第32回マイルCS(G1)はモーリスが安田記念から直行で春秋統一。出遅れたのはまさかのイスラボニータ。

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2015第32回マイルチャンピオンシップの結果分析

天皇賞秋3着イスラボニータはJCへは向かわずに適距離を求めてマイルCSに参戦。

レベルの下がるマイル路線で必然的に評価は上がった。

レースは前半3F34.6のスローとなり、レッツゴードンキが楽にハナ。

続いてクラリティスカイ、ケイアイエレガント、トーセンスターダムが積極策に。

行きたい馬が多数いた割にはこのペースはG1レベルには達していない。

昨年が1.31.5だったのに対して今年は1.32.8と1.3もラップが落ちている。

下記に比較したように中だるみの12.5が時計を大きく遅らせた原因。

■2014マイルCSと2015マイルCSのラップ構成

2014:12.0 – 10.4 – 11.3 – 11.6 – 11.4 – 11.5 – 11.3 – 12.0

2015:12.6 – 10.9 – 11.1 – 12.5 – 11.9 – 11.1 – 11.5 – 11.2

また、意外?にも優勝したモーリスは以下データが該当。

・過去10年で8枠未勝利。

・休み明けの参戦は30年近く未勝利。

さらに同じく休み明けだったサトノクラウンで天皇賞秋を惨敗した堀厩舎。

ムーアも今回は以前ほどの結果を出せていない上にテン乗り。

モーリス自身の出遅れ癖が解消したとはいえない。

残念ながらデータというものは気付いてしまったらHITしないという側面も持っている。

願い事を他人に話したら叶わないのと同じだろうか。

京都コースにしても同じく芝1600m条件であるシンザン記念(G3)に出走してミッキーアイルに完敗の5着と白百合(OP)S3着に京都新聞杯(G2)7着以外は新馬勝ち程度。

成績も1.0.1.2でしかなかった。

勿論今回のようなスローペースで出遅れなかったは最大の勝因ではあるが、驚くべきはディープ産駒のフィエロの切れを凌いでの勝利であること。

京都のディープインパクト産駒の圧倒的な優位性はその一瞬の切れにある。

切れがあるからこそフィエロはイスラボニータの追撃を何とか振り切ることも出来たが、モーリスは外を回して33.1で上がっている。

父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒だったが、そこまで切れるイメージはなかった。

グラスワンダーが産駒に能力を伝えられなかったものの、スクリーンヒーローが後継種牡馬として父を超えた存在となった。

残念ながらJCを回避したゴールドアクターにしても今後が注目の馬だ。

スクリーンヒーローの成功の背景には日本を代表する血脈のノーザンテーストが祖父で母は名女優ダイナアクトレスのランニングヒロインの血がなせるものではないだろうか。

いずれにしてもこれでモーリスは春秋マイルG1統一でマイル王となった。

ここまで強ければ香港も視野に入ってくる。

春以降は急降下だった堀厩舎もこれが反撃の狼煙となるかもしれない。

第32回マイルチャンピオンシップ(G1)
1着 モーリス R.ムーア 1.32.8   33.1 10-09 堀 宣行 4
2着 フィエロ M.デムーロ 1.33.0 11/4 33.3 08-08 藤原英昭 2
3着 イスラボニータ 蛯名正義 1.33.0 クビ 33.0 12-13 栗田博憲 1
4着 サトノアラジン C.ルメール 1.33.0 ハナ 33.2 09-10 池江泰寿 3
5着 アルビアーノ 柴山雄一 1.33.1 クビ 33.7 05-05 木村哲也 5

■ラップ構成

200m 400m 600m 800m 1000m
12.6 23.5 34.6 47.1 59.0
12.6 10.9 11.1 12.5 11.9
1200m 1400m 1600m    
1.10.1 1.21.6 1.32.8    
11.1 11.5 11.2    
4F 45.7 – 3F 33.8

■2015第32回マイルチャンピオンシップレース映像

■各馬のコメント

1着モーリス

出遅れどころかむしろ好スタート。

スローの外目を不利なく伸び伸びと追走。

直線では1頭だけ見違える手応えで抜け出しての快勝。

ムーアの積極策も奏功。

転厩してから過去のデータがアテにならないほどの別馬となった。

2着フィエロ

またしても2着に敗れて先週のマリアライトに続く初重賞制覇がG1とはならなかった。

ただ、馬の出来はよくミルコもソツなく乗って完璧。

今日のところは勝ち馬を褒めるしかない。

思いのほかスローで、ディープ産駒得意の時計勝負にならなかったのも不運。

能力は出し切っただけにミルコの腕に感心させられた。

モーリスが覚醒する前だった昨年に勝てなかったのが惜しまれる。

3着イスラボニータ

ゲートが開いて飛び出るような格好で4番ダイワにぶつかった。

その反動で今度は6番アルマワイオリに弾かれて後方に下げざるを得ない最悪の展開。

道中は腹を決めて内々を追走し、何とかサトノアラジンの直後まで維持。

直線は外を諦めてイン突きに徹するものの、進路の確保に手間取ってしまう。

フジキセキ産駒としては不利な上がり勝負ながら最速の33.0を駆使しての3着は立派。

もしも出遅れがなかったら道中のポジション取りも楽になったろうし切れ不足も問題にならなかっただろう。

出遅れたのが致命的な敗因となるため、モーリスとの勝負付けは終わっていない。

4着サトノアラジン

能力的に順当な4着。

道中はイスラボニータの前に位置していたが、ルメールが選んだのは外の進路。

乗り方としては合格点とはいえG1のルメールに怖さはまったく感じない。

腹を決めて内に徹した蛯名との差が着順の差。

5着アルビアーノ

スワンSを逃げずに勝ったため、今回も好位での追走。

ただ、女傑クラスではなくあくまで展開の紛れがあれば一発レベルの馬。

牡馬相手には厳しいが来年のヴィクトリアマイルではかなりの期待値。

7着ダノンシャーク

このスローを直線で後方3番手では・・・。

年齢的な衰えもあるかもしれないが、今の岩田が使えないのも納得の乗り方。

ただ、昨年が何もかも上手く行き過ぎたというのもある。

14着ヴァンセンヌ

安田記念ではモーリスの2着に敗れたものの、祐一の進路取りのミスが敗因でもあり順調ならと期待された馬。

毎日王冠に続き天皇賞秋も期待を裏切ったが、地元の京都に替わっての一変もなく低調。

早々と終わってしまったのか。

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