戸崎圭太、三浦皇成に不安しかない…高配トリガーを仕込みたい秋嶺Sの予想【WIN5】
ハンパな距離が鬱陶しい
東京10R秋嶺S(3勝)ダ1300
東京ダートの1400でもなく1600でもない1300条件。乳輪の周りに生えている毛くらい存在意義の怪しい距離である。
基本的にダ1400から距離延長のダ1600は凡走確率が高い。1600だと前走中山ダ1800で掲示板くらいの相性がいいのだから、それなりに棲み分けはしている印象だ。
ところがダ1300は微妙。割と行ったままになることも多いダートだけに、ダ1200で強い競馬をしている馬なら押し切れる可能性も出て来る。雨で渋るようならスピード決着も十分に考えられるだろう。
持ちタイムがモノをいうダートだけに、まずは1200-1400で抽出する。
なんかあんまりパッとしないねえ。これまでの相手関係や時計を考えるとドラゴンウェルズが圧倒的ってところ。ただ前走の1400で普通に負けたから、100m短い1300なら許容範囲って感じだろうか。
しかし、圭太ちゃんが乗るってのは怖い。何しろ彼は1番人気を飛ばすのが仕事のようなキャラクターである。たまにそれを忘れて1点にすることもあるが、2回に1回来てくれたらマシな方。
戸崎圭太の成績【2025WIN5】
騎手 着別度数 勝率
総合 9-16- 6-60/91 9.9%
芝 6-11- 4-41/62 9.7%
ダート 3- 5- 2-19/29 10.3%
関東で圧倒的にいい馬ばかり乗っている割に2着の方が多い。出走馬の成績で2着の多い馬をWIN5で敬遠するのと同じ意味がある。裏を返せば人気の戸崎を疑ってこそ配当がつくということだ。
馬場差のある芝と違って、ダートは馬の力が結果に直結しやすいにしても2着が多い。これはもう戸崎圭太のキャラクターだから仕方ない。ここを1点勝負で抜けられたらどんなに助かることか。
ちなみにライバル候補もゴ三浦師匠が騎乗するマーズオデッセイ。師匠を乗せても連勝するような馬が弱いはずがなかろう。
楽勝しただけに時計以上に価値のある1分17秒7。これを上回るなら湿ったダートで高速決着になった場合か、単純に良でもこのタイムで走れるポテンシャルが欲しいところ。ここで一発狙えそうな馬ってガンウルフくらいしかいねえなもう。
後はWIN5の定番「関東ダート短距離の森ハゲは押さえろ」のエコロアゼル。1200は別格に巧いが1400になると失速する団野大成も100m短い1300ならワンチャンあるんじゃないか。
さて、追い切りもチェックしてみよう。
エコロアゼルは栗東の坂路で50秒9-12秒2のやる気。ガンウルフも栗東Cwで66秒8-11秒2で時計も出ている。ドラゴンウェルズも西塚を乗せて雰囲気は上々。マーズオデッセイは現状キープに終始している感じだ。
2022以降WIN5ダ1400以下
騎手 着別度数 勝率
戸崎圭太 12- 6- 3-31/52 23.1% ドラゴンウェルズ
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菅原明良 6- 4- 5-34/49 12.2% カフェニクス
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三浦皇成 3- 6- 3-30/42 7.1%
内田博幸 3- 2- 3-34/42 7.1%
団野大成 3- 1- 1-36/41 7.3%
岩田康誠 3- 0- 0-33/36 8.3%
石橋脩 1- 3- 4-32/40 2.5%
石川裕紀 1- 3- 1-32/37 2.7%
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丹内祐次 0- 1- 0-15/16 0.0% ガンウルフ
丸山元気 0- 0- 0-17/17 0.0% タマモダイジョッキ
原優介 0- 3- 0-16/19 0.0% ドーバーホーク
2025WIN5ダ
騎手 着別度数 勝率
戸崎圭太 3- 5- 2-19/29 10.3%
三浦皇成 2- 4- 4-12/22 9.1%
団野大成 2- 1- 0-19/22 9.1%
岩田康誠 2- 0- 1-21/24 8.3%
内田博幸 2- 2- 3-18/25 8.0%
丸山元気 1- 0- 2-15/18 5.6%
石橋脩 1- 2- 2-18/23 4.3%
菅原明良 1- 1- 2-24/28 3.6%
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石川裕紀 0- 0- 0-13/13 0.0% トクシーカイザー
丹内祐次 0- 2- 0-15/17 0.0% ガンウルフ
原優介 0- 2- 2-19/23 0.0% ドーバーホーク
この距離と条件は、2着の多い圭太ちゃんでも1着の方が多い通常の期待値。つまり人並に乗れているから「いつもの圭太ではない」と考えてもいい。
だったら無理目の穴でスケベ心を出すのは無駄打ちとなる可能性がある。
一発の魅力なら断然ガンウルフだったのだが、丹内君が予想以上に酷い成績では厳しい。これならまだ謎の外国人プーシャンのジャスリーでも狙った方が面白いのではないか。
と思いつつ、やっぱり見直したいのはサウスポー菅原(いつもの)。前走は休み明けで20キロ増の512キロで出走。いつもは先行策を取っている馬がスタートで出遅れ、直線も窮屈なところに入ってロクに追えないまま入線した。
まあいかにも大型馬の休み明けって感じ。一度使われて前進可能だろう。最終追い切りにも菅原明良が乗って感触を確かめている。馬柱だけでは物足りないけど、こういった背景も込みなら楽しみはある。
大半が戸崎1点か三浦と2点にするだろうから、3番手4番手で高配トリガーも仕込んでおく。
◎ドラゴンウェルズ
○マーズオデッセイ
▲エコロアゼル
★カフェニクス




