WIN5「8900万円」でも負けた気はしない…割とマジのガチで発狂しそうな結末【結果回顧】
NHKマイルC週のWIN5は約8900万円
東京が土曜の稍重から良に回復した日曜のWIN5。対象5レースは、7→2→4→7→9番人気で8902万2270円の高配当となった。
2つ目の東京10Rで2番人気が勝利した以外は、4つのレースでシェアが一桁の穴馬。レースが終わるにつれて生存票が瞬く間に減っていく難易度の高い回だけに、的中が6票だったことも納得である。
だが、当方も2011年4月から皆勤している古参。限られた予算の中で精一杯健闘したものの、奮闘虚しく的中とはならなかった。いつも以上に深い悲しみの中、各レースを振り返ってみたいと思う。
京都10R橘S(L)芝1400
果敢にハナを奪った藤岡佑介のドゥアムールが、前半3F36秒0の超スローに持ち込む逃げ。NHKマイルCの前半が33秒4だったことを考えても、芝1400mで36秒0がいかに遅過ぎるか察しが付く。
展開を味方にハナ差2着に健闘したドゥアムールに対し、やる気がなかったのは後方待機策を採った3着マテンロウさん、4着ミーントゥビーだろう。7番人気で制した今村聖奈が結果的に勝てはしたものの、ポジション取りとしてはダメ。差しが決まる馬場とはいえ、のんびり構えすぎたように映った。
スローで無気力な後方待機策は珍しいものではないが、そんな彼らよりも酷かったのが7着に凡走したサウスバンクに騎乗していた西塚洸二だ。鹿戸厩舎に恩を仇で返して藤原英昭厩舎に拾ってもらった問題児である。
ローカルでそこそこ乗れているから期待してみたのだが、馬の実力に関係なく2番手で引っ張る愚策は、さすがにありえない。アホボケカスとはまさにこと。調整ルーム入りに遅刻して騎乗停止になるくらいだから、常識に引っ掛からないのか。
あまりにムカついたから、どんな言い訳をするのかと思いきやコメントもなし。おまえしばらく絶縁だからんな(笑)。
★コメント
1着ムイ 今村聖奈
「入れ込む馬ですが今日は落ち着いていて、ゲート裏の雰囲気も良かったです。序盤はペースが流れずに苦しい競馬になりましたが、良く我慢してくれました。まだ、上手く追えないところがあるので、御せるように頑張りたいです」2着ドゥアムール 藤岡佑介
「一歩目は速い馬で、無理せず先頭に立ってくれました。この頭数で、折り合いもつきました。精神的に大人になっています」3着マテンロウサン 昆調教師
「十分でしたが結果だけ……。連続で走れなかった馬が好走したなら成長している」4着ミーントゥビー 古川吉洋
「もう一つ速くなってくれると良かったです。この上がりで離されず、良く来ていると思います。馬も落ち着いていて、良い方向に向かっていると思います」5着モンテシート 坂井瑠星
「行きっぷりも反応も良かったのですが、最後に少し止まってしまいました。距離の短縮は良かったと思います」※おまえらスローのせいにするなら自分で動けよ。
東京10RメトロポリタンS(L)芝2400
前半1000m通過61秒6のスローではあるが、それでも差しが決まるのが現在の東京。むしろ強気にポジションを取ってハナ差3着に残した石橋脩の方が驚きである。太宰と石橋脩で好走するなら鞍上強化したいところ。
レーンの1番人気バラジ、ルメールの4番人気ワイドエンペラーは揃って凡走。予想記事でも危険な2人と触れたが、悪い予感がしっかりと的中した。誤算があったとすれば、「2頭出しは人気薄に妙味」と推したマイネル2頭で津村明秀が後れを取ったこと。
確か道中は津村の方が前にいて武史は後方待機してたよな。それがゴール前では武史が前にいて津村が追い掛けているという不思議な光景が繰り広げられていたのだ。ちょっとこれ意味わかんねえなって全パトをチェック。するとまあ酷いっちゃ酷いね。津村君さあ、進路取り思い切りミスってんじゃん。
5番の武史より外の6番だった津村。積極策の選択は別に悪くないが直線の勝負どころでモロに前が壁ってる。これは騎乗ミス、判断ミス、クソ騎乗と言われても仕方ないわね。
