ミッキークイーンははたして通用するのか？ジャパンカップ(G1)の展望

過去にはファビラスラフインがあわやの2着、12年にはジェンティルドンナがラッキーとはいえ1着。

13年にはデニムアンドルビーがジェンティルドンナを追い詰めて2着とイメージ以上に3歳牝馬が通用しているレース。

少し前にはレッドディザイアも3着。

凱旋門賞でも斤量差から3歳が有利なようにＪＣでも同様のことが言えそう。

2冠牝馬メイショウマンボがおかしくなってしまったのは残念だが、デニムアンドルビーはクラシックで1度も勝利をしないままＪＣで好走できた。

今年のミッキークイーンはどうだろうか。

※ちなみにジェンティルが評価された理由にダービーより速かった勝ち時計がある。

今年は大幅に見劣りするものの、デニムアンドルビーはダービーより時計が遅かったオークスの3着馬。

むしろドゥラメンテは間違いなく通用するだろうことがわかる。

※後ろから行かずに先行して内に潜り込んだ浜中のファインプレイ。

このレースで後方からクイーンズリングが来たからといって同じ位置にミッキーがいたら楽勝していたという仮説は成り立たない。

ちなみにクビ差まで追い詰めた2着のクイーンズリングは次走エリ女8着。

3着マキシマムドパリは1000万の衣笠特別でクビ差の辛勝。

4着アンドリエッテは先週1600万の修学院ステークスで5着。

自己条件レベルでも怪しい馬達と大差がなかったという考え方もある。

※得意のイン突きも成功して完全に勝ちパターンだったヌーヴォを外から楽に差し切ったショウナンパンドラ。

何度やっても勝敗は変わらないといえる内容。

※エリ女杯は渋った馬場を味方に蛯名がファインプレイでマリアライトを勝たせた。

そう、勝たせてもらったわけで実力での優勝ではない。

実質の勝ち馬はヌーヴォレコルト。

このレースで秋華賞6着から3着まで巻き返したのがタッチングスピーチ。

不完全燃焼の前走からの当然の巻き返しだがこの馬の実力はおそらくミッキークイーンと大差がない。

ミッキークイーンにしてもヌーヴォレコルトに勝てるかどうかの可能性。

オークスで3/4馬身差だったルージュバックの着差も近似値。

となると、ヌーヴォレコルトより現在確実に強くなっていると思われるショウナンパンドラが上位。

ましてそのショウナンを楽に負かしたラブリーデイとの比較で勝てる計算は非常に低い。

そしてさらに問題となりそうなのが浜中。

秋華賞は外枠を引いたこともあり、出していってウチに入れたのは池江師からの指示。

今回は格上挑戦の意味合いが濃いことからほぼ間違いなく後方待機。

53キロの軽ハンデをと切れを生かすには当然の作戦だろう。

でも残念ながら今の東京の芝は内が伸びる。

それならば浜中よりＧ1の勝ち方を知っている池添が乗るショウナンパンドラが断然上だろう。

現実に宝塚記念と天皇賞秋で通用の下地は計算が立った。

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