1ハロン延長、右回りと左回りで異なる条件…スターアニスを疑う中京2歳Sの予想【WIN5】

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1ハロン延長、右回りと左回りで異なる条件…スターアニスを疑う中京2歳Sの予想【WIN5】

小倉2歳Sとは勝手が違う

中京11R中京2歳S(G3)芝1400

本稿を書いている現在のオッズはこんな感じ。予想以上にスターアニスが人気を集めているようである。みんなアヌス好きなんだね。

WIN5は他のファンとの心理戦でもあるため、周りがどのような評価をしているのかも重要。この感じならアヌスかそれ以外かって雰囲気だ。データ理論派を自認していてもキャリアの浅い2歳馬のレースほどわからないものはない。

先週の新潟2歳S(G3)は7馬身差で楽勝したリアライズシリウスが楽勝したとはいえ、同じく7馬身差で圧勝のアヌスを信じていいものかどうか。

まず異なるのはリアライズシリウスの場合、同じ芝1600mで左回りの東京を勝っていたこと。新潟より底力を問われるコースで勝ったのだから整合性はあった。全面支持しなかったのは津村への不安と断然人気じゃ配当がつかないことが理由。そう考えると底力のいらない小倉、芝1200mから1ハロン延びて右回りから左回りへの切り替わりは、明らかに新潟2歳Sと同じようにはいかないはずだ。

ちなみに昨年の小倉2歳S(G3)の結果がこちら。

同じ芝1200m条件ながら前走小倉組は全敗。2頭しかいなかった中京芝1200m組のワンツーというコース適性ありきの結末が待っていた。キャリアが浅かったからという前提があるにしても、小倉と中京の違いは大きい。しかも今年は距離まで1ハロン違うのだから尚更である。

少なくとも前走1200の馬なら、L1で止まっていないこと、加速ラップで楽勝していることが望ましい。

まあそれでも注意しないといけないのは、現在の中京がバカみたいに超速馬場ということ。この時点で差しに構える馬の出番はなくなる。もしかしたら1ハロン長くても行き切ってしまえば、そのまま残ってしまう可能性すら出てくるかもしれない。

色々と話しているが一応物差しとなる馬はいる。小倉芝1200も中京芝1400も走ったタマモイカロスの存在だ。

前走は中京芝1400mの未勝利戦を快勝。2番手から33秒4で抜け出す完勝だった。本馬はデビュー戦でコラルリーフの2着(スターアヌス5着)。高杉は1キロ軽い54キロで55キロの子らるフィールに交わされて1馬身差の完敗である。2戦目の未勝利戦は1番人気に支持され、馬体が12キロ絞れたスターアヌス(1キロ重い)に7馬身も置き去りにされた。

ちなみに前走の勝ちタイムは1分22秒3(良)。切れる脚もあるので弱くはないものの、マイケルバローズの勝ちタイム1分22秒0(良)と0秒3差だった。となると逆転は難しいだろう。

距離が問題なかったのはデクラレーションオブウォー産駒だからか。札幌記念(G2)を制したトップナイフの父だものね。

その点、スターアヌスの方は距離延長が必ずしもプラスかどうかは不明。ドレフォン産駒はともかく、母エピセアロームが典型的なスプリンター。母父もダイワメジャーなら一考の余地はある。勝てるだけの実力は持っていても好きがない訳ではないという見立てだ。

もちろん、デビュー戦でスターアニスを負かしたコラルリーフを馬鹿にしてはいけない。

このレースでいき脚がつかなかったスターアニスは差を詰めただけで敗れているものの、なぜそうなったのかの一因に、加速ラップだったことは見逃せない。

各ハロンごとの数字は12秒3-10秒9-11秒7-11秒9-11秒5-11秒4。前後半34秒9-34秒8(後傾0秒1)でイーブンラップ。L3は数字を見ても分かる通り加速ラップを刻んだ。これでは後ろの馬が届く理屈はない。上がりの時計もスターアニスと同じ34秒5を使っていた。

今週の追い切りも上々で力は出せそう。父ビッグアーサーは高松宮記念の勝ち馬。1600まで行くと不安でも1400ならこなせる距離ではないか。むしろ懸念材料は西塚洸二の方。勝てば初重賞制覇もかかるが、今年の西塚の騎乗には割と不満が残ったレースも多かった。幸英明からの乗り替わりはプラスに思えない。

