松山弘平「力を証明できた」夏WIN5も12連敗ストップ…レパードSで再確認したダートの攻略法
陣営のコメントをちゃんとチェックしないとね
新潟07RレパードS(G3)ダ1800
抜けた馬も不在で人気の割れた今年のレパードS(G3)は、好位から力強く抜け出した松山弘平の5番人気ドンインザムード(牡3、栗東・今野貞一厩舎)が嬉しい重賞初制覇。ドバイのUAEダービー(G2)で3着に入った素質馬が混戦を断った。
ヒヤシンスS(L)でルクソールカフェやプロミストジーンといった強敵相手に3着と善戦したことも陣営に海外遠征を決断させた理由だっただろう。
ところが、そんな期待馬も国内復帰初戦に選んだ阪神の2勝クラスで2番手からズルズルと下がって6着に凡走してしまった。調教師の話によると手前を一度も替えられなかったことで競馬にならなかった様子。今回は「得意の左回りでスムーズな競馬が出来れば」と意気込んでいたわけだが、この結果を見れば右回りが敗因だったことが伝わる。
これには手綱を取った松山弘平も「右回りはモタれる面があるので現時点では左回りの方がいいですね」とサウスポーであることを認めていた。知らんがなといいたいところだが、この情報は事前に陣営から出ていたわけであり、大して気にも留めていなかった自分が反省せざるを得ない。
またWIN5専門の人間として注目したのは、今夏の対象レースで松山君が未勝利だったことである。騎乗馬の質も悪くない中で惜敗続きで勝てないレースも多かった。
この日曜も2番人気オーロラエックスとコンビを組んだ準メインの佐渡S(3勝・芝1800m)で10着といいところなし。超スローに落とした8番人気ウインアイオライトが、ハナ差で2着に残ったレースを後方のまま惨敗したばかり。この連敗もいつまで続くのだろうと勘繰っていたタイミングだった。
それに比べれば、ドンインザムードでは逃げたジャナドリアの後ろから直線2番手まで押し上げ、後続の追い上げを凌ぎ切った積極性はなかなか。2着馬と僅か半馬身差だったことを思えば、下手に下げていれば勝てなかった可能性すらある。
勝ち馬こそ5番人気でも、234着馬の人気は12番人気→11番人気→10番人気の順。一歩間違えれば大波乱となった可能性を消したのは、松山弘平の手柄といってよさそうだ。
もし12番人気ルヴァンユニベールが勝っていれば、WIN5の配当も169万程度じゃ済んでいない。4桁超えの配当もあったはずである。
正直、WIN5対象でなければ、まず興味も沸かなかったであろうレース。個人的には弘平の連敗がストップしたねといった感じだ。
また、データ的な側面で話をすると、今夏のWIN5ダートは4番人気と5番人気がやたらと勝つ。レパードSにしても予想なんかせずに、大人しく4,5番人気の2点で済ませてしまえばよかったのかもしれない。
あと、1番人気で7着に敗れたヴィンセンシオはどうせ飛ぶと話したくらいだが、ルメールのコメントは割と前向き。「スタートで躓いてポジションを取れなかった」のはともかく、「ダートの走りは上手。いいダート馬になりそう」とまんざらでもない感じだった。
WIN5おじさん的には「弘平が連敗ストップ」「ダートは5番人気が熱い」といった程度の収穫かなあ。
レパードSの勝利を足すと今夏のWIN5で5番人気が4勝の最多勝、続いて4番人気3勝。1番人気1勝、2番人気2勝、3番人気は未勝利となった。