こういうところが長らくG1勝てなかった一チンだったはず。VM勝って一皮むけたんじゃなかったのか?津村明秀のあまりにも短すぎるブレイクだったかもしれない。こういうの見せられるとしばらく買いたくなくなる。これじゃ悪くはないんだけど2着までしか来なくなるんだよ。WIN5じゃダメ。
逆に東京がダメダメだった武史君は、こことこ東京で勝ち始めた。慢心のあった気持ちにまた謙虚さが生まれたのかもね。これなら東京の武史でも買ってみようという気になった。ダービーは残念だが自業自得でもある。次回のチャンスを待とうか。
ワイドエンペラーは追い切りからもっさりしていて、発表された馬体重も12キロ増の太目残り。ここに使ってきた陣営がおかしい。
★コメント
1着マイネルクリソーラ 横山武史
「堅実な馬ですが、馬場が良すぎるのが不安でした。しかし、その不安を一掃するくらいの良い脚でした。言うことのない良い内容だったと思います」2着マイネルカンパーナ 津村明秀
「悔しいです。最後は進路取りの差です。ゴール前また差を詰めていました」3着ブレイヴロッカー 石橋脩
「リズム良く行き、ジッと我慢して脚を溜めて、外から来られてもう一回頑張っていました」7着バラジ レーン
「デキはよさそうだったし、いい位置につけて頑張ってくれた。それでも伸びなかったのは、馬場が良過ぎた影響があったかもしれません」※本人も分かってんじゃん津村。そういうとこだぞ。
新潟11R谷川岳S(L)芝1400
予想でも自信満々に推したベガリスが勝利。谷川岳Sは毎回得意にしているレースのため、今年も正解を引けた。前売りで5,6番人気だったはずだが4番人気まで上がっていたのは謎だ。
レースでは逃げるとばかり思っていたが、ハナを奪ったのは角田大和タマモブラックタイ。これまで逃げたことのなかった馬を奇襲で逃げさせた大和は好判断に思えるが、ペースは前半3F34秒1で少し速かった。
本来なら逃げる予定のベガリスを2番手で控えた藤懸貴志は冷静だったかもしれない。まあ下手糞でも逃げ馬なら買えがWIN5で穴狙いをする際の鉄則。主場の4コースでは買えないが、ローカルなら出番がある。
また、会心の予想となった一番の理由は新潟の馬場を読めていたこと。差しが決まる京都や東京と異なり、新潟は相変わらず前残り馬場のまま。これが京都や東京ならベガリスに◎は打っていない。
素質馬エコロブルームは本来なら負ける相手ではなさそうだが、前走のアクシデント明けでまだ本調子になかった様子。次走で追試という感じか。アスクワンタイムはマークしている馬だが、新潟の前残りが嫌でやめた。東京の1400なら差し切れたかもしれない。
それよりも3着リュミエールノワルが復調気配なのは覚えておきたい。
好調時に比して近走は、あまりにも不甲斐なかったが、ようやく常識にかかる走り。次走くらいはまだ人気がないだろうから狙いたい。
★コメント
1着ベガリス 藤懸貴志
「状態よくレースまでもってきてもらったのが何よりの勝因だと思います。スタートが良く、自分のリズムで行けました。前走の重賞でもいい競馬をしていましたし、その経験が今回のレースに生きたと思います」2着フルメタルボディー 国分優作
「落ち着いてゲートもうまく出てくれた。前が速かったですし、溜める競馬も覚えさせたいというのもありました。直線では差せるかなという感じでしたが、最後は少し勢いが鈍ってしまいました。よく走ってくれています」3着リュミエールノワル 横山琉人
「先生からは『去勢して良くなっている』と聞いていたし、追い切りに乗っての感触も悪くありませんでした。最近は途中でやめてしまうところがありましたが今日は最後まで走りきってくれました。この競馬を続けていければ」4着エコロブルーム 丹内祐次
「少し反応が鈍かったです。そのあたりは1年ぶりの影響もあったかもしれません。ただ今日はゲートは問題なかったです。それが何よりです」5着アスクワンタイム 小崎綾也