同様のことは吉村誠之助が騎乗するパープルガーネットにも言えそう。母系の近親はダート馬をよく出している印象。勝ちタイムの遅さは差し切り勝ちなら気にするほどじゃない。それでも楽勝なら面白いけど半馬身差で何とかってところ。同レース3着のディアダイヤモンドが次走の未勝利戦(芝1600)で7馬身差の楽勝をしたとはいえ、負かした相手はみんな弱い馬ばかり。

相手が強い可能性のある新馬でもなく惨敗した馬ばかりで楽勝しても価値はない。この馬より速い時計で楽勝したサンアントワーヌが新潟2歳Sでもうひとつだったため、過大評価はしたくないのが本音である。誠之助もこのタイミングじゃないと思う。

話を中京に戻すとやっぱり信用していいのはマイケルバローズとアイルトン。ハナ差の接戦は川田将雅と団野大成との差。どちらも一度使われて前進が見込めそうだ。

今回は川田が新潟記念のクイーンズウォークに騎乗するため、今回は岩田望来に乗り替わり。一見割引に映るのだが、今年のキーワードは川田から若手に乗り替わった馬が重賞を勝つフラグ。ロードデルレイ(西村淳也)、ヴェローチェエラ(佐々木大輔)、若手ではないがカムニャック(シュタエルケ)と前走川田が重賞勝ちへと繋がった。

そういう意味でWIN5リーディングでトップ争いを繰り広げている岩田望来は大歓迎。少し前までこいつのこと嫌いだったじゃねえかというツッコミは重々承知。ギャン中おじさんは金になるかならないかで評価するのだから当然のことである。

デビュー7年目を迎える望来だが、当初は最強エージェント小原軍団の馬質だけで数だけ稼ぐ馬質マンに過ぎなかったのだが、こののところはすっかり腕で勝てる騎手に成長した。秋華賞(G1)をクソ騎乗で2着に負けたマスクトディーヴァにしても、今の望来が乗っていれば勝っていたのではないか。

大きな変化があったのは昨年あたりから。毎週のようにお競馬を見ているこちらも乗れている騎手と下手糞な騎手はしっかりチェックしている。レースを見ていて思った通りに乗ってくれることも増えたし、着実に乗れる騎手への階段を上がっていることは、その単勝回収率に表れている。

23年までは馬のお陰で勝っていただけなのに対し、回収率が倍以上なのが昨年と今年。G1などのシビアなレースになるとモレイラやレーンなどのトップクラスには見落とすけれど、既に当方の信頼度は戸崎圭太ちゃん以上。今年のWIN5リーディングでもフランス遠征がなければ独走していたくらいなのだ。

問題はそれだけじゃない。データ派なら誰でも気づくと思うが、岩田望来のお得意様は上村洋行厩舎。過去のWIN5でも最多5勝、かつ勝率までトップクラスの好成績を収めている。

さらに後押しするのはバローズでお馴染みの猪熊広次オーナーの所有馬と非常に相性がいいこと。WIN5民なら「岩田望来×猪熊広次×上村洋行」のコンビは役満級の期待値を誇るというデータは知っておいて損はない。

だったらハナ差の団野大成アイルトンもセットだよとなる訳だが、団野大成は典型的なスプリンターで1400mになると1ハロン長い。岩田望来と同期の若手で乗れる騎手だけども、なぜ1400mが苦手なのかはいまだに謎のまま。

こちらはデビュー以来のWIN5対象レース成績(芝)だが、スプリンターらしく1200は得意にもかかわらず、1400だけは34戦全敗。マイルの場合はまだマシだけど何が違うのだろう。

1800得意の石川裕紀人が「競馬界のネーハイシーザー」なら、1200までの団野大成は「競馬界のサクラバクシンオー」と呼んだ方がいいかもしれない。たった1ハロンの誤差だから、そろそろ勝つんじゃないかと毎回保険に入れているけれど来た試しがない。ここまで来るともう勝たれるまで買わない方がいいってこと?

という訳でデータ的な観点を考慮すれば、マストで押さえておきたいのはスターアニスとマイケルバローズの2頭。アヌスが人気するならマイケルでも高配トリガーは引ける。

パープルプラネットやアイルトンよりはコラルリーフの方に怖さがある。でも西塚だから思うような騎乗はしてくれないと見て割り引く結論。点数は思い切って2点勝負とする。

◎マイケルバローズ
○スターアニス
ーーーーーーーーーー
馬券なら
コラルリーフ
アイルトン
タマモイカロス
エンヴィーミー