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【必見】メジャーエンブレムに弱点あり。2016桜花賞(G1)攻略のために押さえておきたいデータ。
昨年は超大物と騒がれたルージュバックが後方に沈み、勝ったのは超スローを楽々逃げられた5番人気レッツゴードンキ。
周りの出方ばかりうかがって自分でレースを作ろうとしない日本人騎手のスローペース症候群の顛末。
対して今年は1番人気がほぼ確実なメジャーエンブレムの存在がひときわ注目される。
ダイワメジャー産駒らしい逃げ先行脚質の抜群の安定感。
これに正式所属になって大活躍しているクリストフが主戦となれば優勝待ったなしだろう。
2歳時にアルテミスSでデンコウアンジュに不覚を取ったが、本番の阪神JFでは力の差を見せ付けて勝利。
年明けの復帰戦となったクイーンCでは5馬身差の大楽勝で勝ち時計は1.32.5とこの時期の3歳牝馬としては破格。
例年は桜花賞当日の古馬1000万条件より時計が速いかどうかで世代レベルが判断されてきた。
ところがメジャーエンブレムのクイーンCの時計は古馬1000万どころか、VMまで優に勝ち負け可能な数値だったのだから尚更驚きである。
■2016クイーンC(G3)メジャーエンブレム
改めてメジャーエンブレムの強さを実感しつつ、2016の東京芝1600mでピックアップしたレースが以下。
2016/2/13 1回東京5日 クイーンカップ 3歳G3
東京 芝 1600 良 メジャーエンブレム(1) 1.32.5
2016/1/31 1回東京2日 節分S 4歳上1600万
東京 芝1600 良 マジックタイム(1) 1.33.4
2016/2/7 1回東京4日 東京新聞杯 4歳上G3
東京 芝1600 良 スマートレイアー(5) 1.34.1
2レースだがこれで十分だろう。
マジックタイムは先日のダービー卿CT(G3)で牡馬相手に重賞勝ち。
スマートレイアーもスローの展開だったとはいえ古馬重賞である。
★ポイント
1600万下当時とはいえマジックタイムの時計より0.9速く、東京新聞杯のスマートレイアーより1.6速い。
いくらなんでもここまでのパフォーマンスで桜花賞に出てきた馬は記憶にない。
■メジャーエンブレムを脅かすライバル2頭
■2016チューリップ賞(G3)シンハライト
2016/3/5 1回阪神3日 チューリップ賞 3歳G3
阪神 芝 1600 良 シンハライト(2) 1.32.8
2016/3/27 2回阪神2日 六甲S 4歳上 オープン
阪神 芝 1600 良 ダノンリバティ(2) 1.33.1
2016/2/27 1回阪神1日 アーリントンカップ 3歳G3
阪神 芝 1600 良 レインボーライン(4) 1.34.1
こちらも対象は2レース。
メジャーエンブレムで比較した節分Sは1600万だが六甲SはOPクラス。
アーリントンC(G3)は3歳重賞とはいえ混合重賞。
★ポイント
六甲Sの時計より0.3速く、アーリントンCより1.3速い。
例年なら全く問題ないメジャーエンブレムのパフォーマンス相手に引けを取らない数字。
■阪神の馬場状態は軽く切れ勝負が濃厚
産経大阪杯を勝ったアンビシャスの上がり3Fは33.4で逃げたキタサンブラックは33.6。
逃げの脚質の関係上、速い上がりがないとはいえダイワメジャー産駒にそこまで対応できるかどうかは懸念。
次に血統面から。
■種牡馬別成績(桜花賞)
ディープインパクト 4.3.1★
キングカメハメハ 2.0.1
アグネスタキオン 1.0.1
フレンチデピュティ 1.0.0
スペシャルウィーク 1.0.0
アドマイヤベガ 1.0.0
10年で9頭が馬券の対象となって4勝をディープインパクト産駒があげている。
次点のキングカメハメハが2勝3着1回に対して4勝2着3回3着1回と圧倒的な差がついた。
さらに注意したいのがダイワメジャー産駒が3着1回すらないこと。
これはメジャーエンブレムにとっては鬼門のデータ。
■脚質好走成績
逃げ 1.1.0
先行 2.1.2
差し 3.4.5○
追込 4.4.3◎
※逃げ先行馬が苦戦。
昨年のような前残りはないが、メジャーエンブレムの逃げは危険?