「スタートで出負けしたぶん、前に入られてしまいました。もう一列前から、射程圏に入れたかったです。前走とは違い道中しっかりハミを取っていたので、僕の指示にも応えてくれていました。4コーナーで物理的に届かない位置にいたので、そのあたりは騎乗でどうにかしないといけなかったです」※小崎君が乗るから怖くなかった。
京都11R平城京S(OP)ダ1800
先手を取った藤岡佑介サンライズアリオンがマイペースに持ち込み、猛追するテーオードレフォンの追撃を凌ぎ切った。
いやあ、これは年に何回かある会心予想でもトップレベルの大興奮だった。こういうのは本当に気持ちがいい。前売りで8番人気だったのがレース後に7番人気は残念な限り。
何故この予想に辿り着いたのかは、予想記事で触れているのでご覧いただければと思う。
まずアプローチから正解を引けたことが大きい。これはデータ記事でもプッシュした。ここで小倉ダ1700組が好走していると書いたが、小倉と福島のダ1700って連動するのよ。知ってる人は知っているが知らない人は気付いていないと思う。当方はこれで小倉の穴を引っ張っているくらいだから合っているはずだ。
このレースで合致したのがテーオードレフォンとサンライズアリオンの2頭。実際、前走の福島でサンライズアリオンを◎にし、1点で勝てるだろうと思っていたところで3馬身半の圧勝を決めたのがテーオードレフォンである。しかも1キロ重い相手に完敗している。
だからって逆転がないと決めつけてはいけない。前走は藤懸貴志だったが今回は藤岡佑介が乗るのだから。Twitterの発信を見ている人は、当方がしょっちゅう「ハゲとるやないか」と話しているのを目にすることが多いはずだが、あれは褒めているのが真相。しかもダート中距離は圧倒的ハゲ案件なのだ。
これは大昔からのWIN5で散々酷い目に遭わされてきた過去の苦い経験によるもの。そう、かつてはおじさんもハゲこの野郎下手くそとキレ散らかした時期もあるが、ダートの中距離だけはモレイラより上手いと思ってるほど。
二桁人気などでハゲ散らかすときは圧倒的に逃げるのもポイント。今回の勝利でまた勝率を上げた。これでも一応WIN5研究家を自称しているからね。穴を拾うための努力と研究は怠っていないよ。
★コメント
1着サンライズアリオン 藤岡佑介
「スタートが速いタイプではないので、外枠が欲しいと思っていた。主張をして前に行ってからは楽でしたし、3コーナーで動く馬がいたが、そこまで相当楽をしていた。一瞬で来られると厳しかったが、並ぶ形になれば渋太いし、いい内容だった」2着テーオードレフォン 団野大成
「4コーナーを回る時は勝ったという感じの手応え。自分の馬も伸びているが、勝ち馬が渋太かった」3着ジューンアヲニヨシ 高杉吏麒
「操縦性が高く乗りやすかった。すごくいい手応えで伸びそうだったが、直線に向いてもうワンパンチ足りないかなという感じでした」4着タイセイドレフォン 田口貫太
「ポジションを取った中で競馬ができました。前走よりしっかり走ってくれて、いい競馬ができた」5着タッチウッド シュタルケ
「初ダートで、砂をかぶるところを気をつけたが大丈夫でした。4コーナーで砂をかぶった時にはびっくりしていたが、最後はいい脚。芝よりダート向きだと思います。能力はあると思います」※フェブラリーSのクソ騎乗にブチ切れたハゲだが、中距離なら信じていい。
今日のハゲは10Rも11Rも逃げ。WIN5の逃げは大正義だから、無気力な後方待機をする連中より帰る。
振り返り
NHKマイルCについては別記事で詳細に触れているので省略する。
今回は3着から3連勝でラストが2着。アドマイヤ1点にしてないだけしっかり読めていたと思いたい。最初の3着は典ちゃんの怠慢騎乗だと思っている。
○マテンロウサン→3着
○マイネルクリソーラ
◎ベガリス
○サンライズアリオン
○マジックサンズ→2着
今回の予想はほぼ完璧だったつもり。負けた騎手に運がなかった。豊に文句は言えないけど典には言ってもいいと思う(笑)。気持ち的には全然負けた気はしていない。でも終わった後に割とガチのマジに発狂しそうな1日だったのも確か。
俺は負けてない。煉獄さんは負けてない。
来週こそリベンジしてやる!では。