パンジャタワー、G1・2着馬にナムラクレアの妹も参戦…荒れそうなキーンランドCの展望

スポンサーリンク
更新をメールで通知(無料)

メールアドレスを記入して登録すれば、更新をメールで受信できます。

241人の購読者に加わりましょう

パンジャタワー、G1・2着馬にナムラクレアの妹も参戦…荒れそうなキーンランドCの展望

何を信じていいのか分からない激戦混戦

札幌11RキーンランドC(G3)芝1200

ウインカーネリアン 三浦皇成  57
エトヴプレ     丹内祐次  55
エーティーマクフィ 戸崎圭太  57
カルプスペルシュ  横山武史  53★
カルロヴェローチェ 佐々木大輔 57
クファシル     吉田隼人  57
サウザンサニー   黛弘人   57
ジョーメッドヴィン 未定    57
ゾンニッヒ     武豊    57
ツインクルトーズ  古川吉洋  55
ティニア      バデル   57
ナムラクララ    浜中俊   53★
パンジャタワー   松山弘平  57
フィオライア    坂井瑠星  55
プルパレイ     ティータン 57
ペアポルックス   松若風馬  57
モリノドリーム   ルメール  55
ルージュラナキラ  未定    53★
レイピア      北村友一  55
レッドアヴァンティ 未定    57
レッドヒルシューズ 川又賢治  55
ロートホルン    未定    53★

※フルゲート16頭

フルゲート16頭のレースに22頭が登録した今年のキーンランドC(G3)。昨年の優勝馬サトノレーヴはスプリンターズS(G1)で1番人気を裏切る7着に敗れたが、その後に香港スプリント(G1)3着を経て翌春の高松宮記念(G1)で頂点に立った。

そのサトノレーヴの2着に敗れたのがナムラクレア。2年前のキーンランドCで優勝した馬だ。長らく続いた浜中俊とのコンビも解消し、ついにはルメールまで借り出してきたものの、コンビ初戦の阪神C(G2)で勝った後はモレイラに弄ばれ、前走の函館スプリントS(G3)も前残り展開が向かずに1番人気8着と精彩を欠いた。

姉の無念を晴らすべく期待される妹のナムラクララだが、見切りをつけたはずの浜中を起用していることは不思議。オーナーの恩情も伝わるだけに、浜中も結果が欲しいところである。

異色の馬がいると思えるのは今春のNHKマイルC(G1)を優勝したパンジャタワーの出走。松山弘平とのコンビ継続は当然ながら、わざわざ夏の札幌に出してくるのは意外だった。マイルのG1を勝ったとはいえ、タワーオブロンドン産駒ならこの距離は問題なし。懸念があるなら左回りで結果の出ている点か。右回りの札幌でも実力を発揮できるだろうか。

過去10年の勝ち馬はこちら。

3番人気以内が6勝と大きく荒れていない一方、2017年には12番人気エポワスが大波乱を演出。このレースに限った話ではないが、ルメールさんは密かにスプリント戦を得意としている。

パンジャタワー(牡3、栗東・橋口愼介厩舎)

新馬から京王杯2歳S(G2)と連勝して挑んだ朝日杯フューチュリティS(G1)で12着に惨敗。その後のファルコンS(G3)も1番人気で4着に敗れたため、距離延長の不安を囁かれたNHKマイルCは9番人気まで下がった中での復活勝利だった。

スプリンターの父を持つとはいえ母系は中距離も融通が利く。マイルまでなら大丈夫な血統でもある。ただマイルをこなした反面、1200mの適性は未知数ともいえる。東京や中京で好走しているため、惨敗した朝日杯と同じ右回りは懸念材料かもしれない。

ウインカーネリアン(牡8、美浦・鹿戸雄一厩舎)

日本で関屋記念(G3)と東京新聞杯(G3)を制しただけでなく、サウジに海外遠征したアルクオーツスプリント(G1)でも勝ち馬ビリービングから半馬身差の2着に善戦。何といっても三浦皇成を乗せて好走しているのが強調材料だろう。

国内重賞でさえ勝てない彼の弱点は展開の読みの甘さと進路取りに仕掛けのタイミング。距離がもう少し長かったり差し馬なら大きなマイナスとなるけれど、「スプリンターで逃げ馬」なら鞍上の割引は最小限で済む。

ただ好走はしても何かしらに捕まるレースも多いため、2着の方が多い成績はWIN5で気になるところ。「下手糞でも逃げたら何とかなる」かもしれない。

カルプスペルシュ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)

近親にプリモシーンがいる馬だが、父シュヴァルグランという血統を考えると、スプリンターとして結果が出たのは少々意外な戦績。最大の魅力は3歳牝馬で53キロに留まること。勝ったり負けたりを繰り返していた馬がここへきて3連勝中と勢いもある。

これまでは割引対象だった武史も得意の札幌。勝てなかった重賞も中京記念(G3)で技ありの騎乗を見せたタイミングなら怖い。ここ2戦を1分7秒台で走破したスピードは魅力だ。

レイピア(牡3、栗東・中竹和也厩舎)

こちらもパンジャタワーと同じタワーオブロンドンの産駒。母母ク―ヴェルチュールは、2007年のキーンランドCを優勝している。

粗削りなレースの多かった馬も最近は4戦3勝と上り調子で一皮むけた印象。相手は楽ではないが、今の調子ならそのまま押し切っても不思議ではなさそう。スプリンター北村友一とも手が合いそうだ。

フィオライア(牡4、栗東・中村直也厩舎)

函館SSで14着と惨敗したものの、前走のUHB賞(OP)でまんまと逃げ切り勝ち。これは鮫島克駿の思い切った作戦がハマった感じ。今回は主戦のガシマンに手が戻るが、人馬とも注文のつくタイプのため、乗り方以前に展開の助けが欲しい。

穴馬で活躍の目立つファインニードル産駒とはいえ、ここは苦戦しそうな雰囲気である。

夏競馬は休み明けの大物より使ってきた馬?

 

パンジャタワー、ウインカーネリアンと実績上位の馬が出走する一方、ここを本気で狙ってきたのかどうかは怪しい。

どうも戦前から波乱の匂いがする顔触れ。ということは穴を狙うにはちょうどよさそうなレースかもしれない。