ドゥラメンテばかり取り上げていても個人的感情が強すぎるため、他馬にも敬意を払わなくてはならない。
リアルスティール
ライバルの筆頭は皐月賞で2着に食い下がったリアルスティール。
この馬はドゥラメンテが自滅したとはいえ、実際に共同通信杯でドゥラメンテの追い上げをしのぎ切って勝っている。
セールスポイントは類稀な競馬センスと自在性だろう。
ゲートのでも悪くないし、さっと好位につけられる操縦性はドゥラメンテにはないモノ。
スプリングSのように外を回しても切れる脚も使えれば、共同通信杯のように内々を器用に立ち回れるセンスも打倒ドゥラメンテには大きな武器だ。
ドゥラメンテがその名の通り荒々しい走りをすれば、リアルスティールはソツなく安定した走り。
ともすれば気性の悪さで出遅れや折り合い難の脆さが垣間見えるドゥラメンテに対してリアルスティールの信頼性ははるかに上回る。
それぞれ天才型と秀才型がごとくであり、上下のブレが大きな天才型にと安定して能力を発揮する秀才型のイメージ。
※ラオウとトキみたいだとか言い出すと脱線してしまうのでやめておく。
共同通信杯のようにドゥラメンテが能力を発揮できないシーンがあれば、ドゥラメンテ以外にはアドバンテージがあるリアルスティールの戴冠も十分にありえる。
※大きなレースになればなるほどミスを犯す鞍上の話は置いておく。彼の最近の頑張りはアンチの小生でも認めている。
ただ、安定感があるがゆえの大物感がないのも確か。
もしかしたらやらかす可能性のあるドゥラメンテより馬連の軸ならばリアルスティールが相応しいと思うのは一般的にもそうではないだろうか。
相手のミスに期待するのは幾分悲しくはあるが、勝った馬が強いというのも競馬。
リアルスティールにしても油断しているとスプリングSのようにキタサンブラックの抜け出しを捕まえられないこともある。
ドゥラメンテの自滅待ちではあるが、この馬の2番手評価も抜けた2番手。
全兄ラングレーも東京2400m勝ちがあり、距離延長に不安はない。
■スプリングS(G2)
キタサンブラック
父ブラックタイドということもあって血統的な評価は見くびられそうなキタサンブラックではあるが、ブラックタイドは言わずもがなのディープインパクトの全兄であることはそれほど知られていないかもしれない。
残した実績の違いこそあれ、血統構成は父サンデーサイレンス×ウインドインハーヘアとまったく同じ。
中山のスプリングSを勝って、皐月賞も3着だからといって中山巧者なわけでもなく、むしろこの馬が強い競馬を見せたのは東京コースの方。
■500万下
何しろこのレースで後ろを振り返るほどの楽勝をしながらも、その3馬身後方の2着馬は京都新聞杯(G2)を勝ったサトノラーゼン。
キタサンブラックのスプリングS優勝も皐月賞3着もフロックではなく、高い能力に裏づけされた実力での結果であるとわかる。
内枠を引けたならこの馬の先行力はどうしてもドゥラメンテを意識せざるをえないリアルスティールよりは怖い存在。
問題は好調の浜中から北村宏司への鞍上弱化である。
折角浜中が空いているのにもったいない。
サトノクラウン
皐月賞では6着に敗れたものの、この馬が能力を出し切ったとは言えない内容。
出遅れて終始外を回さざるをえなかったこともあれば、勝負どころでは不利を受けて大外からの追い上げとなってしまった。
とはいえ表向きは無敗の3連勝も強い馬との対戦がなかった結果でもある。
仮に不利がなくともドゥラメンテの末脚の破壊力は歴然であり、サトノクラウンのそれが見劣ってしまうのは仕方のないこと。
だが、上がりに関してはドゥラメンテの33.9はともかくとしてNO.2だったリアルスティールの34.5と同じである。
弥生賞では1馬身半負かしたブライトエンブレムに逆転を許したのは出遅れと不利の影響と考えればキタサンブラックとは同等の評価も可能。
弥生賞だけでなく東京コースの東スポ杯(G3)を無敗で制した舞台でもあり、巻き返しは必至。
■弥生賞(G2)
PR
やるな競馬スピリッツ。。。
わいもWIN5当たったらこれより儲かるはず(震え声)
コメント