していた。凱旋門に挑戦したダービー馬が調子を落として復帰、ダービー2着馬が天下を取るシナリオ。ジオグリフ役のミュージアムマイルの走りを見せられると、本馬は既にジオグリフでは役不足になりつつある。
それと秋の天皇賞は秋天ですからね。天秋とかいってる奴はぶち○すよ(嘘
これらを踏まえた上でジャパンC(G1)を見ると、やはり世代レベルの高さに説得力のある内容に思えてくる。
リーチで1500万以上取り逃がしたから見たくないんだけど(笑)。
国内復帰戦云々の弁明があるにしても、ダノンデサイルとの2馬身半差は、ほぼ決定的といえるのではなかろうか。デサイルは追い切りで動いたけどクロワはパッとしなかったからなあ。
といっても、そのクロワもマスカレードから3馬身半差。大人しく復調を待って有馬に出せばよかったのにねえ。
それをさせなかったのがサンデーレーシングの事情でしょ。レガレイラとミュージアムマイルがスタンバイしているんだから、もう有馬に出す空き枠はないよって意味で……。だったらジャパンCをあえてパスして有馬一本のミュージアムマイルを割り引く理由はないに等しい。
当方の見立てではジャパンCにミュージアムマイルが出走していれば、3着には入れたのではないかって感じ。
という訳で現4歳世代のレベルは決して低くないけれど、それ以上に現3歳世代は強いの結論となる。
でもって去年の有馬記念もついでに振り返る。
出ていれば確勝クラスだったドウデュースにアクシデントが発生したお陰で、レガレイラにタナボタ的な勝利が舞い込んできた。
道中のクソスローラップを見ても分かるように、ダノンデサイルは父親を立てた和生のベラジオオペラが「空気を読んで」番手に追走。そこまでお膳立てをしてもらってレガレイラに敗れたのは割とガッカリの結果である。
こういうときにオイシイところを持っていく圭太ちゃんの豪運も素晴らしいが、5番人気で乗れる気楽さもあってのことだろう。
戸崎圭太のJRA・G1成績
これを見ても一目瞭然なのだが、圭太ちゃんのG1勝利は4-5番人気が最多。むしろ3番人気以内で【3-11- 5-32/51】勝率5.9%の現実を受け入れる方がベター。今年のダノンデサイルは3番人気以内の支持がほぼ確定しているだけに、こちらのダメなパターンの方になる。
当方は、ジャパンCの後に早くもエピファタイマーを危惧していたくらいだから、できれば消したい扱いの馬という認識。それならまだルメールに戻るレガレイラの方が魅力的に映る。
かといってレガレイラも相性がもうひとつのルメール。世代レベル的に3歳の方が上と考えれば、勝ち負けまで持ち込めてもミュージアムマイルに勝てるかどうかは怪しい。クリスチャンって去年10番人気だったシャフリヤールを2着に持ってきた腕利きだからね。
外枠を引いたときだけ予想を変える必要があるかと懸念していたものの、絶好枠の2枠4番を引き当てたなら問題なし。自信を持って頭で買える馬という結論になった。
小ネタ
過去のWIN5で中山芝2200条件をとにかく苦手にしていた圭太ちゃんだけど、今年は何と4戦して3勝の別人級に勝った。
ところが実際はAJCCのダノンデサイル、セントライト記念のミュージアムマイル、オールカマーのレガレイラという内訳で、メンバー中で1頭しかいないG1馬。そりゃいくら圭太ちゃんでも負けないわよね。
それと同時に驚くのは「異常な馬質の良さ」だ。おじさんも騎手の圭太ちゃんは嫌いでも、人間としての圭太ちゃんは、ちょくちょく可愛いというほど好き。強い弱いの判断にしても「戸崎を乗せても勝てるなら強い」「戸崎が乗るくらいで負けるなら弱い」という判断基準を使っている。
この有馬記念にしても「実質戸崎圭太記念」な訳よ。
改めて言いますが、人間・戸崎圭太は好きですからね。※重要
にしても有馬で3番人気以内が濃厚な3頭すべて乗ってるってのは、どれだけ優秀なエージェントがバックアップしてるんだよって感じ。武史がまた関東リーディング取れることってあるんだろうか。
色々と長くなったけど、◎ミュージアムマイルは即決。圭太ちゃんのダノンデサイルは疑いつつ、相手もレガレイラの結論です。
WIN5の予想記事だから◎ミュージアムマイル1点で終わるんだが、馬券を買うなら3着に穴が入ってくる余地はありそうな雰囲気。追い切りで特注のシュヴァリエローズは不気味に映ったが、3着はちょっと欲張り過ぎの気もするんだよねえ。
ここまでが金曜の仕込み。
土曜中山
上がりがどれくらい出るのかを確認したくてチェックした。
お目当てはもちろん、有馬記念と同じ芝2500で行われるグレイトフルS。
うん、34秒台の出る馬場だね。もしこれが35秒台で前残りする馬場ならメイショウタバルにもチャンスはあったかもしれない。
展望記事でも触れたが、おそらくレガレイラとメイショウタバルの好走する馬場は一致しない。
現在の中山はレガレイラ向きの馬場と見る。だからメイショウタバルは大逃げでもしないと切れ負けする可能性が高い。
ならレガレイラじゃんと考えたくなるが、世代レベルは今年の3歳の方が上。なぜなら去年のドウデュースに勝てるイメージが全くわかないからだ。あれはラッキーも含んでの勝利。2着シャフリヤールってのもレベルが怪しい根拠となる。
だったら、それでも負けたダノンデサイルも評価はしたくない。既にジャパンCでエピファタイマーの前兆も感じたからだ。
ミュージアムマイルは東京より中山向き。道中でややこしい展開になったあの皐月賞は、普通の馬には乗り難しかったはず。ダービーでダミアン君がヘマしたけど、彼はモレイラやクリスチャンより一枚下がる。
懸念していた枠順も絶好の2枠4番で不安はなくなった。シャフリヤールに乗ってもレガレイラとハナ差のクリスチャンが、さらに強いミュージアムマイルに乗れば負けない見立てだ。圭太ちゃんを取り合ってるような馬たちよりも断然で最強クリスチャンであります!
レース展開は、そこまで前にいる馬が楽をできない読み。穴党なので馬券的な妙味を考えると以下。
◎ミュージアムマイル
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○レガレイラ
▲ダノンデサイル
△メイショウタバル
△シンエンペラー
×ジャスティンパレス
★エキサイトバイオ
1着固定の3連単を30点。
3連複1頭軸6頭流し15点。
馬連なら◎○1点。










