超豪華メンバーに目を疑う…ブラストワンピース再現狙うエネルジコも参戦する新潟記念の展望

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超豪華メンバーに目を疑う…ブラストワンピース再現狙うエネルジコも参戦する新潟記念の展望

こんな新潟記念は見たことない

新潟11R新潟記念(G3)芝2000

アスクカムオンモア 戸崎圭太  57
アスクドゥポルテ  石川裕紀人 57
ヴェローチェエラ  丸山元気  58
エネルジコ     ルメール  56
クイーンズウォーク 川田将雅  57
グランドカリナン  大野拓弥  57
コスモフリーゲン  柴田大知  58
サスツルギ     野中悠太郎 57
シェイクユアハート 古川吉洋  57
シランケド     坂井瑠星  55
シンリョクカ    木幡初也  56
ダノンベルーガ   佐々木大輔 57
ディープモンスター 菅原明良  57
ナムラエイハブ   吉田隼人  57
バレエマスター   菊沢一樹  57
ブレイディヴェーグ (津村説) 56
フレーミング    石橋脩   57

※フルゲート18頭

夏のローカル重賞の割にフルゲート18頭立ての17頭が登録した今年の新潟記念(G3)。顔触れを見た途端に「これ本当に新潟記念なのか」と目を疑うほどの豪華メンバーが揃った。

ダービーの秘密兵器と期待されたエネルジコはルメールを確保し、2018年に優勝したブラストワンピースの再現を狙う。異なるのは池添謙一が降ろされたところだ。まあどっちでもいいが。

それどころか今年の金鯱賞(G2)を制し、ヴィクトリアマイル(G1)で2着に入ったクイーンズウォーク、七夕賞(G3)を逃げ切ったコスモフリーゲン、昨年の新潟記念優勝馬シンリョクカ、VMで3着のシランケド、元クラシック候補ダノンベルーガ、函館記念(G3)を勝ったヴェローチェエラ、安田記念(G1)の4着で復調気配のブレイディヴェーグと実力馬が揃い踏み。

これもうレベルが低いと揶揄された札幌記念(G2)と正反対で「スーパーG3」といっても過言ではなさそうだ。

なぜこのような状況が発生したかというと、今年はそれまでのハンデ戦から別定戦に変更されたからだろう。JRAは本当に何を考えているのか分からない。史上稀に見る条件変更や番組変更が行われた今年。古き良き時代を懐かしむ保守派としてはどうにもしっくりこないなあ。

過去10年の勝ち馬はこちら。

もはや別モノのレースに変貌したため、過去10年の傾向はどうでもいい。

それより重要なのは、「新潟の芝2000mはディープキンカメ案件」ということ。これ毎年のようにテストに出ているけど新潟記念に限らず再現性が高いのだ。

残念ながら対象のどちらも天国へと旅立ってしまったため、このデータの勝ちも徐々に下がっていくだろう。それでも母父としてならまだまだ要注意のはず。

登録馬の血統もチェックしてみようか。

アスクカムオンモア、シランケド、シンリョクカ、ディープモンスター、ブレイディヴェーグが対象だね。一捻りするならキンカメ産駒のドゥラメンテを父に持つエネルジコもってところだ。それ言い出したらロードカナロア産駒だってキンカメ入ってるけどね。シランケド。

また、騎乗予定の騎手たちにも注意が必要。ブレイディヴェーグはルメールではなく津村説も出ているし、ヴェローチェエラの佐々木大輔はダノンベルーガに騎乗予定。シランケドもデムーロからガシマンに替わった。

エネルジコ(牡3、美浦・高柳瑞樹厩舎)

大きな期待を寄せられながら早逝した偉大な種牡馬ドゥラメンテ産駒。デビューから3連勝はすべて上がり最速で差し切り勝ちを決めた。

昨年10月デビューだが順調に使えず春のクラシックは不参戦。ルメールが初コンビを組んだダービートライアルの青葉賞(G2)を快勝したものの、大事を取ってダービーを回避している。

強力な末脚を武器としているが、あの前残りのダービーに出走していたとて、勝ち負けまで行けたかどうかは正直怪しいところ。青葉賞でクビ差2着のファイアンクランツはダービーに出走して9着だったことは思い出したい。

しかもあの超スローで先行して直線ズルズルと後退したのは印象も悪い。エネルジコならもっと善戦したはずでも勝ち負けまでは難しかったのではないか。

最大の懸念はブラストワンピースが快勝した2018年は、ハンデも54キロで軽く、メンバーも今年ほど豪華ではなかった。

過剰人気するのは間違いないため、ここは思い切って見送る手もありだろう。そもそもブラストワンピースは後のG1馬でもあるからだ。エネルジコもまだまだこれからだが、迷いなく◎に即決したブラストワンピースほどの魅力は伴わない。

