2015スプリンターズステークス(G1)の前哨戦考察

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2015スプリンターズステークス(G1)の前哨戦考察

主なステップレースの結果から人気馬の信頼度を検証してみたい。

人気確実なのは武豊の重賞300勝目が懸かるベルカント、ウリウリ、ストレイトガール。

また、安田記念などの春から直行して入着はサイレントウィットネスとアドマイヤマックスの2例のみ。

全休明けの馬にいきなり1200mの前傾ラップの好走を求めるのは難しい。

ミッキーアイルは人気だが果たしてそこまでの器かどうか。

2015.08.02アイビスサマーダッシュ(G3)
32.5-21.6=54.1
1着ベルカント牝454デム0.54.1 31.91
2着シンボリディスコ牡556勝春0.54.432.19
3着アースソニック牡656丸田0.54.4ハナ31.84
4着セイコーライコウ牡857善臣0.54.51/231.82
5着リトルゲルダ牝656大知0.54.732.35

★外枠からスムーズに抜け出したベルカントが終始余裕のある手応えで快勝。

上がりも31.9と切れ味勝負にも対応できたのは地力強化の証。

アースソニック、セイコーライコウ、リトルゲルダにも圧倒的優位を印象付け。

 

2015.08.23北九州記念(G3)
32.7-34.6=1.07.3 落差1.9
1着ベルカント牝455武豊1.07.3 33.72
2着ビッグアーサー牡455康太1.07.511/233.41
3着ベルルミエール牝453川島1.07.61/233.84
4着バーバラ牝653武幸1.07.811/433.26
5着ミッキーラブソング牡454松山1.08.011/433.85

★前半32.7という超速ラップで流れた展開を、

5番手から抜群の手応えでベルカントが快勝。

ビッグアーサーはよく追い上げるも差は感じた。

北九州記念組からはベルカント逆転のシナリオは期待薄。

 

 

2015.08.30キーンランドカップ(G3)
34.0-34.6=1.08.6 落差0.6
1着ウキヨノカゼ牝554四位1.08.6 33.58
2着トーホウアマポーラ牝654福永1.08.73/433.89
3着ティーハーフ牡557優作1.08.81/234.11
4着オメガヴェンデッタ騙456横山1.08.8ハナ34.64
5着レッドオーヴァル牝554岩田1.08.8ハナ34.12

★時計としてはスローも最後方から捲くりの奇襲策でウキヨノカゼが突き抜けた。

ただ、このレースも函館SS(G3)同様に展開の恩恵が大きかった。

5着レッドオーヴァルのさらなる上昇は見込めない。

 

2015.9.13セントウルステークス
34.0-33.8=1.07.8 落差-0.2
1着アクティブミノル牡354康太1.07.8 33.810
2着ウリウリ牝554岩田1.07.8ハナ32.81
3着バーバラ牝654武豊1.07.8クビ33.65
4着ストレイトガール牝655戸崎1.07.8ハナ33.23
5着マヤノリュウジン牡856横山1.08.113/433.26

★前哨戦では最も低レベルだったレース。

他レースが前傾ラップだったのに対し、こちらは-0.2の後傾ラップ。

スプリント戦では前々から押し切る底力が要求される。

北九州記念ではベルカントに0.5差だったバーバラが3着。

そのバーバラにすら敗れたストレイトガールの巻き返しは微妙。

評価出来るのは出遅れて最後方からイン突きでハナ差まで追い上げたウリウリのみ。

 

■過去10年の前後半3Fのラップ

201433.7-35.1=1.08.81.4
201332.9-34.3=1.07.21.4
201232.7-34.0=1.06.71.3
201133.0-34.4=1.07.41.4
201033.3-34.1=1.07.40.8
200932.9-34.6=1.07.51.7
200833.6-34.4=1.08.00.8
200733.1-36.3=1.09.4不3.2
200632.8-35.3=1.08.12.5
200532.9-34.4=1.07.31.5

★まず注目したいのは過去10年例外なく前傾ラップのレース展開となっていること。

中山芝1200m条件は坂があろうととにかく行ったもの勝ち。

とはいえ行けるだけのスピードがなければ追走だけ出て一杯となる。

今年も120%前傾ラップが濃厚。

穴馬としては3着狙いがせいぜいとなるが、スギノエンデバーやティーハーフあたり。

同じく後方からのレースで快勝したウキヨノカゼだが、こちらは展開が嵌まった感が強い。

血統的にはディープ産が未勝利のG1であるが、何となく納得。

■まとめ

アイビスサマーダッシュの32.5と大差ない32.7の北九州記念も快勝のベルカントが一歩リード。

潜在スピードも速く、追走も楽にできそう。

スリープレスナイトやアストンマーチャンのように夏場の活躍をそのまま継続した例もある。

枠に関しても内過ぎず外過ぎず、周りの出方を見ながら競馬が出来そう。

G1馬なら休み明けを気にしすぎることはないといえどもミッキーアイルには食指が動かない。

ディープ産である以上に鞍上の浜中含めて勝つイメージが湧かない。

後傾ラップの前残りの恩恵にあやかったアクティブミノルには100円も勿体無い。

そんな遅い流れですら見せ場さえ作れなかったハクサンムーンは論外。

ベルカント最大のライバルと思われるウリウリは枠順が残念。

岩田の好走例は大抵がイン突きであり、12番枠では少なくとも頭はなくなった。

やはりベルカントが他馬を一歩リードの結論。

牝馬は軽めが調教の常識もそれを覆してしっかり鍛えられたベルカント。

ウリウリは最近特にゲートの出が悪く、今回も出遅れる可能性が高い。

人気する馬でもありあまり盲目的にならないように注意。

■実力馬2頭は高確率で馬券圏内に入る!

昨年は新潟開催でしたが、

今年は従来の中山開催で行われるスプリンターズS。

同じG1の1200M競走である、

3月29日(日)高松宮記念(G1)は参考になりそう・・・

と思うかもしれませんが、

コースの特徴も開催の季節も異なる為、

実はほとんど参考になりません。

実際、高松宮記念に出走していなかった馬の方が

好成績なのです。

その理由は、このコースはスピードだけで押し切るのは困難で、

高松宮記念以上にパワーと底力が求められるという事です。

実は1頭だけ、この夏で覚醒を遂げ、

成長が著しいと騒がれている伏兵馬が!!

スプリンターズSを賑わすその馬とは!?

詳しいレース解説と併せてご覧ください。

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k-468x60 その2