ライバルのシンハライト、ジュエラーは差し追込み。
■前走ステップの考察
チュリ(G3) 7.4.5★
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フラワ(G3) 1.1.1
エルフ(OP) 1.1.0
フィリ(G2) 1.0.1
クイC(OP) 0.3.2←未勝利
阪神JF(G1) 0.1.0
アネモ(OP) 0.0.1
今に始まったことではないがチューリップ賞からの参戦が最も好走率が高い。
メジャーエンブレムが出走していれば面白かったが、そうなると既に桜花賞の答えが出てしまっただろう。
注目のクイーンC経由の組は5頭が馬券の対象となり、2着3回3着2回と優秀ではあるが、チューリップ賞と比べるとどうしても見劣る。
■WIN5開始以降の芝のG1レースの勝率。騎手、厩舎の期待値。
G1 | 勝率 | 1着 | 騎乗 |
池添 謙一 | .172 | 10 | 58 |
M.デムーロ | .171 | 7 | 41 |
C.ルメール | .030 | 1 | 33 |
池添の勝率はオルフェーヴルの成績が含まれているため、過大評価となっているが、元々G1での度胸のよさは折り紙つき。
昨年のJCでもショウナンパンドラで優勝するなど大一番での信頼性は高い。
初G1勝利も阪神JFのヤマカツスズランなら桜花賞勝利もアローキャリーと阪神マイル戦は得意。
ミルコに関してはもはや説明も不要なほどのG1ハンターである。
対してルメールの悲惨さは2人に比べると正直目も当てられないレベル。
昨秋も1番人気馬に騎乗しては悉く騎乗ミスを繰り返した。
G1 | 勝率 | 1着 | 出走 |
石坂 正 | .182 | 6 | 33 |
田村 康仁 | .250 | 1 | 4 |
藤岡 健一 | .050 | 1 | 20 |
厩舎に関しては石坂厩舎のG1での勝負強さは特筆。
ジェンティルドンナで多数の勝利を飾り、今年のフェブラリーSをモーニンで勝利。
田村康仁厩舎についてはまだまだデータが少なく未知数。
ただ、これまでG1での実績がなくまさにメジャーエンブレムのみ。
藤岡健一厩舎はおなじみの佑介と康太の父。
タイミングが遅くなったとはいえ康太が足枷となっていたビッグアーサーの乗り替りの英断。
よりによって祐一でのG1勝利となったが、高松宮記念勝ちの勢いもある。
ジュエラーはミルコが継続して騎乗しており手の内に入れている。
やはり不安要素は騎手のルメール。
唯一のG1勝利となったのがメジャーエンブレムの阪神JFとなっただけに例外となる可能性もあるが、あの時とは相手関係が大きく変わった。
■まとめ
例年のレベルならメジャーエンブレム、シンハライト、ジュエラーのどの馬が桜花賞馬となってもおかしくない。
それこそラオウ、トキ、ケンシロウのような神の采配だろうか(笑)
ただ、本来なら確勝級だったメジャーエンブレムには強敵が現れてしまった格好。
・クイーンC組が勝てない。
・ダイワメジャー産駒が未勝利どころか3着もない。
・ルメールが勝てない。
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・チューリップ賞組が最有力。
・ディープインパクト産駒の天下。
ジュエラーのヴィクトワールピサはまだデータが少ないとはいえチューリップ賞でシンハライトと同じパフォーマンス。
G1のルメールとは比べ物にならないほど優秀なミルコと池添。
■馬券の急所
メジャーエンブレムにありがたくないデータが揃いはしたが、この馬の能力は相当なものであるのも確か。
データで不利だからといって惨敗する訳でもなく、普通に走れば勝ち負けだろう。
ただ、切れ勝負になる可能性が高く、そうなるとアルテミスSのような負け方は十分に想定できる。
お奨め馬券は以下。
・シンハライトとジュエラーの馬連。
・メジャーエンブレム2着付けの馬単。
・メジャーエンブレム2,3着付けの3連単。
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