皐月賞(G1)改めてコントレイル1強だったことが明白になっただけ!福永祐一の存在は忘れるべき

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 19日、日曜中山の皐月賞(G1)はただただコントレイルの強さが目立っただけだった。同じく直行だったサリオス、弥生賞を(G2)を制して意気上がったサトノフラッグも、この馬の前には無力だったというほかない。

 一見、接戦に思えるサリオスの存在も逆転を期待するには無理がある。土曜からの雨で内側が悪くなっていたとはいえ、レース内容はほぼ完璧だったことは間違いがない。にもかかわらず、前半は置かれて仕掛けのタイミングもワンテンポツーテンポ遅く、距離のロスまである外から上がって来たコントレイルに交わされたのは残酷な現実だったといえるだろう。

 だからといって福永祐一の神騎乗だったという訳ではないのも事実だ。

 当人が想定していたレースにならなかったことを認めているように、馬が強過ぎたがゆえに鞍上の未熟さ程度ではハンデにならなかったというのが、よりコントレイルという馬の強さを引き立てたに過ぎない。

 戦前の見解でも回って来るだけで勝てる強さのある馬ならば、祐一でも問題ないと考えていたが、まさにそれが証明された皐月賞だったのではないか。

 昨年、サートゥルナーリアがホープフルSから直行で勝ち、さらに盤石な態勢でダービーを4着に敗れる失態を犯したが、あれは東京が苦手というまさかの想定外だったオチが敗因。

 東スポ杯(G3)の強さがすでに毎日王冠(G2)以上の内容だったコントレイルにとっては、東京が苦手などという割引要素がない。2F距離が伸びたところで負かした馬との差が縮まるイメージは皆無。

 2冠達成はほぼ確実となったのではないだろうか。競馬を長くやっているとどうしても福永祐一のダービー2勝のイメージがわかないことは確かだが、皐月賞で背中の「最大の敵」まで負かしたと考えれば、ここは素直に受け入れた方がいいだろう。

 頭数にしてもノースヒルズの戦略が、コントレイル以外にもコルテジア、ディープボンド、キメラヴェリテと4頭も送り込んでいたのだから、完全に「ヤリ」だったことが透けて見える。ノーザンFはそれを上回る6頭出しをしているが、総大将同士の真っ向勝負をノースヒルズが制したのは大きな意味がある。

 レースはキメラヴェリテが淀みのないラップを刻んで、前傾1秒の底力勝負にした。よくある超スローの前残りよりは強い馬が強いレースをする可能性が高くなる。2番手につけて4着に好走したウインカーネリアンは、ここまで目立った活躍はしていなかった馬だが、削り合いの流れをここまで好走したならダービーの穴で一考できるだろう。

 また、3着ガロアクリークの激走も評価ができる。父キンシャサノキセキのイメージで距離不安が懸念されたが、ホープフルS11着の過去は忘れた方がよさそうだ。軽いレースで上がり勝負を制したスプリングSとは真逆の力がいる馬場で前走以上の走りを見せたからには、フロック視するわけにはいかなくなった。

 上位2頭の評価のみ上がり、3,4着馬が評価されないようならば、ダービーでも再度狙える2頭といえそうだ。

皐月賞のラップ構成

勝ち時計 2.00.7/35.8
12.2-11.3-12.1-11.8-12.4-12.9-12.2-11.9-11.8-12.1
35.6-47.4-59.8
60.9-48.0-35.8

※前傾1.1は、力のない馬には不向きな展開

サリオスの強さが目立ったことも確か

 過去、皐月賞に前走マイルから挑んだの好走例はダンツフレームとペルシアンナイト程度だった。では、この2頭とサリオスの共通点は何か?

 単純に「G1級」だっただけのこと。

 レース前ならば、ダンツもペルシアンもG1未勝利だっただけに「後付け」となるのだが、サリオスはすでにG1を勝っていた馬。これならば、好走は不思議でも何でもなかったと考える方がスッキリする。

 要はG1相当のパフォーマンスを見せていた馬ならば、2着までは来れるというデータの蓄積となる。ただ、WIN5専門を自認している当方としては、馬券はともかくとしてWIN5のデータとしては正しかったという主張は引き続き可能だろう。

レース後のコメント ※ラジオNIKKEIより

1着 コントレイル(福永祐一騎手)
「思っていたレースとは違いましたが、馬も強かったし、走り方がどんどん良くなってきたので、ああいう脚も使えるようになってきました。強い内容で勝ってくれたと思います。スタートは良かったのですが、馬場の内目が悪いのもあったのか、前に進んで行こうとしませんでした。2コーナーでかなり後ろだったので、これは大変だなと思いましたが、ああなってしまった以上は馬の力を信じて乗りました。外に出してからは楽な手応えで上がっていけましたし、直線は突き抜けるかというぐらいでした。さすがに相手も相当強い馬ですから、簡単ではありませんでしたが、よく押し切ってくれました。今日に関してはダービーのことは頭に置かずに今日のレースを勝ちにいこうと思って臨んでいたのですが、結果的にこの内容なら、距離はもっとあっても大丈夫という走りを見せてくれました。ダービーが楽しみになりました」

