【京都牝馬S(G3)】さらば「ダービー連覇」四位洋文、メイショウショウブで「ヤリ」はあるのか?

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「最高です、最高に幸せですね」

2008年のダービーをディープスカイで勝利し、前年のウオッカに続く連覇を達成した四位洋文はインタビュアーからの問いかけにそう答えた。

騎手を目指すものなら誰もが憧れるダービージョッキーの称号を、2年連続で手に入れるこの上ない栄誉である。彼の騎手人生で最も輝いた瞬間だった。

 ついに騎手・四位洋文が29日に引退する。競馬史上でもダービー連覇をしたのはレジェンド・武豊と四位の2人しかいない大偉業であった。

 思えば個人的にもちょうど競馬を本格的に研究しはじめたのも、四位が96年の皐月賞をイシノサンデーで初G1制覇を決めた頃だった。馬券的にも推しているロイヤルタッチと馬連5万を握りしめて中山競馬場まで観に行ったのはまだはっきりと覚えている。

 これには後日談もあって、調子に乗ってダービーでダンスインザダークとロイヤルタッチの馬連も5万買って勝負して負けた。さらに菊花賞でダンスインザダークとフサイチコンコルドの馬連5万買って2着にロイヤルタッチが割り込んでダービーで勝負した馬連と違う馬券ではずれたのは、藤田を嫌いになる伏線としては十分だったかもしれない。

 そんな話はさておき、四位のこれまでのG1勝利を振り返ろう。

四位洋文のG1勝利(JRA)

日付レース名馬名
161218フューチG1サトノアレス
100328高松宮記G1キンシャサノキセキ
091018秋華賞G1レッドディザイア
080601東京優駿G1ディープスカイ
080511NHKマG1ディープスカイ
071021菊花賞G1アサクサキングス
070527東京優駿G1ウオッカ
061203阪神ジュG1ウオッカ
031207阪神ジュG1ヤマニンシュクル
030608安田記念G1アグネスデジタル
020217フェブラG1アグネスデジタル
011028天皇賞秋G1アグネスデジタル
980524高松宮記G1シンコウフォレスト
961110エリザベG1ダンスパートナー
960414皐月賞G1イシノサンデー

 やはり、印象深いのはアグネスデジタルとディープスカイだろうか。

 とはいえ、デジタルは的場均の印象が根強いし、ウオッカもダイワスカーレットと名勝負となった天皇賞秋の影響で武豊の印象だ。当方としては最後まで騎乗したディープスカイが代表馬のイメージに近いかもしれない。レッドディザイアなんかはよりによって同世代にブエナビスタという化け物がいたために、例年なら優に3冠牝馬となれる力がありながら2番手に甘んじたのは不運だったといえよう。

 また、10年の高松宮記念をキンシャサノキセキで勝利して以来、長く不遇の時代を迎えたのも心理的にも大きな影響があったであろうことは何となく察しが付く。16年の朝日杯のサトノアレスで6年ぶりのG1優勝を得たのが、それまで付き合いの浅かった藤沢和雄厩舎の馬だったことも不思議な感じだった。

 翌年のクラシックはスワーヴリチャードで17年のダービーに挑むが2着惜敗。楽しみな馬になるはずだったが、秋のアルゼンチン共和国杯では非情にもミルコに乗り替り。以降はG1レースに15戦騎乗する機会はあれどすべて二桁人気でのもの。これは憶測にすぎないが、そろそろ潮時かもしれないと本人が感じたのは無理もないことではないか。

重賞勝ち最後のチャンスだったシルクロードS(G3)

 すでに3月で引退することがわかっている四位が、それまで騎乗したことのなかったエイティーンガールに起用されたのは違和感があった。前走で見事勝利に導いた武豊は東京で騎乗したが、メインとなる根岸Sに騎乗馬はなし。なぜか6番人気の扱いではあったが、エイティーンガールの能力なら通用する可能性は十分。予想の上でも◎にして見守ったものの、コース取りと仕掛けのタイミングで完全に川田に後れを取ってしまってのクビ差2着惜敗。

2着エイティーンガール 四位洋文騎手 ※ラジオNIKKEI
「1200mですからトントンとリズム良く運ばなければなりませんが、直線待たされました。そこで進路がすぐにできていれば、勝っていたと思うので、申し訳なかったです。馬の状態は本当に良かったですからね。良い切れ味を持っていて、根性もあります。いつもカリカリしている馬が、今日は落ち着いていました。惜しいです。まだまだ強くなります。大事に行ってもらいたいですね」

レース後のコメントで本人も騎乗ミスを認める内容。

当然このレースはリアルタイムで観戦していたのだが、やることなすことすべて川田アウィルアウェイの後手後手。馬乗りとしては上手いといわれる騎乗技術はあれど、騎手川田にもう勝てないのだと思える内容で、哀しさというか寂しさを感じたのは記憶に新しい。

おそらくはこれが最後のチャンスだったのではないだろうか。

京都牝馬Sでメイショウショウブの騎乗が決定

 さすがにもう重賞勝ちは厳しいかと諦めつつあったタイミングで、京都牝馬Sのメイショウショウブの騎乗が決定した。さすが人情味に厚い松本オーナーである。豊さんが干されたときもフォローしてくれたように人格者だ。

 前走京都金杯は不運な8枠17番から先行するもおっつけ通しで、直線入り口ではもう脚が上がってしまったが、その前の阪神Cでは3着に好走している。この2走で馬体重が10キロ、8キロと増えていることも粘りを欠いた一因だったかもしれない。

 今回の京都牝馬は4枠7番と主張すればある程度の位置は取れる枠。人望のある四位が出して行けば、強引には競りかけて来ないのではないだろうか。空気を読まない外国人騎手はわからないが…。(それよりもサウンドキアラ8枠17番どうにかしてくれよ)

土日の騎乗馬一覧
土曜京都 02/22
京都09Rつばき賞・1勝芝1800 ターキッシュパレス昆貢
京都10R河原町S・3勝ダ1400 ヒルノサルバドール昆貢
京都11R京都牝馬G3芝1400 メイショウショウブ池添兼雄
日曜京都 02/23
京都01R未勝利・牝ダ1800 ロビンザフィリー大和田成
京都03R未勝利 ダ1400 メイショウオーギシ飯田祐史
京都06R1勝クラス・牝*芝1400 ミズリーナ   坂口智康
京都08R1勝クラス ダ1400 ロークアルルージュ手塚貴久
京都10R斑鳩SH・3勝芝1600 アドマイヤキズナ友道康夫
京都11R大和SHダ1200 ニホンピロタイド大橋勇樹

騎乗数は日曜の方が多いが、勝負度合いは土曜の気がする。

そういえば。。。

現役最後の重賞を勝利したのは松永幹夫騎手(現調教師)。2006年の阪急杯で11番人気ブルーショットガン駆り大波乱を起こした。勢いそのまま最終12Rもフィールドルージュで勝利し、持っている男ぶりを発揮した。

実際のラスト騎乗は3月の土曜阪神のため、最後の雰囲気となっている今週ではあるが、実はまだ1週残っている。厳密には重賞ラスト騎乗となる。

表向きは絶対に認められないとはいえ、そこはそこで人情味があるのも競馬界の裏表。

結果的にどうであれ、メイショウショウブの馬券は購入しておきたい。

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