レーゼドラマ、テリオスララが揃って轟沈…川田将雅が魅せた勝つための乗り方【クイーンS回顧】
生姜君さすがの騎乗だったね
札幌11RクイーンS(G3)芝1800
フルゲート14頭立てで行われたクイーンS(G3)は、昨年7番人気で3着に敗れたアルジーヌが勝利した。春のヴィクトリアマイル(G1)で強敵相手に4着と好走した実力は、ここでは抜けていたということだろう。
しかし、この勝利は川田将雅の手綱捌きがあってこそだったと評したい。人間的に好きではない川田だが、このレースの手綱捌きは痺れた。ゴール前でココナッツブラウンに詰め寄られるシーンもあったが、これはもう完全に北村友一との差といっても過言d根はない。
もちろん、北村友一の騎乗も決して悪かった訳ではない。
とはいえ、最後の最後まで交わさせずにアタマ差残したことに川田の手腕が光る。マスコミや後輩騎手にも嫌われる彼だが、人間性はさておき騎手としてはさすがの一言。熟練の手綱捌きは見てるものを唸らせるに値する内容だったと思う。
こちらが一発の期待をしたフェアエールングだが、勝ち負けd系る実力の持ち主だったことは間違いない。その一方、芝2000mに比して芝1800mで成績が下がること、福島牝馬S(G3)でアドマイヤマツリに2馬身差の完敗を喫していたことを思えば、アルジーヌと着順の入れ替わりまでは難しいという結論となった。
この時点でアルジーヌ1点も脳裏によぎったが、そこはやっぱりキング姐さんの存在がある。鞍上の実力で真っ向勝負して川田を上回るなら彼女しかいなかったからである。
その一方、レーゼドラマに関してはキング以外に買う要素が見当たらなかったことも事実。
レース前に色々と調べたりしていたのだが、今年の3歳牝馬のレベルがまだつかみ切れなかったのだ。そうして懐疑的な見方をしていたテリオスララが土曜札幌のSTV賞(3勝)を53キロで13着に大敗したばかり。それでも消せなかったのはひとえにキングが原因だ。
レースはコンクシェルがハナを主張して1000m通過58秒4のハイラップ。あくまで行ってナンボのアリスヴェリテは、同じVM好走でもアルジーヌとは中身が異なる。展開の助けがないと好走できないのだから2番手で8着に敗れたのは理屈に合う。
期待したフェアエールングの3着は丹内祐次を責められない。馬も好調だったししっかりと乗っての敗戦なら納得もいく。
意外だったのは穴馬と予想していたココナッツブラウンの2番人気。この前売りオッズを見て一気にやる気がなくなったものの、それでも実際に勝ち負け可能なアタマ差の2着は大健闘。いや、正確には大健闘というより勝てるだけの力を持っていたということ。この着差はひとえに川田と北村友一の差と述べざるを得ない。
ペースが流れて差し追込みに向く展開だったとはいえ、それをギリギリ残し切れるタイミングで先に追い出したのが川田。そういう意識とは別に綺麗に乗ってきた北村友一。決してマズい騎乗ではなっかにせよ、勝ちに対する気持ちが異なる。これはもう熟練度の差としか言いようがない。
キングのレーゼドラマが通用しなかったのは、先述した3歳牝馬のレベルにも関係する。昨年はコガネノソラが勝ち、ボンドガールが2着に食い込んだ。4歳世代は全体的にハイレベルであることをすでに証明しているが、3歳世代に関してはまだまだ様子見が必要と思う。
いくらキングが上手くても勝てない馬では勝てないのが現実。あくまで同じくらいの実力の馬なら日本人騎手が敵わないという程度である。まあそれが凄いところなのだが。
コメント
1着アルジーヌ 川田将雅
「レース自体はとてもスムーズに運ぶことができ、1コーナーで良い形。ゴール前は際どくなりましたが、やめる癖があって、それを込みでセーフティーリードをとっている。しっかり勝つために準備して、勝ち切ったことを褒めてあげたい」※考えているから勝っている
2着ココナッツブラウン 北村友一
「レースプランはいろいろ考えていたわけではなく、直線を向いたときの追い出しのタイミングひとつだと思っていた」※やっぱり考えてなかったやないかw
3着フェアエールング 丹内祐次
「距離ロスなく、道中はスムーズに運ぶことができました。今はとても安定して走ってくれています。最後まで頑張ってくれました」10着レーゼドラマ キング
「ゲートの中で立ち上がってしまい、スタートのタイミングがずれました。イメージしていたより後ろで、行きっぷりもよりよくなかった」


