「7馬身差」大楽勝リアライズシリウス、ミュージアムマイル妹も登場する新潟2歳Sの展望
クラシックに縁がない重賞
新潟11R新潟2歳S(G3)芝1600
サノノグレーター 横山琉人
サンアントワーヌ 岩田望来
タイセイフレッサ 斎藤新
タイセイボーグ 田口貫太
ヒルデグリム 石川裕紀人
フェスティバルヒル 石橋脩
フォトンゲイザー 木幡巧也
メーゼ 菊沢一樹
リアライズシリウス 津村明秀
リネンタイリン 柴田大知
ロット 嶋田純次※フルゲート18頭
よほどの大物でなければクラシック戦線ではもう用なしになってしまうレース。近年ではアスコリピチェーノ(23年)、セリフォス(21年)といったダイワメジャー産駒がG1タイトルを手に入れた。今年のメンバーからも飛躍する新星が登場するだろうか。
過去10年の勝ち馬はこちら。
個人的な思い出としてはハープスターよりジャスタウェイ。WIN5の最後がこのレースだったのだが、それまで二桁人気の大穴が2勝しており、ここ次第でキャリーかどうかの状況。残念ながら既に死んでいたものの、ここは的中させた。
結果的にキャリーオーバーの立役者となったのが当時まだ下手糞だった祐一君。懐かしい。
このときモンストールを狙った理由は、東京芝1400で楽勝していたこと。参考データの少ない2歳戦は着差よりも手応えの違いを優先した方がいい。
リアライズシリウス(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)
父はポエティックフレア。日本では耳慣れない名前だが21年の英2000ギニー(G1)優勝馬。G1勝ちはこれ以外にセントジェームズパレスSがある。欧州のトップマイラーは3歳で引退し、社台スタリオンに入った。まあ大人の事情ってヤツだろう。
産駒は今年デビューしてリアライズシリウスが出世頭。種牡馬として将来を期待された馬だけに注目したい。
肝心のリアライズシリウスはデビュー戦で7馬身差をつけて逃げ切り。下馬評に違わぬ走りでインパクトも大きかった。ただ、そんな馬がころっと負けてしまうのも新潟2歳S。あまり人気が集中するようなら飛んでもらった方がありがたい?
サンアントワーヌ(牝2、美浦・鹿戸雄一厩舎)
デビュー戦の東京芝1400mを番手抜け出しで4馬身差。上がりも最速で悪くないのだが、割とゴール前までダミアン君が追っていたのは気になる。これを馬なりのまま突き放すくらいなら面白いが……。
血統的には仕上がり早のドレフォン産駒で完成度は高そう。近親に活躍馬が少ないのは気掛かり。まあノーザン生産馬でオーナーは吉田勝己氏。初戦にダミアン君を乗せたくらいだし、それなりに走るだろう。
フェスティバルヒル(牝2、栗東・四位洋文厩舎)
こちらはサートゥルナーリア産駒で、昨年のコートアリシアンと同じ。サンアントワーヌと同じくノーザン生産で吉田勝己氏の所有馬である。ん?2頭出しですかねえ。
母の名前に含まれるヒルから察しもつくが、今年の皐月賞馬ミュージアムマイルの妹。完成度の高い血統だから期待出来そう。
ただデビュー戦の内容は負けなかっただけで、そこまでのインパクトもない。負かした2着馬アルバンヌが次走の未勝利戦をあっさり勝ったので、そこそこ信用していいか。
サノノグレーター(牡2、美浦・尾形和幸厩舎)
6月東京のデビュー戦を脚部不安で取消。2週後の再デビューで圧勝したのだから、症状としては大したものではなかった様子。評価したいのは東京の馬場が入れ替わった後のタイミングだった点である。
優駿牝馬(G1)まではスローでも差しが決まる馬場だったのだが、翌週の東京優駿(G1)から差しの決まらない前残り馬場に変えられていた。この前残り馬場になってから直線一気で差し切った内容は優秀だ。勝ちタイム1分34秒6も悪くない。
ヒルデグリム(牝2、美浦・小野次郎厩舎)
こちらは7月新潟でデビュー勝ち。クソレコードの出る超速馬場で1分34秒6は評価しづらい上に鞍上も若手騎手で52.0キロと軽かった。
33秒1で上がったことはなかなかでも2着馬がそれより速い33秒0では過大評価。騎乗予定の石川裕紀人も芝1800を得意としておりマイルは1ハロン短い。
無敗が最低条件
2歳戦は馬柱の数字を見るより、レース映像でチェックが必須。目いっぱい走った数字と余力残しの数字は価値が異なる。
下馬評ほど一強のレースにならない可能性も十分あるのではないか。