むしろこの豪華メンバー相手に勝つようならいよいよ本物。とんでもなく楽しみな存在となるだろう。

クイーンズウォーク(牝4、栗東・中内田充正厩舎)

金鯱賞を勝ってしまったがため、別定戦にもかかわらず、牡馬と変わらない57キロを背負うのは痛い。ただそんなことは百も承知で使って来るのだから通用する自信が陣営にあるということ。

正直よくわからない馬ではあるが強いのは間違いない。3番人気に推された秋華賞(G1)で15着に惨敗し、牝馬相手の小倉牝馬S(G3)で1番人気に推されて55キロを背負って6着に敗れた。こりゃ胡散臭いなと思ったのも束の間、牡馬相手の金鯱賞で勝ってしまった。

だが、この舞台は川田将雅が鬼のように得意としている中京芝2000m。新潟の芝2000mとは異なるため、川田狙いが正解といえるかどうかの疑問は残る。

それでもとても間に合わないような位置から鬼脚を繰り出したVMの走りはインパクトが強い。マイルよりは中距離向きのはずだ。適距離に戻れば本来の先行策を採りそう。

シランケド(牝5、栗東・牧浦充徳厩舎)

クラシックに縁はなかったが、小倉の1勝クラスを3着に入ったときから目をつけていた馬。9番人気の紫苑S(G2)で穴を出してくれ、秋華賞参戦も期待したが先を見据えて回避した。

その一方、みんなが知らないからこそおいしかった馬も、5戦連続1番人気を任されたように誰もが知っている存在になってしまった。前走のVMも7番人気で絶好の狙い目と期待して激走してくれたまでは良かったが、当方の川田嫌いが痛恨となって134着ではずれてしまった。くそったれめw

当時のレース回顧で勿体なかったと指摘した通り、ミルコの進路取りが致命傷となっての敗戦。馬の実力はとうにG1級まで成長していたことを裏付けた。父デクラレーションオブウォーは、今夏の府中牝馬S(G3)のセキトバイースト、札幌記念(G2)トップナイフと勢いも十分。

出遅れ癖のあるミルコから積極的なガシマンへの乗り替わりは面白そう。そしてこの馬の母父はディープインパクトいう追い風もある。こちらは55キロでライバルのクイーンズウォークの57キロに対しても2キロのアドバンテージ。差されて負けた訳ではなくミルコのミスで間に合わなかっただけなら逆転は難しくない。

ブレイディヴェーグ(牝5、美浦・宮田敬介厩舎)

距離不足のマイルCS(G1)で1番人気に推された期待馬。確勝を期した東京新聞杯(G3)で4着に取りこぼす失態を演じたものの、大目標のドバイターフ(G1)でも直線で伸びを欠いて7着と振るわなかった。

そういった経緯も含めて注目した安田記念(G1)で4着は十分に復調が伝わる走り。圭太ちゃんらしい敗戦ではあるが、やはりマイルでは持ち味が生きないのだろう。タイプ的に中距離のスローペースでためにためた脚を炸裂させるのが勝ちパターン。個人的にこの馬が最も強い競馬をしたのが昨秋の府中牝馬S(当時G2)だったと思う。

57キロを背負って32秒台の上がりを使える馬は登録した馬の中にいないと思う。最大の懸念は鞍上問題が発生していることか。圭太ちゃんは先約のアスクカムオンモア、主戦のルメールはエネルジコに騎乗する。巷では津村明秀説も出ているがどうだろうか。そしてこの馬も母父ディープインパクトである。

コスモフリーゲン(牡5、美浦・畠山吉宏厩舎)

七夕賞(G3)の勝利は柴田大知の渾身の騎乗がもたらした。2着に敗れたドゥラドーレスは、いかにも圭太ちゃんという残念な取りこぼし。実力はドゥラドーレスが上だろうが、騎手の差で明暗を分けた印象が残る。

ただ切れる脚がない馬に新潟の長い直線は割引。さらには斤量も58キロだからマイナスこそあってもプラスはない。例年の新潟記念ならよかったが今年のメンバーはハッキリ言ってエグイ。戸崎圭太がミスっただけの勝利を過大評価したくはない。

札幌記念より断然面白そうなメンバーが集まった

色々とチェックしている内に中京2歳S(G3)と同じく、半分もう予想のようになってしまったが、今週のWIN5は割と面白そうで楽しみ。問題は重賞以外のレースでどうやって穴を拾うかだね。

キーンランドC(G3)は唯一のG1馬パンジャタワーが格の違いを見せて勝利した。そうなると新潟記念も1頭だけのG1馬ブレイディヴェーグが一歩リードしているかもしれない。え?ルメールじゃないって?

いやいや、ルメールじゃないからこそ配当がついて面白いんじゃないのさ(笑)