最内枠を引いた時点で、先行策しか選択肢がないものと決めつけてしまったのが誤算。もちろんこれは見ている側も騎乗していた祐一にしても同じ。内目を上がっていけずに後方での競馬はそれまでに対処を出来なかったことを考えれば判断が遅い。

3,4コーナーの勝負どころでも完璧なタイミングで仕掛けたのは皮肉にも武豊マイラプソディだった。にもかかわらず、後手を踏んだコントレイルが楽な手応えで交わして行ったのは可哀想に思えるほど。

残念だったのは、レース直後は好騎乗に見えた乗り方も、結局はいつもの祐一だったことが分かってしまったこと。こんなハンデを関係なく楽勝したのだからとんでもない馬だということ。

2着 サリオス(D.レーン騎手)
「どこかで外へ出そうと思っていましたが、早く出すとロスがあるので、内でタイミングを伺っていたら、結局馬場の悪い部分を走ることになってしまいました。それでもよく走ってくれました。良い馬です」

朝日杯FSの内容が阪神JFより見劣ったという見方に変更はない。実際にラップも展開もJFのレシステンシアの方がハイパフォーマンスだった。

今年に入ってハーツクライ産駒の勢いに翳りが見えていたこともあって、飛んでくれたら配当が上がるという期待の方が先走ってしまったのは反省材料になる。

堀厩舎の期待も大きく、コロナでもレーンがどうしても乗りたいと拘ったことは走りで証明された。これだけやれた馬にダービーで距離云々というのはあまり建設的な話ではないかもしれない。

3着 ガロアクリーク(L.ヒューイットソン騎手)
「これだけの力のある馬に乗せていただいたことに感謝しています。馬はとても良い状態で、道中はリラックスして走っていました。道中リラックスできるので、距離が延びるダービーでもう一度上位の2頭と対戦させたいです」

雨で馬場が渋り、切れ勝負にならないならウェルトライゼンデとの着順は入れ替わると考えたのは浅かった。実はこの馬相当強い競馬をしている。

4着 ウインカーネリアン(田辺裕信騎手)
「淡々と自分のペースで走らせることができました。これで、どこまでやれるだろうという手応えがありました。力まず走って、最後までよく頑張ってくれました」

切れ勝負ができないために決して頭や連での激走まではないのだが、こういう泥仕合ならば、ダービーでも掲示板くらいは走ってきそうな雰囲気がある。複穴で一考したい。

5着 サトノフラッグ(C.ルメール騎手)
「直線に入るまでは良い感じでレースができていました。しかし直線に入ってからは伸びてくれませんでした。走りがだんだん小さくなる感じでした。何故なのかよく分かりません」

中山芝2000で強い勝ち方をしていただけに最も「軸として無難」に見えたが、まさかの5着と凡走。残念ながら「G1級」の臭いはしなくなったが、ウインカーネリアンとの比較では力を出せていなかったのも確か。

逆に大馬場の弥生賞を激走したがゆえに見えない疲れもあったのかもしれない。追い切り超抜だった昨年の宮記念でモズスーパーフレアが凡走したようなイメージか。

ドゥラメンテの年のサトノクラウンがダービーで巻き返したようにこれだけで評価を下げるのは早い。

6着 ダーリントンホール(M.デムーロ騎手)
「大きな馬ですから、今日の馬場も小回りコースも合いませんでした。そんな中でよく頑張って走りました。4コーナーで大外を回りましたが、伸びてくれました」

力は出している結果。共同通信杯のレベル的にも妥当だろう。

7着 コルテジア(松山弘平騎手)
「流れが速く、後ろの位置になりました。それでも重い馬場も走りますし、頑張ってくれました」

順当。

8着 ヴェルトライゼンデ(池添謙一騎手)
「外枠でしたし、位置を取りに行きました。3コーナーから4コーナーではのめり出しましたし、体にまだ緩さもあります。これから良くなってくると思います」

最近は池添に怖さがなくなったのを実感する走り。休み明けを使われての前進が見込まれただけにこれは評価できなくなった。

9着 ブラックホール(石川裕紀人騎手)
「この馬向きの展開になりませんでした。もう少し流れてくれたら、違っていたかもしれません」

流れようがどうだろうが勝ち負け関係なし。

13着 マイラプソディ(武豊騎手)
「道中はいい感じで走れて、描いていたポジションで運べた。ただ、4コーナーで手応えがなくなった」

完全に賞味期限が切れてしまった。

タイムフライヤー現象なのか。

16着 クリスタルブラック(吉田豊騎手)
「序盤はかかるところもありましたが、向正面では抜けました。勝負どころでは勝ち馬の後ろからついていきましたが、余裕がなくなり、直線もゴチャゴチャしていました」

未知の怖さがあるならこの馬だけと考えていたのだが、まさかの16着。

経験則的にあり得ないと思ったら、屈腱炎発症では止む無し。納得するしかない。

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